ぷれっしゃーと逆カルチャーショックで日々死んでます。
まあだんだんと。
後追いなので、
あまり興味ないかもしれませんが、
ちょっとずつ、つあーの反省を、
書いていってみたいと思います。
あれえ、生きてるぅ。
実は今回のツアーで死ぬんじゃないかと思っていたため、
(なので多少の無理なスケジュールも気にならなかった)
無事にまったくすべてスムーズにいってまだ生きていることに
ちょっとだけびっくりしています。
そうそう、だから、死ぬ前に洗礼うけとこうと思ったのよね。
まあ、生きてるうちはなんとかがんばるか。
たぶん、生きて帰ることができたのは、
出発前に、わざわざ普段プレイしないパソコンのゲームソフトなんかを
買ってきて、
パソコンにインストールだけしておいた、
それが効いたに違いない。
戻ってきたらやってみよう、
って思うもんな。
しかし、戻ってきてからしばらくして、
新型インフルエンザのニュースが報道されていることを思うと、
もう少し時期が後ろにずれていたら、
計画自体が、無理だったかもしれない可能性もあったなと思います。
いちばん行きたいときに、できるうちにやっておけという声が、
頭の中にあったんですが、
イースターの時期に行きたいというのは、あったんですが、
自分でも、もうちょっと待てば、飛行機のサーチャージももっと下がるし、
なんでこの時期なのかなーと思っていましたが、
なるほどこういうことだったかと、
神さんの計画はちゃんとしておるなあと思いました。
そもそも米国で演奏したいと思ったのは、
米持師匠と行った、テキサスはAustinの、SXSWに、2007年に訪れたことでした。
そこで、世界の音楽産業の潮流といったものを目の当たりにしたことでした。
そして、それをきっかけで知ったNew Yorkに拠点を置く+/-{plus/minus}というバンドに、非常に惹かれ、彼らの音楽が、この国に演奏しに来いよと言っているように思えたのでした。
もともと、どちらかというとアメリカンロックが好きな私でしたので、
そういった意味でアメリカを自分の身で見聞きし、アメリカを探す旅としては、
一度は行ってみたいものでもありました。
それから、人間、とくに、芸術家気取って生きていると、
いつまで生きられるかよくわからないので、
生きてるうちにやっておかなくちゃという気持ちがありました。
そして、さらに今の私には、
信仰があり、その信仰についても、自分の道を見定めたいという思いがありました。
この旅の中で、ミュージシャンとしてもですが、
信仰についても、なにかしら自分の道が示されるのではないかという思いがありました。
また、教会に行くようになって、1年3ヶ月ほどでしたが、
ジーザスはすぐに受け入れたので、洗礼はいつでも受けてもいいと思っていましたが、
あまりこだわらないこともあって、自然な形で、必然を感じる機会や時期をうかがっていました。
今回、DallasのICCという日本人教会の、Kenさんという方と、
インターネットを通じて、すごく共感するものがあり、
その方の、来ちゃえばいいじゃない、という声に導かれまして、
実行に移すことができました。
各地の日本人教会に、連絡を取っていただけたことなど、
まず最初に、Kenさんのご助力がなければ、
今回のツアーは、これほどうまくはいかなかったと思います。
本当に感謝をしないといけません。
そのKenさんの行っておられる、
DallasのICCは、考え方としても、私たちが横浜でお世話になっている教会VICと、近く、
いろいろな必然を感じることでありました。
そこで、私は、嫁さんと、この旅の中で、洗礼を受けちゃうことにしました。
洗礼ってことについては、考え方がいろいろあると思うので、
たとえば、ふだん行っている横浜の教会で、やったほうがいいんじゃないかとか、
あるとは思うんですが、
地球ぜんぶが自分の教会だと思っている我々にとって、
また、旅から旅へのさすらいの中に生きていると感じている芸術家気取りの私にとっては、
