インタビュー抜粋して日本語訳

 

前の記事にも書いたように、
ちょっとだけニッチな雑誌が載っけてくれるということがあった。

Classic Christian Rockっていう雑誌が、わりと立派な記事にしてくれて、それはやっぱり「クリスチャンメタル」「クリスチャンロック」っていう自分たちの属するサブジャンルの話だったから、正直とても嬉しかった。表紙に名前が載ってるのは素直に嬉しかったですよ。

 

あとは、インタビューってことで言えば、前にトラックバイトラックってことでとあるサイトのインタビューに答えたんだけど、

これかな。
http://www.breathingthecore.com/2021/07/track-by-tracks-imari-tones-nabeshima.html

日本語訳は以前の記事にのっけたね。

 

あとはこれもメタル系の気合いの入った個人運営っぽいサイトだけど、インタビューを載っけてくれた。Metallianっていうサイト。

 

IMARI TONES

ただ、明らかに「クリスチャンが嫌い」という立場からのインタビューだったので、質問内容も意地が悪かったし、掲載された時の編集の仕方も意地悪だった。
とはいえ、メールのやりとりはスムーズだったし、逆の立場で応援してくれてるのかも、というニュアンスも感じた。

このサイトは、なぜだか日本人の翻訳サービスの会社と提携しているらしく、僕が英語で書いたインタビューも日本語化されていた。
日本人の方に訳してもらったかと思うと、僕の拙い英語で本当にすみません、と思った。
でも僕の言い方がいけないのかもしれないが、実際に翻訳されてみると、そこはちょっと言いたいことのニュアンス違うんだけどなぁ、っていう箇所も多々あった。

まあしかし、文句を言える立場ではないし、リンクを貼っておきます。
他の名のある日本のバンドさんたちと一緒に掲載されているのは、やっぱ恐縮かつ面映いですね。

 

 

で、アンダーグラウンド系というのか、インディな感じのメタル系の雑誌(のように見える)、The Metal Magさんにのっけてもらいました。

これもなんか、表紙に名前のってるとちょっと嬉しいね。漢字のロゴだとなんかじわじわ来ます。

インディな感じは漂うんだけど、かなり気合いの入ってるメディアさんだと思います。やりとりしてても、そういう熱心さを感じました。

で、内容は英語で、雑誌は有料なんですが

こちらから買ってね
https://www.themetalmag.com/the-metal-mag-n44-july-august-2021/

 

インタビューの一部を日本語にして抜粋してみようと思います。

 

以下。
一部の質問の抜粋です。

 

Q. あなたは二枚組のアルバムをリリースしましたが、それはどのように作ったのですか?時間はかかりましたか?

そうだね、僕らは”Nabeshima”というアルバムをリリースしたよ。
実はこの話は、2013年頃までさかのぼるんだ。
何度かアメリカをツアーした後、僕たちは日本人としてのルーツを追及したくなった。
それで僕たちは、日本のキリスト教の歴史をテーマにした”Jesus Wind”っていうコンセプトアルバムを作ったんだ。
でもその後に、僕たちはさらに先へと進み、日本の伝統音楽に基づいたクリスチャンメタルのアルバムを作ろうと決心したんだ。それがこの”Nabeshima”っていうわけさ。
曲のほとんどは2015/2016年に書いたよ。
だから完成させるためには、とても時間がかかったね。

 

Q. クリスチャンの少ない国でどのように受け入れられていますか?一般のオーディエンスにどのようにリーチしていますか?

僕たちがクリスチャンメタルを演っている、って言うと、ほとんどの日本の人たちはそれを本気にしないよ。だけど僕たちに出来るのは良い曲を書いてプレイすることだけさ。音楽を気に入ってもらえれば、やがてメッセージも伝わるって信じてるからね。面白いことに、日本語で歌うよりも英語で歌う方が受け入れてもらえるみたいなんだ。それは海外のオーディエンスだけじゃなく、日本のオーディエンスもそうなんだ。たぶん「説教くささ」が減るからじゃないかな。でもこの”Nabeshima”アルバムでは、僕らは日本語で、クリスチャンのメッセージを持った曲をたくさん演っている。人々がどのようにそれを受け取るかはわからないけれど、受け入れてもらえるといいな。

 

Q: あなたは日本語と英語で歌っていますが、日本語の意味を英語に翻訳するのが難しいと感じますか?

