2013年9月の日記

■…2013年 9月 4日 (Thu)…….選び取る
僕たちは、ずっとインディペンデントに音楽をやってきた。特に世間的に大きく成功したり、注目されることもなく、ずっとわがままに、こだわりをもって、自分たちの好きなように、好き勝手に音楽を作ってくることができた。それは、とても幸運なことだったと思う。だからこそ、どこで、どうやって、どういう形で成功するのか、その形も自分たちで決めたいと思う。それを、選び取るための長い旅路だったのではないかと、今そう思っている。あるいは、最後まで決められないのかも、しれないが。

No(909)

■…2013年 9月12日 (Fri)…….9/8のStryper Prayersのお礼
もう2日過ぎちゃいましたが、日曜の錦糸町RebirthのStryper祭り、ありがとうございました。すごい盛り上がりましたね。信じられないくらいでした。

大阪のZtryperさんとは、前日の夜に一緒に前夜打ち上げで飲めたし楽しかった。そしてドラマーのターメリックさんのロバート・スウィートの衣装、横向きドラム、叩き方、独特のバタバタ感(!)まで再現するドラミングに感動!でした。

トリビュート・バンド、コピーバンド、なんて言っても、本当に愛がないと出来ないな、と、そのこだわりぷりに本当に頭が下がる思いでした。

そしてすーとらりぱーさんは当然ながら本当にプロ級というか、本家以上(!)の演奏で、リハから圧倒されました。そしてPONさんのドラミングに最初から最後まで真のプロフェッショナルというものを見せていただきました。

わがAtsuki Ryo with Jesus Modeは、テンション上がりすぎてばたばたした演奏でしたが、メンバー個人個人の持ち味は存分に発揮したと思います。俺のギターもスピード全開だったぜ。聴いていただいてアリガトウ!!

そしてなによりも、こんなすごい、そして貴重なイベントを企画して見事成功させたうちの嫁さんに本当によかったねと言いたいです。誇りに思います。Stryper一色のイベントなんて、しかも日本で、まじでありえない。

そして共同企画していただいたZtryperのハーシーさんにも本当にお礼を言いたいと思います。ハーシーさんが参加できずに残念でしたが、急遽代役のDanさんとうい奇跡もあり、これも次につながるドラマとなるのではないかと思っています。そして皆でメッセージ色紙を書いたりして感動の一幕だったのでした!

というわけで私はImari Tonesの人に戻ります。この切り替えが結構たいへん(笑)

No(910)

■…2013年 9月12日 (Fri)…….ジーザスモードのEPの音
8月、9月と、「熱きリョウwith Jesus Mode」のライヴを行った。これで10月の後半にもまたやるんだけど(汗)(疲れる)。
で、最近、ギターとかギターサウンドとかについていろいろ考えたり、いろんな人の音を聴いたりしてるんだけれど、

この”Atsuki Ryo with Jesus Mode”のデビュー音源、”Soldiers Into Hell EP”ね。
これって、最初、熱きリョウと二人ユニットのつもりで、渡されたリズム音源に、ギターだけ重ねて、
なんというか、ぱぱっと録音しちゃってね、ギターも。
たった一日で、部屋で、パソコンにギターつっこんで、プラグインのシュミレーターで。

実際のところ、この作品のギター録音に使った機材は、そう、何年も前にネットのどこかで拾ってきた素性もよくわからないフリーのJCM900のシュミレーター、それに、同じくどこかで拾ってきた無料のTube Screamerのシュミレーターを通して。
ぱぱっとやっちゃったのね。
どれだけ、適当に、いいかげんに、そして、手間も、ましてや予算もまったくかかっていない。

使ったギターは、MusicManのAxis EXのSolidつって、日本製EXのさらに安いアルダー製ボディのやつ。2004年初頭から使っているが、購入した値段は7万円を切っていた。まあ、それなりに良いギターではあるが、決して高いものではぜんぜんない。
(一部に1990年製B.C.Rich Gunslingerも使用している。が、これはもっと安い。)

