2009年3月の日記

■…2009年 3月 2日 (Tue)…….朝方書いた文章。
ときどきいろんな夢というのか幻想、
いろんな人生の夢とかかけらを見たりするけれど、

バンド仲間と一緒に埼玉某所に住んでいたときに、
近所に確かこういうクルマを見かけた。
クルマというのかバンだね。

よくクルマに、
おそらくはいわゆる比較的、ヤンキーさんや不良さんと呼ばれる層から
大きくなったと思われる人達が、
たとえば矢沢栄吉とか、あとなんだろう、安室なみえとか?
そういう人気のあるロック歌手やアイドルの、
絵を、スプレー画みたいな、でっかく描いている、
それで街を走っていたり、
地方ならではの牧歌的風景なのだろうけれど、
見かけることがあると思う、

その、近所で見かけたクルマには、
B’zの絵が描いてあった。
イナバさんとマツモトさんだよね。

そのB’zのお二人の絵が、
なんだかかなり、悪人ぽく、
人相悪く描かれていて、
すごく逆におもしろかったんだけれど、

なぜそれを思い出したかというと、
昨日、乾電池を買おうと、
某所のドンキホーテに入ったら、
家電売り場で、B’zのビデオがどどーんと流れていて、
それで思い出した。

ずっと曲がメドレーで流れていたけれど、

ああなんだか、
あの、僕らが思春期やティーンエイジャーだったころ、
絶頂を極めて、すごくかっこよかったB’zさんも、
なんだか、そういったちょいワル保守オヤジ層的な、
アクトになってしまったんだなあ、と、

それらの曲を聴いて思ってしまった。

僕はもともとB’zは、そんな好きでもないけれど、
決して嫌いじゃあない。

ロックだとは思わないけれど、
たとえ、いろいろパクるというのか、引用している
不可思議な事実にはあるにせよ、
日本のポップ、ロックならではの、
良い曲を書いていたし、

僕自身、すごく好きな曲が、
ティーンエイジャーだったころの思い出とあいまって、
いくつかあるくらいだ。

ああ平和な時代だったなあ(笑)

当時の絶頂を極めていたB’zさんは、
J-Pop的な売れる要素と、文句ないルックス、
それから、文句のつけようのない確かにハードロックのリフやサウンド、
演奏技術とか、マツモトさんのギターなど、
ほんとに、いわゆる洋楽ロックファンからしても、
否定しようのない絶対的なアクトだった。

ような気がする、たぶん。

21世紀になって、年季が入ってからも、
アルバムとかちゃんと聞いてないから、
なにもいえないんだけれど、
街で流れている曲を聴くにつけ、
あーあの絶頂だったB’zさんも、
最近ではずいぶんとストレートで直球なロックになってるんだー、
と思って、
かえって好印象を抱いていたくらいだった。

なんだけれど、
昨日、それをどのドンキホーテの家電売り場で聞いて、
場所のせいかもしれないけれど、
とても、そういった保守系アクトに聞こえてしまった。

そして、以前見た、そのクルマに描かれたお二人の絵を
思い出した。

そこで何を思うかというと、
僕も、そんな、クルマにチョイ悪そうな、B’zの絵を描いて、
のめりこめるような、
そんな人生も、よかったなー、
なんて、思う。

それは、たぶん、とても幸せなように思えてしまうから。

ちょうど、漫画雑誌を開いて、
いまどきありえない、牧歌的なヤンキーのケンカ漫画を
読むような、無責任な懐かしさかもしれないけれど。

アメリカに、ライヴをしにいったり、
海外を意識して音楽作ってみたり、
するかもしれないけれど、

僕らの場合は、
ためらいなく言うけれど、
日本でどうしようもないからです、
ここに居場所がないから、外国に逃げるだけです。

日本で成功した人が、
外国に進出して成功すると、
とてもかっこいいけれど、
なかなかそういうふうにもいかないみたい、
コンセプトに違いがあるからなんだろうけど、
そういう、日本では知られてないけれど
外国だけで知られている日本のバンドさんも、
たくさん居ますね。

僕は僕らは。
居場所を探して、まだまだ旅を続けます。
「イスラエルのすべての町を巡り終える前には」
たぶんどっかなんか、見つかる。

ジーザスもそういってるような気がする。

地球一周する前には見つかるよ。
死ぬべき場所がさ。

No(264)

■…2009年 3月 3日 (Wed)…….juku-iphone-shiki
そいえば先日、
iPhoneを使ってみたんですが。

こちら
こんな感じ。
だめ?
いや、たんなるジョークだし。
勘弁してやって。

No(265)

■…2009年 3月 7日 (Sun)…….アップし忘れ

元町クラシックと猫の世話
2009年03月06日10:35

昨晩はVICのprayer meetingでした。
日本語で言うとお祈り会です。
最近やってなかったので、ジプシー教会なので
場所の問題とかもあって、
でもひさしぶりに復活だったのでした。

元町のキレイなオフィスで非常にグレイトでした。
うーん横浜。

しかし最近、夜になると寝てしまい本当にちょっと困っています。
夜になると寝るのは至極当たり前なんですが、

いろいろたてこんでるときには、
ちょっと困ったちゃんです。

要するにお子様のようなうちの嫁さんを
寝かしつけると、ついつい自分も寝てしまうのです。
プチ育児状態です。

朝の時間が、わりと使えるので、
それでなんとか、かろうじてなんとか進んでいるのですが、

むむう。

そして、いろいろとゆるい現在の職場さんにて、
gmailやらマイスペやらいじることも可能なので、
そんでiPhoneもあるしね、
隙をみていろいろ進むんですが、

実際、職場のガイジンチームさんたちも、
facebookとか見てたりするしね。

でもね、さすがに職場のPCでmixi開く気にはならんのよ。
だから、そこがいちばん、放置されるね。

そんなところだ、
ええい、時間だ。

コーヒー断ち

2009年03月05日13:25

昨日は夜にemergenzaさんのミーティングだったんですが、

実は一昨日から、コーヒー断ちに挑戦してるんですよ。

いや、コーヒーは好きだし、
とても好きなんですが、
こんなに飲むようになったのは一年ちょっと前くらいにお仕事が忙しくなってからで、
一日2、3杯程度なんですが、
気がつくといわゆるカフェイン中毒というのか、
たとえば休日にコーヒーを飲まなかったりすると24時間くらいでひどい頭痛に襲われるということが、度々あったので、
これはなにかの時とか色々と面倒だなと思い、
この機会にちょっと絶ってみようかと思いました。

で、一日目は大丈夫だったんですが、
二日目(昨日)の午後になって、とんでもない頭痛が。

うげえ、この前親知らずを抜いた時よりも全然きつい。
コーヒー程度でこんな苦しい思いをするもんなのか?

最後の方には吐き気まで襲ってきて這々の体で仕事場を出たのでした。

しかし渋谷でバンドの皆と合流する頃には嘘みたいに復活していたのでした。

それだけです、
ちゃんちゃん。

でもまた折をみてコーヒー飲もう。
でもしばらく日常的には飲まないでおこっと。

No(266)

■…2009年 3月 7日 (Sun)…….アップしわすれ
日曜日渋谷AUBE!!!!!

2009年03月06日10:36

というわけで、最後のお願いにやってまいりました(笑)

日曜日、3月8日、20:30から、渋谷AUBEにて演奏します。
そんなわれわれは伊万里音色(IMARITONES)です。

emergenzaというコンテストで、
演奏終了後に、手を上げて投票してもらう勝ち残りコンテストなので、
ぜひぜひ、
見にきてほしいのです。

こちら

チケットが当日だと2500yenとちょっと高めなのですが、
連絡いただければ、キャッシュバック割引いたします。

勝ち残りまで、あと少しのところです!
勝てば次はO-Westが待っています。
ぜひぜひ、皆さんの一票で、この国の政治をCHANGEしようでは、
ありま戦禍。

夜路疾駆(euro-sick)です!

No(267)

■…2009年 3月 7日 (Sun)…….今アップ
軽く告白

2009年03月07日01:50

あんましテレビにもタレントにも見てのとおり疎いですが、
緒川たまきさん、って、少年の頃、テレビの中で見た女優さんとかの中で、
美人だなあ、って思った後にも先にも唯一の人でした。

年季の入ったミュージシャン/劇団の人の結婚というのは、
想定内というか、順当にふさわしい気がします。

めでたいね!

ついでに日曜20:30、渋谷AUBE来てね!
こちら

ケラリーノ・サンドロヴィッチと緒川たまきが結婚
こちら

No(268)

■…2009年 3月 7日 (Sun)…….nikki
昨晩はADWのみーてぃんぐで、
いろいろ予定つまっててやることあるからいけないかなと思っていたけど、
結構あれこれ進んだのと、やっぱ楽しそうだなと思い、
あと嫁さんに来いといわれたので行った。
疲れたけどよかったっす。

ちなみにStatic-Xに取られた4月のHoustonの日程は同じ街の他のハコできれいに穴埋めできました。
不相応なでかいハコから、相応なアンダーグラウンドなハコになったのでよかったかもしれん。
なおかつ他の街でもう一本増えるかもしれない。
地獄ロードの予感。

じゃ、明日20:30、AUBE渋谷、伊万里音色(IMARITONES)、
よろぴくねー。

No(269)

■…2009年 3月 8日 (Mon)…….リハ
今日は土曜日恒例バンドさんのリハでした。
調子よかったと思う。

ギターも調子いいし、
ヴォーカルもよくなってきたし、
発するエナジーや、
ステージ的にも、
伝える点においても、
ジェイクのコーラスも。

これっを本番でぶっぱなすことができれば、
どこいったって問題ないや。

それが難しいんだけどね。

んじゃ明日渋谷で。
20:30、
ここね。
こちら
伊万里音色です。imaritones。

やれるだろ。

あとはやっぱCraneの青い真空管ブースターはやっぱ必要だな、
とても、分離のよい、自分らしい音になる。
メタル系の音というよりは、シングルコイル&Fender系の音のニュアンスになるのよね。
でも、そこに、メタル畑なのに、違う要素満載の、私の存在意義があるもんね。

No(270)

■…2009年 3月 9日 (Tue)…….理由はシンプル
ピックを二回も落とした。
一度のライヴで二度。

そんなにうちも、
頻繁にライヴやってるわけでもないけれど、
それでもそれなりにライヴ演奏して、
ピック落としたことはあんまりない。

ていうか前回落としたのは、
やっぱり昨年のエマージェンザだっけ?