これらのふたつの言語はまったく違うんだ。音の上でも、意味の上でもね。そのメッセージを、音楽的にも、意味の上でもぴったりくるように翻訳するのはとても難しい。
僕らのレパートリーの中には日本語の曲と英語の曲とがある。でもそれらの間にはちょっとした違いがある。
英語で歌詞を書く時には、とてもシンプルな内容になる。僕らの英語のスキルは限られているからね。だから英語の曲では、シンプルな言葉でジーザスを賛美する、ストレートな曲になるんだ。
その一方で、日本語で歌詞を書くと、それらはもっと複雑で、感情的で、ときには皮肉めいたものになる。けれど僕らはクリスチャンの信仰がどのようなものなのかを、自分たちの言葉で伝えようとしているんだ。

 

Q: 曲はどのようにして書いていますか?何か決まった方法や、儀式のようなものはありますか?

ソングライターとしては、僕は意図して曲を作ろうとすることはほとんど無いんだ。ほとんどの場合、ギターを弾いていたり、シャワーを浴びていたりする時に、なぜだか曲を思い付くんだよ。それらのインスピレーションがどこから来るのかはわからない。だけど、それが神から、ホーリースピリットから来ているものだと信じたいね。

 

Q: 歌詞はどのようにして書きますか?本からインスピレーションを得るのですか?毎回宗教的なことについて書くのは大変ではありませんか?

さっきも言ったように、曲を書くこと自体は僕にとってはあまり苦ではないんだ。だけど歌詞を書くのはいつも大変だね。毎回どうやって書いているのか自分でもわからないよ。けれども真面目に答えるのであれば、キリスト教、クリスチャニティっていうのは人と神との間にある関係の中にそのすべてがある。それはとても個人的なもので、個人的な感情に基づいているんだよ。そう思ってみれば、信仰について書くのも、ラブソングを書くのと何ら変わりはないね。

 

Q: 素敵なビデオをいくつも作っているようですが、どのようにして作っているのですか?監督、ディレクターがいるのですか?

僕らの最近のビデオは、監督であるオオハラシンイチ氏(aka Photoshin)に作ってもらっているよ。彼は良い友達で、とても素晴らしい人物だ。彼らは日本のバンドのビデオをたくさん作っているよ。でも振り返ってみれば、僕らはいつも、その時にあるものは携帯電話でも何でも使って、DIY方式でビデオを作ってきたね。

 

Q: あなたたちは、古いサムライの戦いにルーツを見出しているようですが、それらは今では映画の中にしか存在しません。それらのサムライの文化は日本の文化の中心で、それを世界に発信したいと考えているのですか?

侍の戦いが日本の文化の中心だとは必ずしも思っていないよ。僕たちは侍の精神性にフォーカスを当てているんだ。それは武士道と呼ばれるものだ。日本のキリスト教の偉人である新渡戸稲造は武士道という本を世界に向けて書いた。彼によれば、キリスト教と武士道の間にはたくさんの共通点がある。侍たちは、命をかけた戦いの中にも美であるとか正義を見出そうとしたんだ。そうした道徳心や精神性を、世界の人たちに向けて発信できたらいいなと思うよ。

 

Q: あなたたちはドイツに行ってレコーディングしましたが、その理由は何でしたか?それはメタルの世界の中で注目を集める成果につながりましたか?

その当時、僕たちは日本のプロデューサーと一緒に仕事をしていた。それはTak Yonemochiという人で、彼はAir Pavilionという多国籍バンドのギタリストで、また日本では有名な音楽ジャーナリストでもあった。ドイツに行ってレコーディングをするというのは彼のアイディアだったんだ。僕たちはドイツでSascha Paethと一緒に3曲をレコーディングした。サシャ・ピートはAngra, Kamelot, Edguy等のプロデューサーとして知られていた。けれども振り返ってみると、皮肉なことに、僕らはそういったジャーマンメタルやシンフォニックメタル等のバンドをあまり好きではなかった。だけどサシャ氏は僕らの曲で素晴らしい仕事をしてくれたよ。レコーディングした曲の中で、”Karma Flower”という曲は、今でもファンの間では人気があるよ。
僕たちはビジネス面はからっきし駄目で、レコード契約を得ることが出来なかったんだ。だけどそれはとても良い経験で、僕たちはTak Yonemochi氏からも、Sascha Paeth氏からもたくさんのことを学ぶことが出来た。
そこではっきりしたのは、僕たちは必ずしもメインストリームのサウンドが好きじゃないっていうことさ。僕たちは自分たちのサウンドを、自分たちの手で、DIYな方法で作っていくことにしたんだ。なぜならそれが僕たちの音楽の原点だからね。

 

Q:どのバンドでヘヴィメタルを発見したのですか?Stryperに影響は受けましたか?