それが、結果的に、皆さんに「このギターの音良いね」って言ってもらえる音になっていて、
たしかに自分であらためて聴いてみても、結構良いんだなこれが。サウンドも、プレイも。
トッププロの高級な音と比較しても、あんまり負けている感じがしない。

2011年にImari Tonesで絶好調のアメリカツアーをやって、その後にその勢いでやっちゃったからかもしれない。ギタリストとしての自信が溢れていたのかもしれない。

高いギターは素晴らしいし、高い機材も素晴らしい。ギターやアンプだけでなく、録音機材全般に関しても。

でも、やっぱりそれだけじゃない。
音に命がやどり、音に情熱がやどる。
それは、やっぱりそんな単純なものじゃない。
金をかければいいというものでもない。
アナログとかデジタルとか単純に言えるものでもない。

奥が深いですね。

久しぶりに自分の録音を聴いて、そんなことを思った、くだんのアルバム、というかEP、「Atsuki Ryo with Jesus Mode」の作品はこちらです。どうぞ聴いてやってくださいまし(笑)

そして予定どおりいけば来年早々にはジーザスモードの次の音源作るよ。たぶん。
次はちゃんとバンドでね!!
こちら

No(911)

■…2013年 9月12日 (Fri)…….10月のThe Extreme Tour Japanについて
さてThe Extreme Tour Japanについて言えば。
もうこの一年間、ずっとそれにかかりきりでやってきたわけですが。
結局のところ、最初からこれは自分の手には余るなというのはわかっていたので、
当初から、誰かもっと他にこの企画をやってくれる人はいないものか、
他にもっとこの企画をやってくれる組織や教会はいないものか、
そうやって模索していたわけですが

結局、日本で実績もないこの企画を
そうそうこの環境と状況で簡単にやってくれる人を見つけることも難しいので
そしてやはり自分自身のコミュニケーション力の不足とか力不足もあり
誰に話しても「ふーん。大変そうだね。がんばってね。」で終わってしまい
なかなか簡単に人にパスすることもできず

けれども自分なりに形にするところまでは
どうやらできてきました
というよりも自分にはそれしかできない
自分のやりかたで自分が納得するような形にすることしか

結局のところ
普段自分がやっているような
草の根でobscureな、
アンダーグラウンドというのか、
ぱっとしない場所でのぱっとしないライヴ。
そういったことしか自分にはできない。

教会べったりというわけでもなく
かといってまったくセキュラーというわけでもなく
ちょっと不思議な立ち位置の、
そういうギグしか計画できない

けれども自分なりに、
体を使って人に会って話してブッキングして、
自分が見てきたこの国とこの街とこの世界の
リアルを見据えたライヴ計画、ツアー計画にすることはできたと思う。

でも、それは本来望ましいものではなくて、
やはり本当は、もうちょっとうまく、
もうちょっとまともに計画できる人たちに、
このThe Extreme Tourをパスして任せなければいけない。

結局のところ、
計画のほぼすべての部分が、
自分一人の肩にかかってきてしまって
それは本当はよくないことで
僕一人の限界が、ツアーの限界になってしまい、

たとえば僕がコミュニケーション能力に乏しいことで
そればツアー全体にも影響してしまうし
僕がぐーたらでこうして考えを言葉で伝えることも
効率よくできない
そして年々その症状は進行していく

とにもかくにもやはり僕一人の肩では
限界があり

たとえば、
いろんな人たちに協力を求めるとか
きちんと告知して
ポスター作ってとか、
チラシ作ってとか
メディアにコンタクトしてPR活動したりとか

ほとんどできていない

でも、はっきりいって、僕はいっぱいいっぱいなので
こうして、ツアー計画を最低限の形にするだけで
すでにいっぱいいっぱいだったので
はっきりいって無理無理だったので

これは仕方ないと思う。

とにもかくにも
もう遅きに失しているかもしれないが
可能であればこれから
幾人の人たちにメッセージを投げようかと
メールを投げようかと
思っているところだ

こんな日程だ

10月1日 バンド到着(成田着)

