「戦国キリシタン」のミュージックビデオを公開しました。
この曲は、”Nabeshima”アルバムのDisc2に収録されている曲ですが、英語タイトルは”Sengoku Christians”となっています。
これは、”Kirishitan”という単語が一般的ではないので、わかりにくいかな、と思ってこのタイトルにしたんですが、もともとの日本語のタイトルが「戦国キリシタン」なので、そのまま”Sengoku Kirishitan”にしておいても良かったかな、と今になってちょっと思っています。
今度リリースする予定(?)のNFTも「キリシタン」がテーマになってるし。
そういう意味ではタイミング的にはちょうどよかったかもしれない。
タイトルの通り、戦国時代のキリシタンがテーマになっています。
具体的には、1番の歌詞では「細川ガラシャ」、2番の歌詞では「高山右近」を題材にしています。
日本にもそういうクリスチャンの歴史があるんだぞ、ということを世界にアピールしたいと思って書いた曲、って感じですね。
ビデオに関しては、昨年、これはもう、ちょうど一年前になりますが、バンドの皆で京都に行った際に撮った映像をあちこちで使っています。
観光しながら撮影した感じですね。ちょっとコスプレ的で恥ずかしかったですが。
でも海外のファンには受けそうです。
昨年の京都訪問については、MVの素材撮りという以外にも、キリスト教の視点から京都を旅するというドキュメンタリー的な意図もありました。
そのドキュメンタリービデオはまだ全然作れていないんですが、そうこうしているうちに来年4月に京都でライブをやることが決まりましたので、その際の映像と組み合わせてレポートしちゃおうかな、と密かに考えています。
またShinryu師範が見事な刀さばきで、剣舞を見せてくれています。
ほとんど、featuring Shinryuといった感じのMVになっています。
これに関しては、9月に行ったアメリカ遠征(The Extreme Tour 2022)において、Shinryu師範の剣舞がショウの重要な一部として定番となったので、その経験を生かしてビデオにおいてもフィーチャーした感じです。
全般的に和風のテイストで、キリシタンという重いテーマを扱ってはいますが、DIYスタイル(低予算)で、どことなく楽しい、うちのバンドらしい作風になっているんじゃないかと思います。
今回は完全に、自分たちで、DIY方式で作っちゃった感じです。
でも、振り返ればいつもそうやってビデオでも何でも作ってきたし、自分たちらしいと思う。
インディ志向で楽しく、といったノリが伝わればいいなと思っています。
曲そのものに関しても、和風メタルといった作風ですが、ギターソロ、間奏の部分で和風の音階をいかにもといった感じで使っています。
その音遣いが、どちらかというと「江戸の町を十手持って走る」といった雰囲気なので、「戦国時代」という曲のテーマを考えると、時代考証を間違えたかな、なんて思っていますが・・・
でも、もちろん江戸時代に時代劇みたいな音楽があったわけじゃないし、戦国時代にどんな音楽が流行っていたのか知らないしね。
結構ダイナミックな曲だと思うので、あまり細かいところは気にせず、楽しんでいただけたら幸いです。