旅の中というのは、もっとも神さんの近くにいられる場所であり、また自分が生きるべき場所であると感じるので、
旅の中で行うことが、自然に感じられたのでした。
組織とか決まりとか人間のことじゃなく、神さんとつながることを大事に考えたつもりのことです。
結果的に、ツアーはうまくいきました。
中盤戦、天候に恵まれなかった部分もあり、
集客的には、もう少し伸びた余地はあると思いますが、
多くの会場で、手ごたえと、賞賛の言葉をがんがんもらい、
CDやTシャツもかなりの割合が売れました。
そして、たくさんの人との交流や、出会いがありました。
それは、確実に次につながっていくことは間違いないと思います。
また、各地で、
日本人教会、日本人のクリスチャンの方、日本にゆかりのある牧師さんなど、
たくさんお世話になりました。
お家に泊めていただいたり、お話をすることができたりと、
このあたりは、
音楽以外にも信仰という目的意識やテーマがあることも含め、
クリスチャンでない普通のバンドがツアーをするのに比べて、明らかに恵まれていたと思います。
各地でお世話になった方々には、本当にお礼を言いたいです。
今回、ツアーをする上で、
あまり、クリスチャンということを、言わなくてもいいかもよ、という意見も何人かの方からありました。
アメリカにおいても、近年は、クリスチャンのイメージは、必ずしもよくないし、はじめから色眼鏡で見られるよりは、普通に演奏したほうがよいのではないかということです。
僕は今回、そのあたりも含めて、ぶつけてみたかったので、
わりと普通に、クリスチャンロックだということも言っていたのですが、
結果的には、それは問題なくウケていました。
というのは、ほとんどみんな仏教徒である日本から来たクリスチャンロック、と言った時点で、それはほとんどジョークなので、普通にジョークとして受け取られ、ネタとして使えたということです(笑)
なので、やり方にもよると思うんですが、少なくともうちの場合今回は、バンドのキャラクターなどもあいまって、クリスチャンロックだと言うことが、お客さんとの距離を遠ざけることは無かったように思います。
信仰の面で、音楽の面で、
やはり、行ってみて、示されたことが、たくさんあったように思います。
だからむしろ大事なのはこれからなんですが。
扉は、確実に、開けた気がします。
開けてしまったからには、進んでいくしかないわけです。
今は、その勇気を、ください、つって祈ってます。
なにかあるたびにいつも言ってますが(笑)
やっとここからが本当のスタートで、
やらなきゃいけないことの始まりなわけで。
ちょっと、ゆっくりさせてくれよ、というのも思いつつ。
逆カルチャーショックに若干苦しんでますが。
次は、もっと面白いことをやるアイディアもありますし、
今回のつながりを生かして、もっと面白いこともあるでしょう。
まずは、消化さしてください。
今の状況と、見てきたものを。
つあー記録 箇条書き総評
幸運だったこと
・ハッピーな形でダラスで洗礼を受けることができた。
・ダラスでケンさんのところで皆さんを招いてパーティーをしてもらえた。
・ブッチ牧師と会うことができた。
・リッチー牧師と会うことができた。リッチー牧師が音楽産業の人で応援すると言ってくれた。
・シアトルで天候に恵まれた
・NYCもギグの日以外、観光の時は天候に恵まれた。
・Little Rock、Nashvilleあたりでは、天候は良くなかったが、トルネードが発生して被害が出ている中、トルネードに遭遇することなく来ることができた。(怖いよ)
・新型インフルエンザが騒動になる前に行って帰ってくることができた。
・Nashvilleで、ワカイセンシ君が特製のTシャツを作ってきてくれた。
・Nashvilleで、Whisper of gardenさんと交流して、ブランチ食べて、いろいろお話できた。
・アトランタで飛行機が待ってくれた。乗り継ぎも後のになったのに結局ほぼ時間どおりニューヨークに着いた。
・アトランタで急遽、教会でイースターの日に演奏できた。