もちろん、リハ、練習のときにも、
落とすことなんてほとんど無い。

そういう意味では、
やっぱやりにくい場所なのかもしれない、
AUBE渋谷、そんでエマージェンザ。

ていうか、そんなこといったら、
今のやたら「気」みたいのに敏感になってしまってる僕が僕らが、
演奏しやすい場所なんて、どれだけあるというのか。

エマージェンザというコンテスト進行、
コンテストの雰囲気や他バンドの持っている気、
それから、渋谷という街の持つ妖気、

そうしたものに、
一日中ずっと絶望してて、
演奏するにあたって、精神的な障壁がやたらとあった。

いい歳して申し訳ないけれど、
ナイーヴすぎるかもしれないが、
そういう感じだった。

リハの際から、もともと、リハーサルという場、
中途半端に他バンドやスタッフさんの見ている中で
演奏したりしないといけない場が苦手なこともあって、
リハでろくに演奏も声も出ず、
なんかもう、どうしようか、帰ろうかな、という感じだった(笑)

結構好きな例のマンガ「かぶく者」に出てくる主人公の役者じゃないけれど、
僕は僕らは、その場のオーディエンスや場が持つ気に敏感に影響され左右されるタイプのアクトだと思う。

その意味では、マイナス要素満載の、今日もそんな環境下で、
よく演奏しただけでも自分としては、やたらがんばった方だと思う。

今日、コンテストだから、お客さん、がんばって呼んだけれど、
当日にこれなかった方が結構いたけれども、
それでも、応援していただいた方々、VICから応援に来てくれた人達、
お礼を言いたい、彼らがいなければ、そもそも無事に演奏することすら
できなかったと思う。

見てた人には、
元気いっぱいに演奏してるように見えただろうし、
みんな、そんなふうに思わないだろうけれど、
実際は、そういうシンプルな事実と戦うために、
いっぱい努力をしていた。

今、ビデオ見て反省しているけれど、
ビデオカメラの良くない音質で、
録ったものに、
リヴァーブとEQとテープシュミレータをかけたら、
良い感じになったが、
そのままの状態だと、
ヴォーカルの下手さ具合や力み具合があからさまで、
とても聞くのが苦痛だった。

ヴォーカルについては、
今日は、そういった精神的な「気」的な障壁を
乗り越えて、萎縮することなく、声を出したつもりだが、
ちょっと力みすぎたみたいで、
ここ最近、発声に、力みを加えていた方針に、
多少見直しが必要かもしれないと思った。

今までのライヴで、自分のヴォーカルに、
それでも、自分自身、ここまで辛めの採点をしたことはないけれど、
今日は、直後、あーやっぱ、ヴォーカリストさん入れて、
他の誰かに歌ってもらったほうがいいかなあ、
と思ってしまった。

でも、試してみることはできるけれど、
きっとまた、いろんな理由で、
結局自分で歌うしかない、ということになるんだと思う。

ていうか、過去の演奏の記録を見直すと、
そんなに悪くないし、
やはり今回は、特別に精神的ななにかが良い歌唱を邪魔していたようだ。
しょうがないね、これはどうしようもない。
ピッチの合わなさ具合も、
過去の映像と比較して、今日はひどい。

良かった点をいえば、
しょっぱなに演ったKarma Flowerは、
最近はもとより、今までの中でも、いちばんというくらい
出来が良かったと思う。
歌詞間違ったけど、全体的として。

First Popは今日は僕が結構ミスってしまった。
発声も力みが目立った。

Only One Wishは、サウンド的には、意図どおりの成果が得られて、
ひととおり成功だったと思う。
ミスもしたけれど、サウンド意図としては成功。

それから、現メンバーになってからは、
初めてセットに組み込んだ”Changes!!”、
この曲を最後に持ってきてよかった。
同様に、ヴォーカルに力みが目立ったものの、
比較的悪くない発声ができていた、
と思ったんだけれど、力んでいたか、
しかし、イメージどおりのギターリフを打ち出すことができた。

このChanges!!は、はらっち&みねっち、のあの黄金時代(と自分では思っている)にも演奏していたけれど、
今回、はっしー&ジェイクとともに、以前演奏したときよりも、なぜだかしっくりときて格段に上手くいっている感触がある。

ギタープレイは、
リードプレイに関しては、最近の好調をうけて、
トップスピードは非常に上がった弾きまくり速弾きの境地に達しつつある、
が、同様の精神的影響から、ちょっとミスが多かった。

ギターサウンドは、
コンテストのスポンサーであるマーシャルのJVM410だったけれど、
コンテストを仕切っているジュリアンfromフランスが、
リハーサルの際に、この独特のアンプの構造をいまいちわかってくれず、
あやうく、歪みすぎ&超ちっちゃい音で演奏させられるところだった。
前の晩にたまたま、リハスタでもらってきた、JVM410の解説DVDを見てなかったら、
自分で対処できなかっただろう。
実際、本当に危なかった。予習してきてよかった。
かなりわかってないことを言われて、どうしてくれようかと思い、
そんなときには、僕のつたない英語でも、本当に言いたいから、ぱぱっと言葉が出てくるのであった。
あとは今年はジュリアンが早口で英語しゃべっても全部聞き取れたので、
ちょっと英語力の向上を実感できた(笑)
結果的には、良いサウンドで演奏できた。
コリーナVはやっぱ自分のスタイル的には良いみたい。

小さなトラブルその2としては、
これもよくあることで初めてじゃあないけれど、
マイクのブームスタンドが、歌ってるうちに横を向いてきて、
ずれてきてしまい、歌に集中できなかった。
かなり困るんだよね、これ。
以前にも何度かあったから、自分で演奏前に、
マイクスタンドをくるくる回して、締めようと思ったんだけど、
ケーブルぐるぐる状態でステージの上で、あれを自分で締めるのって、
ほとんど無理なのよね。
そういう意味では、僕みたいなタイプのギターヴォーカルにとって、
ブームスタンドというのは、結構実は、便利なようで、厄介な存在だ。

この段階で、electric eel shockのAKIさんが、
なぜブームスタンドを使わず、まっすぐタイプを使って歌っているのか、
よくわかった。
そういうトラブルを避けるためなんだよね。
さすが、経験からくる知恵ということか。
これも真似させてもらおう。

フライングVコリーナはなんだか似合うようになってきた。

はっしーが、最近、ルックス的に貢献点数が上がってきたうえに、
今日なんかも、かなりアクション動いてくれるようになった。

ジェイクは今日はかなり安定していた。
最初の合図の一発でスネアのスナッピーが入っていなかったのはご愛嬌だ。
まんぞうさんもよくやっていたし、それ(笑)
それからジェイクのネクタイも良い感じだった。

結果としてはいつもどおりだ。
僕らはとしては進歩しているつもりであっても、
何も変わっちゃいない、
結果はいつもどおり、そしてその理由もシンプルだ。

音楽的にすごく良いと評価してくれる人は、何人かいるけれど、
いろんな理由で、受け入れられない。
理由はともかく、拒否される、
構図はあんまりにもシンプルすぎて、手のうちようもない。

だから、打つ手として、人のやらないことを、
やろうとしたり、やったりしてるんじゃん。

そんで、必要なことは、あまりにもシンプル。
シンプルすぎるけど、それをやるのは。
だから、時間も手間もかけてんじゃん。
やろうとしてるんよ。

まあ、言ってるほど状況は悪くないかもしれないけどね。

なんだか、ブルーハーツでも聞きたくなってきた。
パンクロックがすきだ、やさしいから、なんつってさ。
こんな気分のときは、それがよくわかる。

そんでいつものごとく、
僕らにしてはがんばった集客ではあったけれど、
結局、当日にして来れなかった方続出であったりして、
結果的に、またコンテストには残れなかったけれど。
でも、それは、あんまし最初っから気にしてない。
皆に感謝してる。

総合して、前回の、良くなかったっていってた、
大久保での演奏と比較すると、
以外と、大久保のときのほうが自分たちらしくてよかったかも。
そう思って、過去の演奏の映像をいろいろ見返して、やっていたことを確認している。

そういう意味では、自分らのナイーヴさをよくかんがみて、
今後は、本当に、演奏する場所やライヴも、選ばなくてはいけない。

今日はほんと、妖気、悪い気と、絶望に、やられっぱなしだった。
無事に演奏しただけでも、よくやったと思う、ほんと。

そんで、投げるもんは、しっかり投げた。
返ってこないのは、いつものことだけれど、
そんでも、しっかり、返してくれた方々もいた。
本当に、感謝したい。

反省事項、
・力まないタッチの自分のヴォーカルスタイルに自信を持つ。
・人とは違う自分の天性の響きをあらためて知る
・周囲の気が、そうさせてくれないときは、しょうがない。
・楽しい演奏しかしない。楽しくない演奏は、しない。

しっかし、First Popのサビ前のタッピング、
あんな速いのよくきれいに決まるもんだな、
と、自分で思って、忘れることにする。

No(271)

■…2009年 3月10日 (Wed)…….illusions
さて朝だ、
ゆっくり文章書くところから始めさせてもらおう。

自分では、精神的なおかしな理由のプレッシャーが
あんまり大きくて、よくない演奏だったなーと
思っている、日曜の渋谷でのライヴだったわけだけれど、

冷静になってビデオ見返してみると、
案外と良い点が目についてくる。

つまりは、うまく演奏するなんてのは、
誰にも文句のつけようのない声で歌を歌うなんてのは、
あちら側が決めたサタンさんが決めたルールなんであって、

そんなもんに縛られる必要はないっちゅーことだ。

今の世の中は、確かにそのサタンさんのルールが、
ものすんごい支配的になっているけれど、
特に日本はそうだと思うけど。

ロックはもともとそんなもんじゃなかった。

そういう意味では、いい声を出していた。

最近、ギタリストとして、
好調なのは、要するに、2005年に、
自主制作作り終えて後、
もうちっと上手くなんなきゃと思って、
ちょっとずついろいろやってたわけだけど、
やっと、それらの技術について、
自分なりの整理がついて、
わかりやすくいうと、
人と同じことをやる必要はない、と
どんなテクニックであれ、
自分の文脈で、好きなようにしゃべればいいんだと、
気づいた、それだけなんだけれど。

ヴォーカルに関しても、
つまりは、どうせぶっこわれヴォーカルなんだし、
人と同じである必要はない、人の真似をする必要はない、
たとえば上から下まですべての音域が完璧に出せる必要なんてない、
自分の歌い方で、自分の必要な表現だけできればいいんだと、

あったりまえのことなんだけれどね。

さらに、歩いてたらいろいろわかったんだけれど、

ギタリストとしての自分は、
Rockな部分がソリッドに、ハードに、
そんな感じの存在なんだけれど、

ヴォーカルとしての自分は、
illusionistなんだということ。
かろやかに。

そんでそれが本質だっちゅーこと。

なおかつ、1年前にとりかかって、
半年前に完成した、
“Welcome To The School”の、
意義が、やっと自分でわかった。

illusionをやるんだっちゅーこと。
魔法をやるんだっちゅーこと。

そういうふたつの存在、人格みたいのが、
自分の中にふたつあるから、
ちょっと面倒なんだけど、
幸いギターの方は、考えなくてもできるから、
両方うまく使いこなせっちゅーこと。

