さて1月末に愛知ミニツアーを行いました。
豊橋と名古屋にてそれぞれライブを行いました。
短い「ミニツアー」ではあるものの、非常に充実したものになりました。
クリスチャン風に言えば、「祝福にあふれた」ツアーでした。
応援してくれる人たち、待ってくれていた方々に会うことが出来ました。
それはとてもかけがえのない瞬間であり、経験だったと言えます。
もともと世間と距離が遠く、またクリスチャンメタルということで、どうしても海外向けの活動、発信にならざるを得ない僕たち。
これまで5回もアメリカ遠征を行っていますが、国内のツアーはあまりやっていない。
“The Extreme Tour Japan”の一環としての地方遠征、またキリスト教関係のイベントでの遠征は何度か行っていますが、単独のバンドとして国内の地方遠征を行ったのは、実は初めてのことではないでしょうか。
色々と遅まきというか、少しずつ進んでいる僕らのバンドですが、”Nabeshima”アルバムを完成させ、現ラインナップとなり、なんというか「この歳になって」やっと活動が充実してきている感触があります。
そして、そんな初めての「国内遠征」の場所として選んだのはToneとMarieの故郷でもある愛知県でした。それはそれで勇気の要る決断でしたが、結果として非常に価値のある遠征となりました。
出会っていただいた皆さん、応援していただいた皆さんには本当に感謝申し上げます。
聖書には「預言者は故郷では歓迎されない」という言葉があります。
日本という場所についても同じことが言えますし、これまでの人生の中で、その聖書の言葉が当てはまるような体験は何度かしてきました。
だから、ToneもMarieも、たぶん豊橋ではベストな演奏は出来ないだろうな、と思っていた。
けれど蓋を開けてみれば、思いの外、良い体験となり、そして心強いファンの方々に応援していただきました。
久しぶりに帰ってきた故郷の町にて、とても新鮮な体験が出来ました。
また名古屋では(二日目の疲れはありましたが)、まさかの満員御礼となり、これまた心強いファンの皆様に後押ししていただき、絶好調の演奏をすることが出来ました。(ちょっとしたトラブルはいくつもありましたが)
ひとつ、驚いたのは、僕たちがクリスチャンバンドとして、メッセージ性の強いステージを繰り広げたにも関わらず、良い反響をいただいたこと。
これは、僕たちがメッセージ性を織り込みつつも、エンターテイメント性の高いステージを目指している結果でもありますが、
また同時に、そんな僕たちを温かく迎え入れて、受け止めてくれているということでもあります。
そしてまた、世の中の受け止め方が少しずつ変わってきているということも言えるかもしれません。
まだまだ小規模ではありますが、この愛知遠征で、さまざまな「つながり」を得ることが出来たこと。
全力で演奏してその手応え、返ってくる反響を感じられたこと。
これは僕らにとっては、間違いなく明日へと続く希望の光だと言えます。
その「つながり」のひとつとして、豊橋では、ローカルインターネットテレビ、「ぷれまTV」さんに出演する機会をいただきました。
クリスチャンメタルって何なのか、とか、どんな活動しているのか、とか、わりと「お茶の間向け」に喋っています。なかなか面白いから見てやってください。
クリスチャンメタルバンドとして、どうしても海の向こうへ行かないと、海外へ行かないと反響が得られないと言われてきた我々Imari Tones。
しかし、昨今の国際化の流れを見るに、きっと10年後には、海外へ行くまでもなく、日本国内が「国際化された外国」になるんだろうな、ということは、良くも悪くも感じています。
そんな中で、日本人の魂を。そして新しい国の基となる信仰(faith)を、指し示していきたい。
そんなふうに希望しています。
日本を、世界を、新たな信仰の境地に導くため、
我々伊万里音色、
新たな時代にロックしていく決意です。
p.s. 4月には京都への遠征を計画しています。(4月16日 京都 Silver Wings)
意義のある内容にしたいと思っていますので、ぜひ足をお運びください。