・シアトルで、予定していなかったのに、Tacomaの日本人教会に行くことができた。
・シアトルで、行きたいと思っていた場所にほとんど全部行けた。
・シアトルで、元横浜在住Sakenomiのご主人が覚えていてくれた。
・シアトルで、レイさんのガレージでちょこっとジャムって楽しかった。
・シアトルで、泊まったホステルに、事前に送ったポスターが、ホステル中に貼られていた。ちょっと恥ずかしかったけど。
・どのハコでも、事前に送ったポスターがそこらじゅうに貼られていた。ちょっと恥ずかしかったけど。
・ヒューストンで、ブライアンさんとちょこっとブルースセッションして楽しかった。
・ニューヨークとシアトルでは、ホステルという環境で面白かった。
・ニューヨークではひととおり観光ができた。ブルックリンブリッジも渡れたし、奈良 美智の落書きも見つけた。
・美味いハンバーガーをいろいろ食えた。
・各地で日本人クリスチャンの方のお宅にお世話になることができて交流ができて、アメリカでの生活も垣間見ることができた。
・お世話になったお宅では、お子さんたちや動物と楽しくたわむれることができた。
・各地で対バンのバンドさんたちと交流できた。
・日本で合わない、アメリカや海外のが合うんじゃないの、と、かねがね言われていたが、行ってみないとわかんない、で、実際に行ってみて、やっぱり合うみたい、という、シンプルな答えが出た。
・Austinでなんかライヴニュースに取り上げてもらった
・Houstonでなんかメジャーな新聞に載ったらしい。確認してないけど。
・事故も怪我も犯罪もなく、無事に全日程を行くことができた。
・無事にドライブすることができた。
・ギターに関しては本当に自信がついた。
・ヴォーカルに関して、精神的に壁をひとつ乗り越えることによって、上手い下手とは違うところで、自分にしか与えられないものや表現できないものがあることに気づき、ほとんど初めて、自分でヴォーカルやることに関して、これで良いのだと確信できた。
・ほとんどにおいてハテナと無関心しか返ってこない日本での通常のライヴハウスの演奏の機会と比べて、個人的にはほとんど高校の時以来で、やっと人前で演奏したというように感じた。ある意味悲しいことだけど。
・というわけでこれからの活動のやり方についてもアイディアややる気とつながりと実績を得ることができた。
不運だったこと
・中盤あたり、Little Rock、Nashville、NYCと、必ずしも天候に恵まれなかった。まあ、トルネードもあったし、生きてるだけラッキーと言うこともできる。
・アトランタのショウは、結局、ヴェニューが閉店になってしまいキャンセルになった。情報が錯綜して、確認が取れなかったこともあり、代わりのハコを見つけるのも無理があった。しかし、急遽教会で演奏ができたのでそれは幸福なことだった。
・Empty Vesselの人達には結局会えなかった。反応も遅いし、宣材キットも結局、ごめん送れなかった、ってメールが来てたし、なにかと遅いレーベルであるとは思うけれど、順次いろいろやっているのはわかっているので、ひとまずこのまま待ってみる。
・OursのRichくんには結局会えなかったが、NYC最終日に電話をくれたのでうれしかった。
・+/-{plus/minus}のJames Baluyutも、直前に、行けないよごめん、というメールが来ていて会えなかった、が、昨年東京で会った際に「本当にニューヨーク行くからな」と言った約束は果たした。Brooklynもちょこっと見れたしいいや。
・Houstonにおいて、お伺いするお話が出ていたバイブルスタディのうちひとつに行けなかった。結果的には、その選択は、無理だったので仕方ないし、間違ってはいかなったけれど、全部完璧ってわけにはいかないなと思った。
・自分のことだけれど、日焼け止めをちゃんと塗ってたとは思うんだけれど、それでも結構日に焼けてしまった。ずっと外とか、車に乗ってる時間が長かったからだと思う。ちょっと悔しい。