いずれにせよ僕が思うのは、
僕は馬鹿でいいとうことだ。
僕は完璧を拒否する。

大馬鹿野郎で結構だ。

そういう意味では、ちゃんと投げたステージだった。
ある意味理想的なまでに、ちゃんと投げたステージだった。

そんなところかな。

そんなわけでいろいろわかったんだよね。

昨晩も、ダラスの牧師センセイに、スカイプと話していろいろ教えてもらったんだけれど、
その、自分の中にある間違った完璧主義のルールに
ふと気づいた。

そういうのにとらわれちゃいけないのよね。
こりゃ戦いだな。

昨年、2008年は、クリスチャンになりましたよっつって、
それから、この年に行ったライヴは、
全部、なんだかうまくいったんだよね。
全部、恵まれた、祝福されたライヴだったわけさ。

まあ、そんなにとんでもなくたくさんやったわけではないけれど、
それでも、全部、うまくいった、というのは、
すごくありえないくらいのことだった。

そんで、年あけてからこっち、
とりあえず月1ペースで3本やってみたわけだけれど、
全部、うまくいってないのよね(笑)。

うまくいってない、っていうか、
もっとなんかよくわからんあれ。
うまく言い表せない、へんな感触というのか、
へんなもんにぶつかってる感じ。

これは、あきらかに、
神さんがはっきりそうしてることで、
また違う段階に入ったということなんだろうけど、

ある意味では、
ちゃんと自分を生贄にできるステージというか提示が
できているということだと思う。

もうひとつは、
すごく、それ、戦わなきゃいけないということ。

精神面にすごくいろいろ必要そう。

祈ることがすごく大事。
日本式に言うと、
座禅でも組むか、みたいな。

なによりこれがいちばん大事な宿題だな。

Just be yourself.
とか、簡単に言ってくれるけど、

それってすごく難しいことだよ。

本当に自分に素直にやると、
こんどはまた、いろいろ言われるしね(笑)

皆好き勝手言うぜ!!
もう知らん!

おかげさまでどんどん不器用になってるよ。

と、いうわけで、今日も一日、ありがとう。

No(272)

■…2009年 3月10日 (Wed)…….4日連続
なぜだか、なりゆきで、
4/9 Little Rock追加
Sticky Fingerz
こちら

ちなみに4/8HoustonでScout Barキャンセルされたのは
このハコに変更になった
Super Happy Fun Land
こちら

4日連続やることになる。
ツアーバンドなら普通のことなんだろうけど、
地獄を見そうな予感。

ていうか私の精神状態をまずなんとかしないと。
だいじょぶだけどね。

No(273)

■…2009年 3月12日 (Fri)…….revive
うーん、夜更かししたけど、
そんなに作業進んだわけじゃない、
でもそれなりに進んだからいいや。

書きたいこといっぱいあるんだけど、
もう寝る方針で。

そいから、
またちょっと良い感じのクリスチャン系バンドを見つけたよ。
こちら
オーストラリア出身の連中っぽい。

ジーザスはロックだと信じてる僕としては、
こうなんか、へんにキレイにまとまっちゃってる
クリスチャン系のバンドは、どうよ、と思うことも
たくさんあるけれど、
なんだかやっぱり、創造性のあるバンドが多い。
そのへんはやっぱ精神性というか、信仰なんだろう。

No(274)

■…2009年 3月12日 (Fri)…….楽園の住人
夜中のテレビを見させられるはめになり、
でもちょっととある映像を見ていていろいろ思ってしまった。

映像は関係ないけれど、
映像だったら、たとえば、例の河瀬直美さんが録ってる奈良の町並みとか。

僕は政治も社会も思想も何も信じてないけれど、
ほら右とか左とか言うじゃない、
その区別もよく知らんけど、
なんでか大人になってから、ここ数年とか、
身の回りには、比較的、右寄りな感じの人が多かった気がする。
理由は知らない。

右とか左の意味をわかってないかもしれないけど、
アメリカンロックが心底好きで、クリスチャンに足突っ込んでる僕としては、
どっちかというと左寄りになるのか?え、違う?
右斜め前くらい?

僕は少年の頃は日本も故郷も大好きだったし、
今でもさきほどみたいに、きれいな日本の映像や風景を見ると涙が出たりする。

でもなにが右寄りとかいっても、
あれやこれやといっても、
何が本当の日本人らしさか、何が本当の日本らしさなのか、
って思う。

本来の日本らしさっていうのは、
たとえばサムライとかカタナとか、ヒノマルとか、
そういうところとはまたちょっと違うところにあるような気がしてならない。

ちょっと誤解を招くけど
精神的な美しさや気高さを失ったら、
日本人に何の価値もないと思う。

日本の自然って美しいはずなんだよね。

精神的な気高さや美しささえキープできたら、
日本はそのままで楽園だと思うのよね。

漠然として伝えられないけどさ。
でも、ずっとこれでも、自主制作してた頃、日本語で歌うことにこだわってたのよ。
僕の好きな日本を音に書き取っておこうと思った。

それはもうほとんどなくなっていくってわかってたし。

No(275)

■…2009年 3月13日 (Sat)…….こんな感じ?
日本のクリスチャン系ロックバンド、伊万里音色(IMARI TONES)が、4月17日(金)に、シアトルのThe Mixにて演奏します。
この横浜出身のトリオバンドは、最近、アトランタの非営利の音楽レーベルEmpty Vessel Musicと契約しました。
バンドは”Rock, Faith, Anime 2009″と銘打って、Austin, Nashville, New Yorkなどを回ります。
Empty Vessel Musicの”Music Matters Program”の一環として、コンサートで得られた利益はアメリカの都市部の恵まれない子供たちの音楽教育に費やされます。
The Mixは、Georgetownにあり、アートギャラリーでもある会場です。

April 17th (Fri)
The Mix, Seattle WA
こちら
6006 12th Ave S. 17, Seattle, WA 98108
$7
9PM開始
共演:Laguna!, Hardison

バンドに関しての詳細は以下をご覧ください。
こちら
こちら

またEmpty Vessel Musicについてはこちらを参照ください。
こちら

No(276)

■…2009年 3月15日 (Mon)…….数日の日記
インターネットは便利で、
いつでも世界中とつながるけれど、
逆に、精神的に一人になれる空間が少なくなることでもある。

というわけで、落ち着いて、日々の出来事を書き留める時間がほしい。
僕にとって書き留めるという行為は祈りにも近い、かもしれない。
あるいはただ頭の中の整理か、あるいはただの脅迫観念かも。

覚えてるところから。
先日は、恵比寿CAMにて、とある飲み。

うちの嫁さんが、ADW関係で良さげなCAM友を見つけてきたので、
一緒に飲んできた。
こうしてつながりが、公私ともに、ADW関係も、
広がっていくとよいですね。

そして、その前に、その日は、007の新作をやっと見たんだった。
なんだか、前作から、そんな時間がたったように感じない。
なぜだか、ここずっと、007は映画館でちゃんと見ている。
そういう習慣になってしまった。

横浜の、とある、ちょっとはずれにある街の映画館で見て、
とても、その郊外具合が心地よかった。
横浜もちょっといくと、とてもよい感じの都会/地方具合で良い。
うーん、良い。

007の前作、ダニエル・クレイグだっけか、が、ボンドになった最初のやつ、
それを、見たのが、2年前。米持師匠とSXSWを訪問して、初めてアメリカに行くちょっと前だったような気がする。

逆に言うと、あれから2年も、あっというまに、たったわけだ。
2年かかった、というべきか。
2年、かけたのか。
ちゃんと、また、行けるといいな。

大人にはなったがまだ子供だ。
でもだんだん大人になってきてると思う。
人間が本当に大人になれるのっていくつぐらいなんだ。

映画の感想としては、
全体の出来とか技術的なところは、
すんごい素晴らしい、
現代のこういうのって、ほんと、優秀な人達が、
みんなで作ってるんだろうから、ほんと凄い。
世界の人達のクリエイティヴィティ、って、どんどん進化して向上してるから、
たとえば、一人の天才とかヒーローが、全体をリードできるような牧歌的な時代では
もうとっくにないんだろうね。

しかし、とはいえ、
前作をひきずる中、意外と弱いストーリーと展開。
張ってある伏線にしても、意外とおなじみのものであったり、
まったく説明や回収がされないものも多々あり、
その点では、全体を貫く物語の演出の弱さを感じた。
その点、衝撃的なインパクトがあった前作に及ばないと感じた。

しかし、スピーディな展開の中で、
細かいの感情の描写が織り込まれており、
また、前作からの新しいボンドの人物描写も引き続きじわじわとリアルで、
何度か見てみれば、より楽しめるだろうと思った。
総合すると十分な出来であると思った。

しかしいちばんびっくりしたのは、ボンドと、メインのボンドガールが、最後まで一度もエッチしないところでした(笑)
これは、お約束を破ったという意味でも、かなりびっくりでした。

そして、その日は、飲んで会談した後、
嫁さんと一緒に、とある方のお家で朝まで避難させてもらい仮眠。
翌日そのままデイジョブに出勤した。

朝起きると、突然自分がJudas Priestになっているのを発見した。

というのは嘘だけれど、
昼休みにふらふら港北区の日差しの下で川沿いを歩いていたら、
いつのまにか自分がJudas Priestになっているのを発見したんだ。

それはなかなか良い気分だった。
だってJudas Priestは、古典ロックだけれど、
僕が、少年の頃、いちばん最初に好きになったロックバンドなわけだからね。

だから、あたりまえといえばあたりまえなのかもしれない。
良い気分だったよ。
古典ロックは、自由で、夢があるからね。

少年の頃、思春期の入り口で聞いたことも含め、
僕のJudas Priestへの思いは、普通のメタルファンとは、ちょっと質が違うだろうと思う。
皆が良くないっていうアルバムでも僕は全然違うふうに感じる。

まあ、のんびり楽しもう。

今日も帰り道にThe Beatlesを聞いていた。
ゆっくりといっぱい愛があると思った。
ほっといちゃいけない。

土曜日はバンドのリハだった。
はっしーはやっとベースを収納するハードケース/フライトケースを見つけたようだ。
ネックが長くヘッドが大きいやつをよりによってサブの一本として導入したもんだから、
普通サイズのSKBに入らなかった。
しかし多少いろんな形に対応しているのかGATORのやつに入ってひとまずやれやれです。

リハは多少時間を長めにとったが、まったく疲れを感じなかった。
4時間演奏しっぱなし、歌いっぱなしで声がほとんどまったく嗄れないというのは、
何年か前なら考えられなかったことで、それだけでもとりあえず進歩としようじゃないか。

先日の渋谷のライヴから、ちょっとヴォーカルがトラウマ的にスランプに陥っていた。
そこから抜けるため、また逆にそれをバネとしてより向上するために実はいろいろしている。

だから今日のリハも多少心配だった。
だがヴォーカルについてはなんとかなりそうだ。

絶対領域のヘッドヴォイスを生かして、特異なキャラクターを前面に押し出せばいいんだ。
自分は間違っても上手いシンガーじゃない。
でも、人々の注目を集めることはできる。
それがこの声とキャラクターだ。

