ぬいぐるみミュージックビデオ

 

数日後にリリースとなる「アコースティックEP」から、”One Sheep”(一匹の羊)のミュージックビデオを公開しました。

相変わらずインディで小規模なニッチな活動のバンドではありますが、この曲はたくさんの人に聴いてもらいたいです。
クリスチャンの友人たち、というだけでなく、日本の皆さんに、という思いです。

 

そもそもこの「アコースティックEP」は、わりと臨時の企画でして、それは、今年2020年はたくさんの音楽を作ったにも関わらず、ビジネスが下手なため、公式なリリースが何も出来なかった。
だから、年内に何でもいいからオフィシャルなものをリリースしたい。
そんな思いで、10月から11月にかけて、急遽、4曲入りのEPをレコーディング制作しました。

 

御存知のとおり(知らないかもしれませんが)、今、僕たちImari Tones (伊万里音色)は、理由A)ドラマー摩耶こうじ氏の肩の負傷、理由B)コロナウイルスをめぐる社会状況、理由C)今は水面下の準備に注力したい、によって、ライヴバンドとしての活動はストップしています。

ですので、この「アコースティックEP」に関しては、いつもと違うスタイル、2020年ならではの作品として、「臨時のデュオスタイル」にて制作しました。

アコースティックとはいいつつも、それらの4曲は、エレクトリックギターも使い、ベースやパーカッションも使っていますが、いつもの「ヘヴィメタル、ハードロック」な音楽性とは違うものになっているのは事実です。

また、前作であり、[Tone-Hassy-Jake]体制の最後の作品であった”Overture”アルバムに引き続き、このEPは日本語で歌詞を書きました。

 

日本語の歌詞で作品を発表することには、とても複雑な思いがあります。
それは、僕たちのファン/リスナーは、基本的に(残念ながら)海外の人が多く、それらのオーディエンスに対して、日本語の作品はやはりちょっと反応が鈍い、理解されない傾向があるからです。(これは結構な悩みというか、長年のジレンマです)

だけれども、日本のクリスチャンバンドとして、日本語で、日本の皆さんに向けて、クリスチャンなメッセージ、聖書やイエス・キリストの愛のメッセージを込めた、そんなメッセージソングを作り、届けることは、とてもやりがいのあることです。

それが出来ただけでも、今回、この「アコースティックEP」に取り組んだ甲斐があったと思っています。

 

この曲、”One Sheep”、日本語タイトルは「一匹の羊」、となりますが。
これはインディロックの曲です。

なんと呼んでいいのか、僕はわからない。
インディロック? インディポップ?
最近はこの手のインディロックをmath rockと呼ぶらしいけれど、変拍子とか使っていないからそれも違うような気がするし。

多少へんな音がピコピコ言ってるけれども、エレクトロなんちゃら、ではないし。
どちらかといえばオシャレ系の曲だと思うんですが、オシャレというもの自体、わかっていないので、やっぱりわからない。

でも、僕は自分が普段好んで聴く音楽は、そういうものが結構あったりするので、ちょっと趣味を反映した感じです。世代的にどうしてもアーリーノーティーズな感じになりますけどね。

 

本来ならば、スタイル的に、サイドプロジェクトでやるべき曲かと思います。
何故って、もう何年もの間、計画していたインディロック系のサイドプロジェクトを、現在ようやく、立ち上げるために準備しているのだから。

ヴォーカルのスタイルにしても、明らかにそちらのサイドプロジェクトで試しているスタイルでやってしまっている。(どういう印象、感想を持たれるかわかりませんが。この、ちょっとジェンダー的にアレな感じのヴォーカルに対して。)

だけれど、歌詞のメッセージが、非常にクリスチャン的、キリスト教のメッセージを持つものになったので、これはImari Tonesでやってみよう、と決意しました。

打ち込みインディロック系なので、アコースティックEPと言いつつも、この曲だけはアコースティックギターが入っていませんね。

 

そして、手作りのミュージックビデオを作ってみた。
実のところ、もう1曲、「血まみれのメサイア」のビデオも現在制作中で、仕上がりが楽しみなんですが、そちらはプロに任せているので、この「一匹の羊」は、自家製の手作りビデオです。

ぬいぐるみを活用した手作りなビデオですが、とてもキュートでハートウォーミングなものが出来たと思っています。

 

クリスチャンの人には一目瞭然だと思いますが、この曲は聖書の中にある有名な「迷い出た羊のたとえ話」をもとにして書いた曲です。

百匹の羊が居たとして、その中のたった一匹でも迷子になってしまったら、残りの九十九匹を置いてでもその一匹を助けに行く、みたいな話ですね。(違ったかも)
確か、新約聖書のマタイの福音書18章とか、ルカの福音書15章あたりに書いてあったはず。

キュートなぬいぐるみの映像(静止画アニメーション)も含め、日本語の歌詞が理解できれば、結構泣ける曲、泣けるビデオに仕上がっているはずです。

 

いつものヘヴィメタルソングよりも明らかにフレンドリーな音楽性ですし、心温まるメッセージソング、ということもあって、いろんな人にぜひ見てもらいたいです。

仮にも日本のクリスチャンバンドとして、こういう作品を演れてよかった、その機会が与えられたことに感謝をしています。
(でも、将来的に、今後も日本語の作品を作り続けるかと言われたら、なんともいえないのだけれど。とはいっても”Nabeshima”は日本語と英語が半々なのですが)

 

ちなみに、なお話としては、ビデオで主役を演じている「羊」のぬいぐるみですが、これは、実のところ「羊」ではなく「アルパカ」です。たぶん、アルパカのぬいぐるみ、だったはず。
でも、可愛いし、羊もアルパカも似てるから、どっちでもいいや、みたいなノリで主演してもらいました。

いつものメタルよりは、比較的にスタイリッシュな曲だから、僕も普段のぼさぼさ頭のよくわかんない髪型じゃなくて、髪を後ろで束ねてみたりしました。なんか新鮮だった。
あとはMarieの眼鏡萌えな姿もそうなんだけれど、Marieはビデオ撮りながら、演奏しながら泣いちゃってるのね。見ればわかると思うんだけれど。自然にエモーショナルになったと思います。

 

そして、ギター的、機材的には、それほどどうってことはなく。
使用したギターは、Bacchus Globalの、この数年、普段弾きでよく使ってる「マンゴー製のイケベモデル」のやつ。ずばり4万円。ピックアップはシングルのミックスポジションだったと思う。

それを、直接オーディオインターフェイスに突っ込んで、プラグインのアンプで鳴らした、というだけですね。
使ったアンプシミュレーターのプラグインは、brainworxのENGL E765 RetroTubeだったと思う。あとは、MercuriallのフリーのTubeScreamerも使ってるはず。

ENGL RetroTubeは、普段の作曲の際にデフォルトでテンプレートに入ってるから、それがそのまんま「面倒だからこれでいいや」みたいなノリで最後まで採用されちゃったんだと思う。

けれども、比較的ローゲインでシンプルなプレイだけれども、味のあるソロが弾けたように思います。
直接オーディオインターフェイスに突っ込んでライン録りするから、インピーダンスの関係なのか、妙にマイルドな音になっちゃって、それがいいのか悪いのか、わからないけれど、この曲には合っていたと思う。

あとはベースも含めて、きわめてシンプルな打ち込みによるものです。

 

そんな感じかな。
どうもありがとう!!

 

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