10/4(金) 音小屋 (横浜関内)にてライブ
共演: B.D.Badge(栄光号)
(The Lacks, The Burn Ins, C.J. Lassiter, Imari Tones, B.D.Badge)

10/6(日) El Puente (西横浜)にてライブ
共演: 儀太郎
(The Lacks, The Burn Ins, C.J. Lassiter, Imari Tones, 儀太郎)

10/8(火) 中原平和公園 (川崎市中原区)にてアコースティックライブ
(The Lacks, The Burn Ins, C.J. Lassiter)

10/9(水) 横浜公園 (横浜スタジアム隣)にてライブ
(The Lacks, The Burn Ins, C.J. Lassiter, Imari Tones)

10/12(土) YUC (Yokohama Union Church)にてライブ
共演: 萩原ゆたか
(The Lacks, The Burn Ins, Imari Tones, 萩原ゆたか)

10/14(月) 伊勢佐木町クロスストリートにてライブ
共演: Yao Amoabeng (予定)
(The Lacks, The Burn Ins, Imari Tones, Yao Amoabeng)

10/18(金) Paradise Blue (福島県いわき市)にてライブ
(The Lacks, The Burn Ins, Imari Tones, その他いわき市のバンドも参加予定)

10/20(日) 石巻復興マルシェ (宮城県石巻市)にてライブ
(The Lacks, The Burn Ins, Imari Tones)

10/21(月) Onepark (宮城県石巻市)にてミニライブ&スケートボードミニ大会 (変更の可能性あり)
(The Lacks, The Burn Ins, Imari Tones)

10/23 バンド帰国(成田発)

こっから先は愚痴です。

結局のところ
アメリカと日本の環境は全然違います。

アメリカではこのThe Extreme Tour、
どこの街に言っても、バンドやスタッフたち
だいたい総勢30名くらいで移動しますが、

どこの街に行っても
その街の教会が宿泊から、食事、150本の水のペットボトル(そう契約書に書いてある)、
そしてツアーの援助の寄付金まで、
すべて面倒を見てくれます。

コンサート会場は野外の大きな公園や、学校や、広場や、
それらもすでに教会のスタッフたちによってブッキングというかセッティングされています。

でも、
日本では30名が宿泊できるような教会なんて、そうそうありません。
そもそも教会の数がまったくありません。
宿泊できたとしても、日本の教会はだいたい一泊いくらとかお金を取ります。

教会でなくて普通の家庭にホームステイをお願いするとしても
30名はおろか、そのうちの1バンドの4名だけでも
「4名もいるの?多すぎて無理!」
って言われます。
それは住宅事情が違うのと、
感覚や習慣が違うからです。

また日本の教会はアメリカみたいに大きくないので、
バンドの人たちに食事を提供したりする予算や人手の余裕は無いことが多いし、
ましてや1000ドルの寄付金なんて無茶な話です。
日本の感覚では、宿泊場所を提供するだけでも大変なのに、
宿泊の面倒を見た上で、さらに寄付金をよこせというのは、ほとんど強盗みたいなものです(笑)

いつもアメリカのクリスチャンと話すと、
「君のとこの教会は大きいの?」
とか聞くと、
「ノー、ノー。僕の行っている教会はすごく小さいよ。100人くらいしかいないんだ。」
とかそういう答えが返ってきます(笑)
たぶん僕の、日本の感覚だと、100人もいる教会は、すごく大きいというか、ほとんど巨大です。

あと日本の教会は、
特にある程度の規模のところほど、
閉鎖的になってしまうしね。
宿泊とかお願いするにしても
すごく手続きとかプロセスが
今回僕も自分の手の届く範囲でいくつかの教会に
お願いをしてみたんですが