そうだ僕はこの声でコミュニケートする。
言葉でなく。
言葉は通じなくとも。
それが僕の使う「記号」だ。
神さんが与えてくれた武器だ。

だから僕は、この声が最初に与えられたときから、そう思っているように、
この、制御のきかない、やんちゃで聞かん坊な、馬鹿みたいな性格のすっとんきょうな声を神さんに与えてもらったことに変わらず感謝する。

先日の渋谷の後、力みすぎを多少反省はしたが、
だからといって、今までやってきたことをちょっとだって否定することはない。

つまり、

ヘッドヴォイスの絶対領域では、力む必要などなく、存分に響きを使って好きなようにやるがいい、頭の後ろの空間を信頼して。

そして、中音域のチェンジ付近の落とし穴だけは、上から降りるときには、力を抜いてあててやり、逆に下から上るときには、同様に頭の後ろの空間に信頼して、必要に応じて力んでみるがいい。

そして、チェストの音域は、ひたすら、ささやくようにやさしく、だ。

これでいんじゃん。

しかし、今日の練習では、精神的に不安定でお試しモードの自分のプレイもあいまって、
細かいところが非常に気になった。
現実的にいろんなことを心配しているからかもしれない。

現在のIMARITONESの体制で、弱点のひとつとなりうるのがリズムだろうと思う。
そのリズムの細かいところが、いろいろと気になってしょうがない。

ジェイクは、ネイティヴな意味では強力なリズムを持ったドラマーではないが、
その逆に、非常にクレバーで頭のいいタイプのドラマーだ。
だから、実際に、楽曲を練っていき、ライヴにおいても、問題なく、質の高いパフォーマンスをしてくれると信じているし、実際にしてくれている。

僕が思うのは、仮にもNashvilleに寄るというときに思うこととして、
音楽の本場中の本場で、リズムも歌唱も、一流の人達がたっくさんいるところで、
どこまで通じるのかといったところだ。

たとえばわがIMARITONESにおいても、歴代において、歌唱、コーラスがとれるメンバーは非常に少なかった。
たとえば、はっしーも、コーラスはほとんどできないし、
またベースプレイという、自分の枠の外には、なかなか出てきてくれない。
(最近ずいぶん出てきてくれるようになったけど。)

自分の下手な歌唱を棚に上げて恐縮だが、
本場というか、優秀なバンドの多くは、メンバー皆、コーラスや、リードが歌えたりすることが多いと思う。
そして、自分の楽器だけでなく、もっと根本的な意味で、音楽への素養が豊かだ。
そういう環境においては、余計なことを言う必要もなく、一瞬で音のコミュニケーションが成立する。

そういった環境があたりまえのところにおいて、
日本から来た、一流でもない我々が、
どういったメッセージを発することができるのか、という不安だ。

ぶっちゃけ、そういう音楽的な素養という意味では、
まったく、逆立ちしたって勝てるわけはないのだ。
本場ぁー、な人達に。

だが、特にロックにおいては、技術がすべてではない。
創意工夫であったり、自分たちの表現をすることの方がよっぽど大事だ。
その意味で、自分たちの曲を演奏する限りにおいては、
自分たちの音、自分たちのアンサンブル、という点が成立しているし、

逆に言うと、慣れない曲であるとか、他人の曲を演奏しようとすると、
その素養といった弱さが露呈してしまうのだが、

ヘタウマであっても、自分たちのノリを、出していくしかない。

ジェイクは、最初の印象もそうであったように、
良い意味で、ヴィジュアル系的な、日本人にしか出せない扇動的なグルーヴを出せるドラマーだ。
そして彼は精神的にも特攻と書いてぶっこみと読みそうな感じだ。

彼の爆走のノリにすべてを賭けるしかない。

つまりは、じゃあデイヴ時代のVan Halenなんかどうだったのよ、という話だ。
81-84年頃のブートレッグ聞くとさ。

リズムもへったくれも、それ以上の暴走具合、ってこと。

そして今日は、リハの後、恵比寿に行って、
MONOさんのライヴを見てきた。
見るのは初めてだ。

海外で活躍しているバンドは、なるべく見ておいた方がいいと思った次第だ。
また、インストバンドでもあり、言葉を使わずに、どれだけ、音だけで、何かを伝えるのか、
そういった点に、興味を持ってみてきた。
なぜ、彼らは、歌や、言葉を使わず、インストという形を選んだのか。

ライヴは、終始無言で、MCもなく、コミュニケーション的な要素もギミックもなく、
淡々と進んだ。

僕は古典的なロックが好きなこともあり、
椅子に座って演奏される、このサウンドスケープが、音の風景が、
アートではあっても、ロックには思えなかった。
それは、ネットで音を以前聞いたときもそう思っていた。

だが、演奏は、非常に美しく、また、音の向こうに見える風景も、
非常に美しいものだった。
その美しさこそが、きっとこのバンドがもっとも伝えたいものなんだろうとなんとなく思った。

そして静と動の、静けさと爆音のダイナミズムも見事だった。

しかし、楽曲は、構成としては、必ずしも複雑なものではなく淡々と進むものだし、悪くいえば音楽的な要素としてはかならずしも豊富ではなく、単調であるし、
そういったインストが延々と続くのは、その美しさや繊細さを差し引いても、少し退屈で眠くなってしまう部分を感じた。

その意味では、一部のヴィジュアル系や、その流れのバンドと同じで、
非常に狭い感情領域の繰り返しであり、
僕はいまいち、本当には好きになれなかった。
アートとしては凄いと思うし尊敬もするけれど。

その単調さというのか、シンプルに的を絞った表現というのは、
Eel ShockやPeelanderさんたちに共通する、
わかりやすくシンプルに的をしぼった表現、というのと、同じ方法論であり、
わかりやすく伝えるために記号化する、ということに他ならない。
インストという形態も、複雑化というよりは、むしろシンプルに向かうための手段であると感じた。

そういう意味では、繊細で格調高いインストゥルメンタルと感じたMONOさんも、
馬鹿みたいなスーパーパフォーマンスでお客さんをノリノリにするEel Shockさんといったようなバンドと、やはり同じなのだと思った。

海外で、言葉も文化も違う中で、伝えていくための、記号化であり、シンプル化であり、狙いの絞り方だ。

彼らは、自分たちの形にこだわり、アンコールもなしで終了した。
アルバムの音楽の物語に沿った演奏だったからだろうと思う。
アンコールを求める拍手は鳴り止まなかったが、応じなかった。
そういう意味でも、ギミックを大事にしてお客さんと対話するバンドではなく、
あくまで、無言で伝えるバンドだと思った。
それも彼らの、シンプルに無駄を省いた結果なのだろう。

あるいは、繊細なバンドだから、会場の「気」とか、なんか、気に入らなかったんだろうか(汗)

アルバムも買ってきた。
スティーブ・アルビニによるアナログ録音だが、
繊細な世界観、音世界の風景という意味では、
ライヴもだが、むしろアルバムを良い環境で聞かないとわからないバンドかもしれない。
しかし、一聴して、その段階では、むしろアナログ録音である必然性を、必ずしも感じなかった。
古い映画のような質感を狙っているのかもしれないが、
必ずしも、アナログ録音の、狭いレンジの中に、わざわざこの音世界を閉じ込める必然性を、いまいち感じない。
音楽的な理由よりは、差別化であるとか、ブランド化の狙いもあるかもしれない。

苦労して作っているMONOさんたちや、アルビニさんには申し訳ないんだけれど。
極論してしまえば、どんな録音方式を使ったか、とか、どんなに苦労して録音したか、
とか、は、聞く側にとっては関係の無いことだ。

僕が関心があるのは、どれだけ、愛を伝えてくれたか、という、それだけだ、
みたいな(笑)

優れたアルバムだし、これからも聞き込むと思うけれど、
本当に好きには、ならないかもしれない。

その後、帰り道、嫁さんに、ここのラーメン食ってみ、と言われて、
恵比寿の某、ラーメン屋さんをトライする。
おしゃれな感じで若者向けの店と思われた。
すごくおいしかったけれど、かなりおいしかったけれど、
インパクトやソウルの面では、衝撃はなかった。
贅沢なのか、これは。
でも、音はともかく、音もかもしれんけど、
味とか食い物には嘘はつけない。
おしゃれなお店っぽい感じに偏見してしまったのか、
味覚も、感じ方がそんなに恣意的に変わるもんか。
それでもフィルターかかっちゃうんだったら、
それはもう、仕方ない。
そういう人生だ。

でも、美味しかったです。
感謝。

今日のコンサートに来ていた人達は、
お客さんの層として、
繊細でピュアな人達が、きっと多かったと思うけど、
それであっても、バンドにお客さんが来るということは、
バンドが知名度が出て、お客さんが来るという事は、
必ずしも音楽というコミュニケーションではなく、
その周辺の華やかなスポットライトに引かれて、
いろんな人種が集まってくることを意味するのだろう。

そういう意味では、
たとえ生活が苦しかろうとも、
人気なんてずっと出なくてもいいや、
知名度もずっと無くていいや、
と、
思わなくも無い。

ちょっと、そう思った。

だから、よく考えよう。

その方が、良いコミュニケーションが、できるもの。

No(277)

■…2009年 3月18日 (Thu)…….長い雑記
さてもう3月も後半にさしかかってしまった。

数日前に、うちのハニーちゃんが風邪をひいて、
私もうつされ気味なのだけれど、
いっきなりアレな話だけれど、
ここ数日、急に口臭がするとハニーちゃんに指摘された。
単に水分が不足しているだけのような気もするが、

よくよく考えると、少し胃が重たい感じがある。
わーん、検査に行かなきゃ。
うーん、重病で半年で死ぬかも(笑)

というのは8割がた冗談だけれど、
最近少し、ストレスがじわじわとたまっていたのは事実だ。

ちょっとはお仕事休みなさいよと嫁さんにも言われていたのもあり、
少し今日はゆっくりすることにした。

確か、聖書のどっかに、なんで病気になるんすかー、と
聞いたところに、
ジーザスが、それは神様の権威が現れるためですよー、
と答えたシーンがあったような気がする。

なんか意味不明だし、
ジーザスおじさん、それ質問の意味が違います、
とか突っ込みたくもなるが、

こういうときには実感としてよくわかる。

要するに、人間の体というのは、
自分の体であっても、自分のものじゃないのだ。

人間は、心臓のひとつ、髪の毛のひとつ、細胞のひとつさえ、
好きなようにすることはできない。

人間の体を、病気にしたり、治したり、あーしたり、こーしたりする力ってのは、
神さんにしかない。

人間の体に対して、権威を持ってるのは、神さんなんだっちゅーこと。

だから、神さんとか、自然の意思に反して、無理したり、負担をかけたりすると、
病気になっちまう。

そこには人間の都合なんて、関係ない。

だから、神さんが、体を休めなさいよと言ったら、やっぱりそうせにゃならんのだ。

たった一日だけの休息であっても、
胃袋とか、神経とか、いろいろ休まるといい。
回復力はまだなんとか早いみたいだ。

同じことを繰り返すのは、この場合よくない。
じわじわとためていくストレスがいちばんよくない。

そういえば最近は辛いものを食べ過ぎていた。
辛いもの好きだけど(笑)
なんでもタバスコやスパイスをかけすぎていた。

そんで、土曜日はリハ、日曜はちゃーち、平日もちょくちょく夜中まで予定、とか、
週末にもゆっくりすることがなかった。
そんな生活がずっと続くと、やっぱそれはそれでよくない。