厳密に言えば、僕が最初に聴いたヘヴィメタルバンドは、13歳の時に聴いた日本のAnthemというバンドだ。
だけど僕をヘヴィメタルに夢中にさせたのはJudas Priestだ。Painkillerアルバムは、13歳の少年に大きなインパクトを与えたんだ。それが僕がギターを始めた理由だよ。
だけどギターを弾くようになると、歴史をさかのぼって色々なバンドを聴くようになる。そしてEddie Van Halenを発見して、僕の世界は変わってしまったんだ。僕の青春時代は1990年代だったけれど、当時すでにSteve VaiやYngwieのように、エディよりももっと速く、正確なプレイをするギタリストはたくさん居た。だけどエディ・ヴァン・ヘイレンは全然違う存在だった。彼の魅力はスピードとかテクニックじゃなかった。彼のプレイはまるで、ギターが直接ハートに繫がっているみたいだったんだ。それはとても生き生きしていて、他の速弾きギタリストのメカニカルなサウンドとは大違いだった。それ以来、Eddie Van Halenは僕にとって最大の影響であり続けているよ。
だけどその後は、自然とヘヴィメタル以外の色々な音楽を聴いてきたよ。
Stryperについては、大人になってから、クリスチャンになった後で聴いたんだ。彼らのことはとても尊敬しているし、歌詞の中にStryperへのオマージュもあるけれど、音楽的に言えば、直接の影響は受けていない。でも、彼らの初期のアルバムは大好きだよ。

 

Q:あなたはなぜギタリスト/シンガー(ギターボーカル)になろうと思ったのですか?レッスンを受けたことはありますか?

僕はギタリストとシンガーを兼任したいと思ったことは無いんだ。僕はEddie Van Halenになりたかった。Nuno Bettencourtになりたかった。だからシンガーになりたいと思ったことは無いんだ。けれども、このバンドに適したシンガーを見つけるのはとても難しかった。信仰のようなメッセージがあれば、なおさら難しい。僕たちは何人かのシンガーとセッションしたり、何度かはライヴをやったりもしたけれど、長続きはしなかった。だから僕は自分で歌うしか選択肢が無かったんだ。だけど、その後の人生の中で僕はブルースのファンになった。そういったブルースの伝説的なプレイヤーたちを見ていると、ギターを弾きながら歌うということに、より意味を見出せる。僕の最大のブルースヒーローは初期のフリートウッドマックにいたPeter Greenだよ。
あと、歌のレッスンを受けたことは無いね。でも、受けたいとは思っているよ。年を取り過ぎないうちにね。

 

Q:日本では、仲のいいバンドや、一緒にショウをプレイするバンドは居ますか?

以前、仲間たちと一緒にCalling Recordsというレーベルを立ち上げたことがある。それは僕たちのアイディアではなかったけれど、クリスチャンでバンドをやっている仲間たちが集まって一緒にやったんだ。そのCalling Recordsに所属していたバンド、Soul of Faith、CLOD、Xie等のバンドとは、一緒に何度もショウをやったよ。僕たちは良い友達だったけれど、残念なことに時が経つとそれらのバンドのいくつかは解散したり、活動を止めてしまった。
それから大先輩だけどB.D.Badgeの名前は挙げておきたい。彼らは1990年代には「栄光号」という名前で活動していたクリスチャンロックバンドだった。彼らは歳上で、1978年に最初のレコードをリリースしているんだ。彼らは今はB.D.Badgeとして再結成して活動しているけれど、今でもいくつかのクリスチャンソングを演奏しているよ。彼らの音楽はクラシックロックとファンクといった感じで、東京のローカルシーンではリスペクトされている。僕たちは彼らとバーでのギグを何度も一緒にやっているよ。

 

 

さて、抜粋、っていうわりには長かったですが、
実際にはさらにこの倍くらい質問に答えてますので、
興味のある方は、英語の記事になりますが、あるいはアンダーグラウンドのメタルシーンを応援しようという気持ちのある方は、
ぜひThe Metal Magを買って読んでみて下さい。
Vol.44に僕らの記事が載ってます。

再度、リンクこちらです。

https://www.themetalmag.com/the-metal-mag-n44-july-august-2021/

 

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