さて、2021年、我々Imari Tonesは大切なアルバムをリリースしたものの、
世の中は依然としてCOVID-19の影響により、ライヴ活動がしづらい状況です。
リリース当日に、実験的にFacebook/Instagram上にて生配信ということを初めてやってみましたが、人前と言ってしまってよければ、それが現体制の伊万里音色にとって初めての「人前での」演奏となりました。
けれども、その後もやはり、実際に予定していたライヴがキャンセルになったりと、社会情勢の影響は免れない。
しかし、僕らとしては、今のImari Tonesのライヴ演奏を見てもらいたい、今のバンドの音を聴いてもらいたい。
そういう思いがありましたので、ライヴ映像作品を作ろうと思い立ちました。
DIY方式ではありますが、きちんとマイクを立ててマルチトラックで録音し、複数台のカメラを使って映像を撮影し、メンバーそれぞれのインタビューも収録してひとつの映像作品の形にしてみました。
撮影したベニューは過去に何度もお世話になっている西横浜エルプエンテさん。
実のところ、やはり緊急事態宣言が出ている状況下でしたので、お店の営業時間も限られており、時間に余裕の無い中での撮影でした。
ゆえに、演奏も完璧でない部分もあり、もっとこの曲もやりたかったのに、とか、この曲はもう一度演りなおしたかったなあ、という部分もあります。
しかし、かなり上手くいった曲もあるし、現在のImari Tonesは(当社比では)演奏力はかなり上がっているので、きっと楽しんでいただけるんじゃないかと確信しています。
こちらが全編
うまくいった曲をいくつか、単体でアップしてあります。
“Dying Prophet”
これはJesus Windアルバムに入っている必殺曲のひとつですが、Hassy&Jake時代からライヴ演奏していたけれど、現メンバーで非常にパワフルになりました。
かなり難しい曲で、ベースも難易度が高いのですが、Marieがちゃんと弾きこなしているところも注目です。2018年当時、彼女をバンドに加入させることには迷いもありましたが、Hassyでも苦戦していたこの曲をMarieがこうして弾きこなすようになったのは感慨深いです。今では結構いけてる女性メタルベーシストになったんじゃないでしょうか。
“Unlimit”
この曲もHassy&Jake時代から演奏していますが、Kojiさんがドラムの時に、リズムアレンジがちょっと変わりました。ちょっとダンサブルなグルーヴ系のハードロック、みたいになったんですが、現体制でShinryu師範がドラムになったので、さらにパワフルな「筋肉グルーヴ」(なにそれ)みたいな曲になりました。
“God Anthem”
ご存知、っていうか、今の伊万里音色にとってのいちばんの話題作というか問題作。
君が代をベースにした賛美歌メタルです。
昨年、Marieと2人でデュオの形で演奏した動画もYouTubeに上がってますが、こうしてついにバンドの形でライヴ演奏を披露することが出来て感慨深いです。
意外としっくりくるんですよね、この曲。
新たな代表曲として、これからガンガン演奏していきたいです。
見ていただいて、最注目なのはやはり新メンバーであるShinryu師範のドラムであろうと思います。
非常にパワフルに、かつテクニカルに、これぞメタルといったドラムプレイで、見ていてもかっこいいです。
ロックバンドにおいて、ドラムというのは非常に重要です。
これらの楽曲を見て聴いていただいて、それらの曲が今こうして、本来の姿、本来の形で鳴らすことが出来ていると感じます。
もちろん、昨年まで一緒に活動してきたKoji氏も80年代の本物の音を持った素晴らしいドラマーでしたが(一緒にやれて光栄でした)、Shinryu師範はスタイル的にもう少しモダンで、Toneの作る楽曲と相性が良いようです。
また、ソーシャルメディアや動画等を通じて活動を見守ってくださる方はきっと感じてくれていると思いますが、チームとしての団結も、今のImari Tonesは最高の状態です。
素晴らしいドラマーであるShinryu師範の加入によって、さらにパワーアップしたImari Tones、これからきっと期待していただけると思います。