つーわけで、
皆さん、それぞれの立場で忙しいと思いますが、
ちゃんとリラックスしたり、好きなことしたり、
のんびり休む時間を持ってくださいませませ。

先日MONOさんを見て、
アルバム聞いたりして、
あれこれ書いたけどやっぱ悪くないよねー、
とか思っているところだが、

MONOさん、キャリアのある人達だろうと思っていて、
そういえば以前米持師匠が、
この人80年代から居たよ、と言っていたのを思い出し、
ちょっとチェックすると、
中心人物のGOTOさんは、
DOVEというバンドで89年あたりにデビューし、
(あ、だからメジャーデビューは米持師匠と同期なのか)
90年代にはISISというバンドで活躍している。
そうね僕らの年代だと、このISISというバンドは聞いたことがある。
かなり華々しいデビューだったような印象がある。
しかしこのバンドがたぶんすぐに脱退/解散してしまった後に、
いろいろやったのち、
99年あたりにMONOを結成しているみたい。
そんで2000年から海外ツアーをスタートさせている。
GOTO氏は’68年生まれということなので、
32歳で、MONOの初めての海外ツアーをして、
新しい挑戦を始めたわけだ。

もっとも、GOTO氏は、ずっとメジャーシーンでやってきた人なのだけれど、
たぶんそういうのを捨てて、という経緯があったのかもしれない。

というわけで、奇しくも、私もちょうど、GOTO氏が始めた年齢にさしかかろうと
しているし、あれだよね、海外に道を開いていった他のバンドさんたちも、遅くして始めてるし、がんばるのはこれからだよ、という感じか。

そして前にも触れたけれど、
氏のブログに印象的なことが書いてあって、
それは、初めてのNYCでのギグにお客さんが5人しかいなかったという話。
こちら

なんというか、そのときの氏の気持ちが、どうだったか、
想像するしかないけれど、
これは心に留めておかなければいけないと感じるのよね。

だから、まるで、
自分がいっちゃん最初に好きになったロックバンドである、
Judas Priest(なんでそんなメタルかは知らんけど)になったかのような、
すがすがしい気分なのさ!

職業、冒険家、ってわけじゃあないけれど、
昨日、ちょっと思いついたことがある。
なんとかビジネス的に道を開けないかと考えたりもしてる。

夢を言うと、
次のツアーは、電気自動車とかで回れたらいいのにな。
ガソリン食ってツアーやるのが、いまいちヤなんだよね、本当は。

RUSHのライヴ映像を見ながら書いている。

僕らの世代のロックの未来はこんなに華やかでグロリアスではないと思う。
たとえば20年後に、こんなに音楽的にも規模の面でも、ロックはそういったものであり続けているだろうか。

あるいは、ある意味もっとグロリアスな未来が待っているのかもしれない。

21世紀になって、2000年代最後の年にやっとなったけれど、
いろんな状況や変化は、僕が期待するよりも、ちょっとずつ遅く、
ちょっとずつ変わっていっているという印象だ。

さて、今年もついにSXSWの時期になった。
MUSIC conferenceは3月18日からだから、
まもなく、というか、現地も日付ではもう今日からだ。

そのSXSWがどんなものか、ちょっとだけ知るのに、とてもよい記事を見つけた。
こちら

思うにおそらく、SXSWというイベントも、飽和であったり、そういった状況もあるのだろうと思う。

昨年いろいろ調べてやっと知ったのだけれど、
SXSWで演奏するには、実は、オフィシャル以外にも方法はある。
というのは、SXSWにぶつけるようにして、同じ時期に、オースティンで行う裏フェスティバルみたいなイベントが、いくつかあるからだ。
まるで海賊版フェスみたいな感じだけれど。

だから、僕が2007年にSXSWを見たときに、街中のあちこちで演奏していたのは、
あれは全部が全部SXSWのオフィシャルなギグというわけではなかったというわけだ。
道理で、というか納得がいった。
ほんと、あらゆるところで演奏してたからね。

それらの裏ショウも、それなりに認知度を得ているようで、
また、それくらいのほうがインディーズの祭典らしくていいと僕も個人的に思う。
それからやはり狭き門になってきているSXSW自体への否定的な意見もあるようだ。

不況の折、飽和したSXSWにどれだけ予算をつぎ込む価値があるのかといった意見もあるみたい。

が、それでも、やっぱり意義があるんだと皆さん言っているところが、やっぱこのイベントの凄さや特別さが見て取れると思う。

それから、やっぱSXSWていうのは、真面目に仕事をするんじゃなくて、
皆で楽しんで、音楽業界の休暇みたく、エンジョイする場所らしい(笑)

真面目にミーティングしたりアポイントメント取ってビジネスするのはMIDEMで十分だと思っているらしい(笑)

だからSXSWは、祭りで、楽しんで、ひたすらネットワーキングする場所である、と。

予算の話とか、すごく生々しい。
皆大なり小なり、コストをかけてSXSWに参加、出展している様子も見てとれる。
実情とか見てとれる話でもある。
そしてインディーズにしろ、音楽業界は、やっぱ個人的な人と人とのつながりがいちばん大事らしいということも見てとれる。

そして、やはりオフィシャルのSXSWの出演スロットをゲットするには、
音ではなくて政治力であるということも書いてある。
これは、個人的にも見聞きしたり、してるから、わかる。

もちろん、音もあると思うけどね。
純粋に音で選ばれたバンドもたくさんあるだろうし。

でも、何も知らずに、SXSWに乗り込むのは、おそらく得策じゃない。
状況を知って行った方が良いんだろうと思う。
日本の無名のバンドたちにとっては、そういう気がする。
十分に何かを得て見聞きして帰ってくるためには。

そんなふうに少し客観的にSXSWや音楽ぎょうかいを眺めるようになった。

どんな歩き方ができるかわからないけれど、
自分たちなりの歩き方をすると思うけれど。
SXSW、
また関わる機会があるといいなと思う。

準備に追われている、
というか、追われなければいけない時期だ。

いろいろの手配はほぼ済んでいる。
あと手配しなければいけないのは海外旅行保険くらいだ。

いちばん今力を入れなければいけないのは宣伝、告知活動で、
いろいろ手配して、最後に手配しなければいけないのはお客さんだからだ。

メディアに関しては、某サイトの機能を使って、
プレスリリースみたいなものをひととおり打ったはずだけれど、
A氏に頼んだ文章が比較的控えめだったこともあって、
またそうでなかったとしても、
現状でどれだけ機能するかは不明だ。

その某サイトの機能だけでなく、
もっとダイレクトにコンタクトをしたほうが良いようにも思われる。

まだ、いくつかの場所に関しては、
日本語メディアに直接コンタクトも取ってみた。
ウェブサイトにイベント告知できるものはある程度してみた。

探せばもっとあるのかもしれないし、
ぶっちゃけ、今回、こうした、メディア対策は、
完璧にはできていないと思う。

時間と手間が足りなかった。
またノウハウや手間のこともある。
こういう作業をバンドの他のメンバーに振ることもできないという事情もある。
そもそも英語が多少でもできる人が自分しかいない。
コストを多少かければ、プレスリリースを効果的に配信できるサービスもあるようなので、
きっと次回はそれを使うべきなのだろうと思う。

ていうか、今からでも使うかな。

その意味では、ノウハウが無いことも含め、
日本語メディアやコネクションも含め、
メディア対策はきちんとできたとは言い難い。

だが、結局のところ、僕らがいるレベルにおいては、
MySpaceに代表される草の根メディアの方が、案外とスピーディーで
効果がある気もしている。
そちらは随時進行中といった感じだ。

また、海外在住の日本人コミュニティにリーチするのも、
どうやったらいいかノウハウ不足なところもあるが、
案外と、あれこれするよりも、mixiを使ってしまうのがいちばん早い気もしている。
どなたか海外に住んでいる日本人の方に知り合いとか連絡とれますよという方がいたら教えてほしいという感じです。

どこかのだれかが、ロックの歴史、5,60年程度だけれど、は、
まるで神話の繰り返しみたいだと書いていた、
60年代には神がいて、70年代に、なんだ、聖書が完成したのか、
80年代にルネッサンス、で、90年代にそれらが崩壊して、
で、21世紀は、セカンドカミングでもあるんですか、みたいな。

しかし、なんだろ、僕はロックンロールと神様のつながりを個人的には信じてるけど、
この前も詩篇読んでいたら、God The Rockという表現が出てきたしね。
あ、なんだやっぱ神はロックなんじゃん、ていう(笑)

だからロックの世界つーの含め、もしアルマゲドン的なものがあるんだとしたら、
それはまさに今起こってるのかもしれないよ、と思う。
人類にせよ世界にせよ、待ったなし答えを出さなきゃいけない時代でしょ。
ロックがどういう意味で、本来どういうもので、なんのためなのか、
インディーズの時代になって、誰か決定的な英雄が出てくることってもうないかもしれない。
だからこそ、それぞれが兵士であり戦士なのかも。

ロックは神様のものですかそれとも悪魔さんのものなんですか、
って、両方あったと思う。それぞれの時代ごとに。両面あったと思う。
決着がこれから何十年かのうちにつくのかもしれない、
現在の戦況は、ちょっと神さんの方が有利か、僕の見るところ、油断はならんけど、
日本だとかなり悪魔さんの方が有利だけど、細部に目をやればそうでもないところもある。

だからそれをちゃんと知った上で戦線に加わりたいと思う。
それをちゃんと知った上でなんのためになんに対して戦うのか知った上で現場に参戦したいと思う。
ていうかそれが目的。

この前の日曜ははっしー&ジェイクとともにバイブルスタディをY牧師にしてもらったのでした。
ていうか、ほとんど、初歩の英会話講座だったけれどね。
良い感じだったと思う。

幸あれ!!

No(278)

■…2009年 3月18日 (Thu)…….ヘンな名前
なんでこんなバンド名にしなきゃいけなかったかは、
知ってのとおり長くなる昔っからの事情があるけれど、

昨年のどっかあたりから、特に海外向けの際に、
画像とか漢字でのっけるようにしてみたんだけど、

伊万里音色

とこう書いた方がたぶんかっちょいいことに最近気づきつつある。
なぜ今まで気がつかなかったか。
いやいろいろと理由があるけれど。

まあロゴとか表記なんてころころ変わるしな!!

