正月に縁起もんだと思って久々にSister Rosetta Tharpeを聴いてるが、やっぱ半端ねえな。自由な歌い回し、歌い崩しが凄い。
歌唱技術がどうの、リズムの取り方がどうの、インプロヴァイズがどうの、そういう次元を越えて、このパフォーマンス自体が神業と感じる。
(まぁいつものギャグだが、ゴスペルミュージシャンに向かって「神業」つうのもどうかと思うが)
自分はシンガーとして影響を受けたのはSuedeのブレット・アンダーソン(がほとんど)だといつも言ってるけど、この歳でまた影響を受けるとしたらこの人かもしれん。
いきなりこの展開でギターソロをメジャーキーで弾くのも、あまりにもマイペースで衝撃的だ。(そしてこのギターのおっぱいヴィブラート、真似できる人いるのか?w)
しかし、テレビ番組かなんかに登場した際のインタビュー付き音源を聴いていて、司会者に「あなたは自分のことを、エバンジェリストだと考えているか、それともエンターテイナーだと考えているか」と聞かれて、「エンターテイナーだ」と即答したシスターに、なんかプロフェッショナルってものを感じた次第。わかるぜ、それ。