No(279)

■…2009年 3月19日 (Fri)…….二度目のやつ
A氏に書いてもらったやつに、
今度は「クリスチャン」て言葉を入れてもう一度、Bという業者のウェブサイト経由で打ってみたリリース。
英語ヘン? いいさ、笑え。
今度予算があったらプロに書いてもらう。

FOR IMMEDIATE RELEASE
DATE:3/19/2009
FROM:Tak Nakamine
REPLY TO EMAIL:[email protected]
SUBJECT: Japanese Christian rock band to play in USA

Japanese Christian rock band to play in USA

March 19th, 2009 – Japanese Rock band, IMARi ToNES, will be hitting the US stage for the first time in Austin TX on Monday, April 6th. The all-Japanese rock trio recently signed with Atlanta-based Empty Vessel Music.

The first stop on their upcoming tour, “Rock, Faith, Anime 2009” will be the Headhunters Club near historic 6th street. Among other cities on their tour will be Houston TX, Little Rock AR, Nashville TN, Atlanta GA, New York NY, and Seattle WA.

As a part of Empty Vessel Music’s “Music Matters” program, revenue generated from the live performance will go toward building a music studio in Myanmar, and to help provide music education for youth in underprivileged US cities.

IMARi ToNES’s latest album “Japanese Pop”, produced by German heavy metal producer Sascha Paeth, is now available at the iTunes Music Store and CD Baby.com

To find out more about the IMARi ToNES and their upcoming schedule, you can reach them at:
こちら
こちら

For more about “Music Matters Program”, please visit Empty Vessel Music website.
こちら

“Rock, Faith, Anime Tour 2009”

April 5th (Sun)
International Christian Church, Dallas TX
(This is a Worship, not a gig.)
こちら

April 6th (Mon)
Headhunters, Austin TX
こちら
720 RED RIVER STREET AUSTIN, TEXAS 78701
Details, TBA, Age +21

April 8th (Wed)
Super Happy Fun Land, Houston
こちら
3804 Polk Street, Houston TX 77003
w/ 10th Grade Cutie, Bows & Arrows
$7, All ages show

April 9th (Thursday)
Little Rock AR
Sticky Fingerz
こちら
107 S COMMERCE ST LITTLE ROCK, AR 72201
$5, Age +21

April 10th (Fri)
Music City Bar, Nashville TN
こちら
2416 Music valley Drive Nashville, TN 37214
IMARi ToNES 9:30-10:15PM
w/Molding
No cover, Age +21

April 11th (Sat)
East Atlanta Icehouse, Atlanta GA
こちら
543 Flat Shoals Avenue SE, Atlanta, GA 30316
$7, Age +21
w/Besides Daniel, Mr.Citizen

April 14th (Tue)
Otto’s Shrunken Head, NYC
こちら
538 East 14th St. NYC 10009
IMARi ToNES 22:00-22:45
w/peter knoll, MAYDAY RADIO
No Cover, Age +21

April 17th (Fri)
The Mix, Seattle WA
こちら
6006 12th Ave S. 17, Seattle, WA 98108
w/ Laguna!, Hardison
$7, +21

To request more information:

Tak Nakamine
Email:[email protected]
Phone:xxxx

No(280)

■…2009年 3月22日 (Mon)…….バランス
ちょっとどうかとおもうところも多いけど面白い。
こちら

保守的な感じなのかな。
良いこと言ってると思うんだけど
でもちょっとどうかと思うところもあるなあ。
いずれにせよ言いたいこと言うよね外国の人達は。

でも面白い。
考えてみた。

No(281)

■…2009年 3月28日 (Sun)…….“Girl Friend”レビュー
そういうわけで遅くなりましたが、
Strawberry Machineさんの、昨年12月に発売されている、
新しいアルバム、”Girl Friend”のレビューやら感想を書いてみた
い。

「密度の濃いチープさ」

オカベアキラ嬢ことStwarberry Machineの約4年半ぶりとなる3枚目のフルレングスアルバムだ。
ひたすらチープかつシンプルな中に不思議なマジックが存在していた1st、そして、色々なアーティストの楽曲を採用することによって非常に華やかな雰囲気を醸し出すことに成功した2ndから、どういう展開を見せるかという点が楽しみであったが、外部のアーティストの提供楽曲をほとんど使っていない本作は、Strawberry MachineとSMプロダクツによるセルフプロデュースによるものとなり、方向性の狙いとしても1stアルバムの延長線上に近いものを感じる。

Strawberry Machineの最大の武器は、その独特なかわいらしい声と、そこから生じる引力と、それによって周囲に引き起こされるラブラブかつドタバタなお祭り騒ぎであると思う。ピコピコ系(ごめん詳しくない)の名だたるミュージシャンが寄ってたかって楽曲提供をした前作2ndは、そのお祭り騒ぎの引力と華やかさが、最大限に発揮されたものだったと思う。それと比較すると、この3rdは、華やかさの面では前作に及ばない部分があり、そのかわりに、 Strawberry Machineのもともとの持ち味でもある、チープさが前面に出ている。

1stの雰囲気を継承しようという制作上の意図はよくわかる。おそらくはStrawberry Machineのもっとも凄いアルバムは1stだった。それは、名だたるミュージシャンが楽曲提供をした2ndでも超えられなかったと思う。

1stアルバムには、明らかにマジックが起こっていた。1stアルバムは、創設間もない当時のa-g*レーベルの周辺に居た、名古屋を中心とするローカルミュージシャンたちの楽曲たちによる作品だったが、名古屋という地域、そして当時の時代状況もあってか、インディーズならではの地域色を伴った閉鎖的な独自性が非常に強く出ていた。
楽曲は非常にシンプルながら、キュートかつキッチュ、まったく媚びることなく完結している強力な個性を持ったそのサウンドの世界観に、当時僕は非常に嫉妬したのを覚えている。

だから、お祭り騒ぎの2ndの後に、この3rdアルバムが、その原点に戻ろうとするのはよくわかるし、正しい選択だと思う。
しかしながら、マジックはそう簡単に再現できるものではない。
時代も状況も変わっている中で、シンプル&チープに戻ろうとしたこの3rdアルバムに、1st当時のような、強烈なエッジの個性は備わっていない。このあたりは、a-g*ならびにSMプロダクツの音楽的な能力の限界もあるかと思う。

その代わりにここにあるのは、もっと素朴な魅力のチープさだ。
単純なコード進行、これ以上ないくらいシンプルなベースライン、まっすぐなメロディ。
a-g*らしい良い意味で安っぽいピコピコ音の上にのる、あくまで気取らないヴォーカル。
Strawberry Machineは、エレクトロポップの歌姫、というキャッチコピーを名乗っているが、世間を見れば、perfumeが大ヒットし、この手のピコピコサウンドは完全に市民権を得て、シーンは、この手のピコピコ不思議ポップがあふれている。Strawberry Machineのチープな作風
と比べると、もっと完成度の高いもの、華やかさの面でもそれ以上のアーティストがたくさんあふれている。
しかし、それらに食傷気味になっているときに、このアルバムを聞くと、その素朴ともいえるチープさに、非常にほっとする安堵感を覚える。

それはつまり、a-g*レーベルの、DIY的なインディーズ的精神が、このアルバムにまさに息づいているということであり、良心的ともいえるインディーズな方法論のなせる業だ。
そのDIY精神はジャケットにも表れており、今回なんと、CDケースはStrawberry Machine本人による手縫いの布製巾着ケース(?)、絵葉書的なカードや本人たちの解説など、いかにも楽しい仕様になっている。

音楽的な面で、1stの強烈な個性には及んでいないものの、1stとはまた質の違った素朴でまっすぐなチープさを感じる。新機軸の試みとしては、後半、水色レモン、like a bird、Daisyと続く最後の3曲ではないかと思う。これらの曲は、チープなピコピコポップにとどまらず、もっとメロディを大切にした歌モノの楽曲になっている。
エモーショナルな情景を、比較的素直なメロディとコード進行で歌われたそれらは、ある意味非常にベタであると思えるが、今回のアルバムの中では重要な意義を持っていると思う。

1stと比較したときの決定的な違いは、1stはあくまで、Strawberry Machineを中心とした、当時のa-g*周辺のシーンのチープな引力だったのに対して、この3rdのチープさは、
もっとStrawberry Machine本人に焦点が当てられていることだ。多くの楽曲を本人が作っていることからもそれは伺える。
それは、Strawberry Machine本人の、年齢を重ねることによる成長や成熟も関係しているかもしれないし、今作はもっと、Strawberry Machineのパーソナルな部分であるとか内面に焦点が当てられている。

言葉を変えれば、1stは、SMさんを中心とする、半径20メートルの磁場による作品だったとするならば、今作は、SMさんの半径2メートルの磁場による作品なのだろうと思う。

その意味では、込められた感情や感覚の密度という点では、この作品は前の2作を上回っているのではないかと思う。

音楽シーンも変わり行く中、今時ありえない手作り感覚を大事にしている、a-g*とStrawberry Machine、どれだけの人たちに伝わるかはわからないが、自らの居場所としてのブランドを作ることには、きちんと成功しているように思われる。

この手作り感覚、手作りポーチ、そして半径2メートルの独白。
そしてきわめつけに、”Girl Friend”というタイトル。
これはまるで、ティーンエイジャーの少女のクリスマスなりバレンタインの贈り物ではないか。
(というか、きょうび、というか、ここ15年くらいのティーンエイジャーはそんなことはしないだろうけど)
その演出の一環としてか、ご丁寧に、発売日は2008年のクリスマスイブに設定されていた。

僕は本人の年齢を知っているが、4年に一枚のこのペースもそうだが、この年齢で、これだけ手作り女の子のプレゼント的なものを、やってしまう、そして、単純に作曲技巧が無いだけかもしれないが、この年齢にして、これだけまっすぐなメロディを、紡ぎ出すことのできるStrawberry Machineさんに、素直に感服したい。

SMとa-g*のサイト
こちら
こちら

以上。
レビュー終わり。

個人的な感想:

2曲目”Good-Bye, Candy Girl!”の歌詞、そして題材。
僕の昨年夏のメールをネタとして使いやがったな(笑)
まあいいや。光栄です。
(ごく近しい人は知ってるよね?)

いや、リチャード・バック、とか、普通いまどき読まないし、いや、女の子も普通読まないから、そんなの。
明らかに、題材として使っていただきました。
ありがとう。

あっさりと素朴な味であるけれど、
すごくまっすぐに入ってきます。
パーソナルな意味では、確かに、うちの嫁さんが作ってくれる料理と同じように、
私にとってはひとつの究極の音楽なのかもしれません。

味覚なんて、恣意的にごまかせないと思うんだけど、
うちのハニーちゃんが作ってくれた料理とか、
たいしたことのない料理のはずなのに、
めちゃくちゃ美味いんだよ、やっぱ、そう感じるんだよね。

ラブレターの返事、確かにいただきました。
いつのラブレターの返事なのかは、わからんけど。

旅路の終着点できっと会いましょう。
そのときにはいろいろ話せるのを楽しみにしています。

とりあえずはもうすぐ4月に出かける旅、
無事に帰ってこれるように祈っていてください!

No(282)

■…2009年 3月28日 (Sun)…….“911 Fantasia”レビュー
さっきのStrawberry Machineのレビューだけアップするのも恥ずかしいんで、
前から書こう書こうと思っていてずっと書いてなかった、
七尾旅人の「911 Fantasia」のレビューを書いてみたい。

僕は七尾旅人については全然詳しくない。
他の作品も聞いたことない。
2008年の1月くらいに入手して、それ以来、たびたび聞いてみた。
3枚組だし、結構通して聞くのが重い作品ではあるんだけれど、
ちゃんと咀嚼したくて、それでも機会を見つけて何度も聞いていた。

内容が内容だけにちょっと怖いんだけどね(汗)
結局最後は戦争で世界が滅んじゃう的なニュアンスの作品だし。

ともかく、私は、予備知識も、他の作品もまったく知らない、詳しくないってことで、その点を加味して読んで。

まず、七尾旅人という人は、音楽家というよりは、詩人なのだな、ということが、すぐにわかった。
シンガーのタイプとしても、なんというのか、音楽そのものというよりも、言葉を大切にするタイプであると思った。

そして、声に特徴がある。
結構、アニメの主人公的な、ヒーロー声、主人公声だ。
声や音の情景として、昭和の価値観を感じる。
これは良い意味で、昔の、良い時代だった頃の日本の価値観を感じるということだ。

どうにも、ウェブサイトとか見ていても、
表現の内容からしても、僕は、全然見当違いかもしれないけれど、
僕が生まれた頃に(年齢バレるけど)、感電して死んで有名になったひとりの少年のことがイメージに重ねてしまう。
ひょっとしてその少年は、もっと自由に音楽が作れる時代まで待ったんじゃないか、とかそんな幻想も思ってみる。

ともかく、表現として、音やメロディで伝える部分以上に、言葉、また、声の表情といった部分で、伝えることの多い、そんなタイプのミュージシャン、詩人であると感じた。

この「911 Fantasia」は、3枚組の意欲作であり、2001年の9.11テロをひとつのテーマとして、過去と未来を描くというメッセージ色の強い作品であり、また、どうやらネットで評価を見る限り、音楽そのものよりも、コンセプトや物語に重点を置いた作風に対して、賛否両論に評価が分かれる問題作であるらしい。

まずどんなレビューを書かせてもらう前に、書いておきたいことは、
この「911 Fantasia」は、間違いなく、力作であり、ひとつの傑作であるということだ。
これだけ大きなテーマに、果敢に取り組み、見事なストーリーテリングによって、最後まで、語りや演劇の部分も含め、印象的な楽曲を組み込んで、ひとつの作品として表現したということ、それをこのような形で世に問うたという、それだけで、凄いことであり、また、作品自体の完成度であるとか、作り手の気迫といったものでも、鬼気迫るものがあり、間違いなく賞賛に値する傑作だと思う。

ひとつ評価できるのは、
9.11同時多発テロを中心として、前後50年、世界の滅ぶ様子を壮大に描いていながらも、
最後のオチというのか、結局のオチがいきつくところが、非常にベタといいたくなるくらいの、パーソナルで個人的な感情に置かれているところだ。

ネタばれをしてしまうと、
つまり主人公は9.11で恋人を失っており、結局それをひきずったまま立ち直れなかったという、壮大な世界の滅亡を描いていながらも、それと平行して本当に描かれているのは、たったそれだけの、一人の男の感傷なのだ。

そして、その感傷に打ち勝てなかったゆえに、世界は戦争に突入して、滅亡を迎えるかのように読み取れる。

だから、その感傷ゆえに、世界を滅ぼしたかったのは本当はこの主人公自身なのかもしれないし、あるいは世界が全面戦争になって滅亡に向かうというのも、その主人公の感傷がなせる壮大な妄想にすぎないかもしれない。そんな解釈すらできる。

しかしこの一人の男、人間の弱さに焦点がきちんと当たっている点、
そして、実際の世界情勢がどうなろうと、それをどう語り論評するよりも、
そういったパーソナルな愛情や感情に焦点を当てた点において、
本当に評価する価値があると思う。

七尾旅人というのは、先述した昭和っぽい空気感も含め、非常に日本的な表現をする詩人、音楽家であると感じた。

この作品で描かれている、アメリカの大国主義に対するアンチテーゼであるとか、
戦争に対する、対抗手段としての音楽、アートであるとか、憲法9条であるとか、
そういった題材が、すべて、昭和的な価値観の世界の中から見た、概念だけのものとして描かれているからだ。

きっと、このような表現をする、理解するのは、日本人だけかもしれない。
日本は平和な国だから、あるいは戦争であるとか国防をもっとリアルに考えている外国の人は、この作品を理解できないかもしれない。

その意味で、この作品で主張されている(かに見える)平和主義や、芸術賛歌は、すべて概念だけの理想主義的なものであり、つまりはひとりよがりな価値観によるものであり、正直なところあまり説得力を感じない。

子供っぽいといえるかもしれない。
言葉による表現を得意とするタイプの詩人、シンガーだからこそ、それが仇となり、言葉の中の解釈や表現の枠から逃れられないような印象がある。つまりは、頭で物事を解釈し考える状態を感じる。それが、いかにも物事を頭と言葉で解釈する日本人的な表現だと感じた。

良い点、悪い点、あると思うが、少なくとも、この作品の中で語られている「ソウルミュージック」は、概念的なものであり、リアルなものではない。つまり、昭和的な日本から見たときの外部の音楽として引用されているにすぎず、七尾旅人自身はそれを演れていない。サンプリングされたサウンドスケープやいくつかのトラックも含め、この作品の中で「ソウルミュージック」は、リアルにここにある音楽としては、表現されていない。だからここで七尾旅人が奏でているソウルミュージックは、あくまで概念だけの、昭和的な世界観の中での、自己満足的な甘えた表現にすぎない。

日本人の生きる環境においては、戦うであるとか、何かを守ったりするというのは、概念としてしか実感できないのかもしれない。
本当に戦おうとするならば、きっともっと違った表現になるはずだろうから。

でもあるいは、こういう主張や表現が、日本人の本当の姿なのかも。
でも世界で戦いが行われているのであれば、この主張がその戦いの本質を突いているとは、どうしても思えない。
なんでだろ、宗教の違いかな。
だとしても、興味深いけれど。

この「911 Fantasia」はたぶん、結末として世界の滅亡を描いているみたい。
現実には、世界はこんなふうには滅びないかもしれないし、あるいは滅ぶかもしれない。
戦いは、実際にあり、また続いていると思う。

アメリカの大統領は変わった。
しかし、経済状況は予断を許さない。
戦いは現実にあるんだよね。

何年かのうちに、世界は戦争に引きずり込まれてしまわないとも限らない。
そのときには、たとえ概念的にではあっても、
七尾旅人がこの作品で伝えようとしたことを、思い出し、理解しようとしなければいけないかもしれない。

これを、概念だけでなく、本当にやれるとしたら。
そしたら、それはとんでもなく凄いことだろう。

たぶん七尾旅人にはそれは無理だと思うし、
誰にも無理だろう。
しかしたとえ概念だけの不完全な作品であったとしても、
彼はこの作品を作らなければいけなかったんだと思う。

こんなふうに社会的な意義やメッセージを持った、
果敢な作品が、もっと作られていいはずだと思う。

荒野、の情景や、
レコード文化の終焉、
そして、
戦前世代、という言葉は、
いよいよもって現代に生きる人達には、
実感を持って感じられるだろう。

また、いくつかの印象的なトラック、
そのサウンドスケープは、語り手としての七尾旅人の力量を感じさせる。

結論として、
音楽やアート、表現のスタイルとしては、
僕の好みとは違ったけれど、
非常に面白く、また重要な作品だったと思っている。

しかし、これだけではまだわからないので、
今度、機会を蜜けて
国府達矢さんのライヴを見てみようかと、思います。

それでなんとも思わん買ったら、
そこまでということで。

MySpaceで聞けるのを聞いてる段階では。
うん、面白いね。
でも、日本人にとってのロックという意味では
bloodthirsty butchers以上に好きになりそうにはない。
なぜかというと僕には頭で考えた音楽にしか聞こえない。
ロックというのは自分自身になりたいのであってなにか他のものになりたいのでは無い。
スタイル的には評価出来るけど考えた時点で僕にはロックではない。

そうはいってもやっぱ凄いなこれは。

たとえば僕は+/-{plus/minus}とか聞いて衝撃を受けたけれど、
やはり外国の人とかがこれを聞くと、
世界観に衝撃を受けたりするかもしれないね。

以上。

七尾旅人ウェブサイト
こちら

国府達矢マイスペース(この911 fantasiaの中で重要なモチーフとして使われている)
こちら

No(283)

■…2009年 3月28日 (Sun)…….日記メモ
昨晩はYさんのレゲエバンドの練習だった。
なかなか面白かった。
いきなり松田聖子の赤いスイートピーを演奏したり尾崎豊タイムになってしまったりした。
うわあ日本人だ。
練習回数は少ないが、本番はなんとか皆インプロで合わせられるような気がしている。
というかその方がこのバンドの持ち味が出そうな気がする。

そしてこの一週間は何があったのが覚えていない。
というわけではないけれど、
いろいろと準備をしていた気がする。
メールのやりとりもある。
実りある。

時間は足りていない。
もう一周、宣伝をしたいところだ。

宣伝といえば、
宣伝するほどのことでもないけれど、

4/29の水曜日の祝日に、横浜でライヴが一本決まっている。
St.Maulインターナショナルスクールのお祭りで、演奏させていただきます。
こちら
なんかフードフェアらしく、いろいろおいしいものがあるらしい。
これは楽しみだ。
われわれ伊万里音色(imaritones)と、
Yさんのレゲエバンドと一緒に出るので、きっと面白いだろう。
演奏時間等は決まっていない。たぶん昼間とかだろう。
ツアーから戻ってきてからすぐなので、死んでるかもしれないが、
逆にタフな演奏を見せられるかもしれない。
しかしそうはいっても要はお祭りなので、気軽な演奏をしようと思う。

Yさんバンドといえば、
先週の金曜の祝日に、Yさんちにお邪魔して、デモの制作を1曲手伝ってきた。
Yさんは最近A氏のすすめなのか、Mac派になったので、MacでGaragebandをいじってみた。
Garagebandは、結構、使いやすいという評判を聞くので、初めていじったけれど、確かに結構ユーザーフレンドリーだ。ツールもそれなりにそろっている。
インターフェイスにギターつっこんで、アンプシュミレーターでギターパート録ってきたけど、
アンプシュミレーターも非常にクオリティが高かった。
ちょっとしたレコーディングならこれで十分じゃん。
たしかに便利だなーと思った。
そしてYさんの作ってくれたカレーが異常に美味しかった。
すげー。

デイジョブは今はプチ休暇前でいろいろタイミングが悪いところなのだけれど、
小さなトラブルがいくつか発生しても、すべて良い方向に見事に転んでいる。
ありがたいものだと思う。
戻ってきたら、ちゃんとやっていきたいものだと思う。

そんなところかな。
そして今日もバンドのリハです。

No(284)

■…2009年 3月28日 (Sun)…….最速伝説fom極東
しかし、Peelander-Zさんのツアースケジュールをmixiで拝見したんですが、
すごいです、なんというか、死にます。

イエローさんの日記ですが。
こちら

特にSXSW期間中は、一日3本のトリプルヘッダーを3日連続でやったとか。
リーダーの方とか、そんなに若くはないだろうし、芸人根性というのか、
これって、なんか、もう、
日本から来た暴走最速伝説の域じゃないですか?
どれだけ暴走できるか、無茶できるか、という。

いまどき、時代遅れの暴走族もシニア化してきてるし、
生涯暴走、
そんな無茶なことを競ってもいいんじゃないでしょうか。

そんで今度出る新しいアルバムから数曲試聴できるんですが、これがかなり良いんですよね。
こちら

なんか、かなりまっとうに本格的にパンクで。
コミックバンドであるし、色物的なイメージだけれど、
これはもう、パンク世界伝説でいいんじゃないでしょうか。
ていうかタイトルがすでにニンジャハイスクールだし。

そんで、これ、道路でライヴやったんだそうです。
こちら

あれですよね、中央のレーンは、左折用だから大丈夫なんですよね確か。

なぜわざわざ道路で演奏する必要があったのか、
いちばんの疑問はそこなわけですが、

とにかく凄い。
まさに暴走してます。

No(285)

■…2009年 3月31日 (Wed)…….速弾きpeople move on
何度かに分けて書いてた
長いのをいっぺんに。
またも読みにくくて。

デイジョブ中、
WEBアプリケーションが一向に立ち上がらないんで、
こんなこと書くくらいしかできることがないんですが、

最近ようやく意識して思うようになったんですが、
G1ギター速弾き大会に関わるようになって、
穴埋めかませ犬役で自分もちょっと弾いてみたりして、
思ったんですが、

速弾きというのも、
例にもれずほとんど幻想なんだなと。

つまりは曲があってそれがBPMいくつで鳴っていたら、
おのずと弾く速さは決まっているのであって、
それを超えると今度は音楽に聞こえなくなるんだろうし、
そう思うとおのずから速さには限界があるんであって、
つまりは誰が弾いても別に速さ自体はいっしょ、ってことで、
そういう意味では速さを競うこと自体、実は矛盾があるし、
意味はないなー、と。

技術的にもかなり成熟してしまったテクニカルギターの世界においては、
これは、もはや速弾きギターも、
ゆっくりなテンポで決まったパターンを弾いていた
ブルーズギターと、同じ世界になってきたんだろう、と
思います。

つまりは、どっちが気持ちいいか、ってことで。

G1みたいな速弾きくらべとか、
速いと人が感じる基準については、
競技であれば、ミスの無いこと、などが大事になるけれど、
実際の音符の速さよりも、

速いパッセージをどれだけ長くまたスムーズに連続してつなげることができるか、
また、運指の面で、どれだけ展開し発展させることができるか、
つまりは聞く人、見る人の予測を、
ちょこっとだけ越えることができるかどうか、
そこにかかっている。

運指面、音のならび、連続性において、
聞き手の予測を、ちょこっとでも超えることができたら、
「うお、速え!」
となるわけだ。
実際の音符の速さは、たぶんそれほど関係ない。

だから、実際の今のG1の大会というのは、
どれだけアクロバットをスムーズに連続して決めることができるかという意味において、
単純なスピードくらべの短距離走の陸上競技よりも、
むしろフィギュアスケートや新体操の演技に近い。
(いっそのことオリンピック種目にできないだろうかこれ)

あとはサウンド、トーンの印象なども聞く側にとって速いと感じるかどうかの
大事なファクターになっている。

僕は、昨年2月にG1に穴埋め出場したときのプレイが、
身内周囲でそれなりに評判が良かったんだけれど、

実際はあれって、そんなに速く弾いてないんだよね。
教科書どおりに決めたプレイを、ミスしないように弾いたというだけで。

あとは、自分のバンドの曲で、
Iron Hammerっていう曲のギターソロを、
すごい速い、って言われることが、たびたびあるんだけれど、
実はあれもそんなに速くないんだよね。

あれは米持師匠に連れてかれたサシャ氏のスタジオで、
エンジニアしてもらったOlafさん(Rapsodyのなんたらさんのソロアルバムでヴォーカルも務めてるとか?)と一緒に、
なんか適当にアドリブで当り障りのないプレイをしてただけで、
遊んでたら、米持さんがスタジオに入ってきたから、
やべ、そろそろ決定テイクにしなきゃ、と思って、安全策のプレイをしただけ。
自分で聞くと、すごく月並みなプレイに思える。

速く聞こえるのは、
たぶん曲のせいなんだよね、
あとは、サウンドと、なによりサシャ氏のプロデュース。

良いプロデュースで良いサウンドになってるから、
効果的に伝わる、
と、そういうことなんだよねたぶん。

いつも言うけど、
僕はごく少年のころ、
Judas Priestの
グレン・ティプトンのギターソロが
大好きだったけど、
たいしてテクニカルでも速くもないはずなのに、
すごいギターソロに聞こえるのは、
やっぱ曲のせい、
そしてパッションとスピリットのたまものなんだよね。
きっと。
バンドってことなんだろう。

自分のために書いておくと、
速弾きであろうと、
ギタープレイというのは、
自分の言葉、自分の文脈でプレイするのが大事であって、
たとえばAさんがやったのとまったく同じスウィープをする必要はない。
別にできなくたっていい。
むしろ、自分のトレードマークとなるような、自分の好きな運指や音の並びを見つけて
自分のボキャブラリーにするほうがいい。

僕はもともと、
EVH派のギタープレイヤーだったし、
本来そんなに、テクニカルなことやスピードには興味がない。
自主制作10枚を作っているときの自分は、
なーんも練習しない、
素のままのプレイをしていたし、
そのほうが、自分自身を表現する意味で、
自分らしい自分のいのちそのままの音を
鳴らすことができていたと思う。

よしあしはともかく、
人間は歩いていかなければいけないので、
G1や米持師匠と縁を持ったのをきっかけに、
ちょっとずつ、テクニックの習得に、
ほんとちょっとずつだけと、しようとしてきたけど、

やっと最近それが、
自分のボキャブラリーとして、
整理できるところまで、最低限きた。
最低限だけど。

自分自身は、
いちばん速く、とか、凄いプレイ、とか、
そういうのに興味はないけれど、

聞いてて気持ちのいい速弾きを、
目指そうと思う。

速弾きのいちばんの効能って、
そこだと思うから。

「気」のマッサージ連打、みたいな。

次、
やっぱり起こったか、これ。
言われてたんだよね、こういうこと起こるよ、って。
今、経済悪いし。
4/11のAtlantaのショウが、どうやら、
ハコがつぶれてしまうため、倒産キャンセル。
さて、別のところを探すにも、あんまし時間がないぞ。
でも、こういうこともあろうかと思って、
Little Rockのショウをつっこんだんだし、
とある牧師さんとゆっくり話したり、日本人教会訪ねたり、
Empty Vessel訪ねたり、できるから、
キャンセルが空いてしまったら、それはそれで、ノープロブレム。

次。
治安なり、貧困層にスポットをあてたコラムを読むにつけ、
日本は本当に良いところだ。
文化水準も高い、いい人も多い、
情報は早い、CDとかも買える、楽器もいろいろ買える、
およそ世界のどこにいるよりもいろいろ速かったりする。
安全だし、ゆっくりと守られて自分自身を育つには、
とてもよい環境かもしれない。

でも、なんか「騙されてる感」がぬぐえないんだよね。
なんだろう、この、騙されてる感じの正体は。
しらじらしい手ごたえの無さは。

バンドシーンなんか見ると象徴的だよね。
みんな騙されている気がしてならない。
皆でやらないと革命は起こらない。

次、

春、
もう10年以上も前になるけれど、
ちょっと苦しかった季節に、
春が来て、小さな出発をして、
そう、バーナード・バトラーを聞いていた。
ちょっと前に、3月が来たなあと思って、
また聞いていたんだよ。

また、そのときと同じように、
横浜の地で、春を迎えることができた。
と思った。バーナード・バトラーを聞いた。
そうか、あれから10年も、それ以上も、たったのか。

あんなに願った愛しい人は隣にいる。
ああそうか、やっぱり、信じて、いいんだな。

出会ってからもう14年になろうとしてるなんて信じられない。
でも信じよう。

あのときバーナード・バトラーをくちずさんで、
電車の先頭車両から見える前の景色が、
ずっとさまよう運命だとわかっていた。
今度はどこをさまようだろう。
でも景色を見る限り、あのときとは前に進むことができたみたい。
奇跡みたい。

「いつのまにか今ここにまぶしそうに」
「あのとき見えなかった未来に」
過去も未来もすべてはひとつ。

次、
マイスペースで、
どっかの国の子に、日本にクリスチャンロックバンドって他にもいるの?
って聞かれて、うーん、と思った。
もちろん、知り合いや友人の方々、いるけれど、
あとは、マイミクさせていただいているよこさまさんに聞いてみれば、
たくさん教えてくれそうだけれど。

単にメンバーがクリスチャン、っていうのだったら、
メジャーバンドでもたくさんいると思うけれどね。

そう思って、マイスペで見てみた。
チャートがジャンル別に見れるんだ。
今、我々、伊万里音色IMARITONES、
ツアー前で露出がちょっと多いこともあって、
“Chrisitian”のカテゴリ、インディーズの分類のチャートでは、
最近ずっと、1位を独占中だぜ?

そうして、”Chrisitian”に登録してあるバンドをいくつか聞いてみた。
やっぱ、日本においては登録数も少ないカテゴリであることは否めない。
これらのバンドでイベントやれないかな。
力をあわせなきゃだよな。
ムーヴメントでリバイバルでハレルヤ、ってなもんで。

それっくらいしかないよ、興味のあること。
騙されてる感たっぷりなんだもの。
目の前に見えるものなんて信じられねーや。
だから興味のもてる面白い宿題を与えてくれ、神様。

次、
2月のはじめに親知らずを抜いて、
抜糸する前に、口が開かなかった。
抜糸したら開くようになりますよと言われた。
抜糸して一週間しても開かなかった。
歌うのも食べるのも不自由だし、
アゴはがくがく言うし、どうしてくれようかと思って、
どういって文句言おうかと考えてるうちに、
ちゃんと開くようになってしまった。
それだけ。

そういうわけで、
直前のあれこれで、
めちゃめちゃ忙しい。

それだのに明日も夜には用事が入っている。
勘弁してくれえ。

それだのに、facebookを開いたら、いきなりチャットをしかけてくる日本好きの女の子がいたりする。
勘弁してくれ。
スペインの子なのに僕よりもユニコーンに詳しい。

作業、仕事、たまりまくり。
帰ってきてからでいいかい。

まだ無事にいけるかどうか、わからないけどね。
でも信じてる。

おめでとう!
おめでとう、君!
おめでとう、みんな!

No(286)

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