また音楽やバンドをめぐる状況もアメリカと日本では全然違います。
バンドやってる人は知っていると思いますが、
日本ではバンドがライヴハウスで演奏しようとすると、
チケットノルマとかいって、バンドがライヴハウスに対して金銭的な負担を負います。平均して3万くらい。
今回みたいに3、4バンドでライヴを企画すると、ホールレンタル(ハコ貸し)という形になって、だいたい15万から20万くらいの費用がかかることになります。
アメリカの人たちはそれを知りません。
アメリカでは、無名のアマチュアバンドでも、バーで演奏すると、ちゃんとギャラが出たりするからです。

僕はそういう日本の音楽をめぐる状況が、あまりよくないと思うので、
なるべく、小さくても、良心的な、音楽そのものを大事にするような、
街角のライヴバーとか、小さな個人経営のクラブみたいな場所とか、
そういう場所での演奏を好んでするように、
うちのバンドはここ何年もそういう感じでやってきました。

なので、今回のThe Extreme Tourの計画にあたっても
なるべく、そういった、無駄な費用のかからない演奏の場所を選んで、
なるべく、地域に密着したオープンな形でのコンサートができるよう、
そんなブッキングをしたつもりです。
それでも、やっぱり、いくらかの費用はかかってしまいます。
アメリカの人たちにはそれがわかりません。
「なんで演奏するのに金がかかるんだ?」
という言葉が飛んできます。

今回、ずっと苦しんでいるのが、
そして、たぶん実際に彼らが来日してからも苦しむだろうけれど、
ずっと苦しんでいるのが、その板挟みです。
環境の違いからくる板挟み。

日本はアメリカと違うんだよ。
日本はアメリカと違ってすごく狭いし、
いろんなものはぜんぶちっちゃいし、
家も狭いし、
野外の演奏なんてアメリカと違って、
そのへんの公園ですぐにできる、っていうわけじゃないんだよ、って。
日本にはクリスチャンほとんど居ないんだよ、
人口のたった1%なんだよ、
って、
何度も説明してるんですけど、
たぶんわかってないんですね。彼らは。
実際に来たら驚くと思うんだけど。

なんというかアメリカ人でも、もうちょっとリベラルな人たちだったら、
もうちょっとオープンというか、感覚あるんでしょうけれど、
今回かかわっている人たちは、基本的に、典型的アメリカ人というか
アメリカが世界のすべてだと思ってるような人たちなので。

レンタカーを用意する必要がある、というと
アメリカの人たちは、
「なぜレンタカーを借りる必要があるんだ。教会の車を借りればいいじゃないか?」
と言います。
僕が見た中では、日本の多くの教会には、そもそも教会の建物自体もってないところが多いし、「教会の車」なんてものはありません。

「なんで教会で食事が出ないんだ」
とか、
「どうして寄付金がもらえないんだ」
とかね。

アメリカの人たちは
「カーウォッシュするとか、バザーするとか、寄付を募って、教会の地域のコミュニティに協力してもらえばできるだろう」
とか言いますが、
そもそも日本の社会というのは全般にコミュニケーションがそこまでないので
地域のコミュニティというものが最初から無いか、あまり機能していません。
カーウォッシュって何だよ、という感じです。

そのへんの板挟みに、ずっと苦労していて、
電話やメールで、アメリカの人たちと話していても
「なんでできないんだ」
いって言われるし。

また自分が実際にブッキングに動いて、
難しい日本の現実に直面して、
そのギャップに。

自分としては、
難しいのを承知で、
これに取り組んで、

そして、日本の難しい状況の中で、
試行錯誤しながら
なんとかベストな方法を見つけて、
計画をたてているのに、

アメリカの人たちは、
「なんでそんなにお金がかかるんだ」
とか、
「教会からの援助はないのか」
とか

で、クリスチャンだから、
こっちが「それは無理だ」
って言ってるのに
「神の助けと信仰があればできるだろう」
とか言い出すしね。
それは信仰とは違うだろ、って
言いたくなったけどね。

信仰があって信じてるからこそ
俺はこうやって
周囲に「絶対無理だ」
って言われても
今やってるんだよ
って言いたくなったけど

そんな感じで、
およそ無理な注文を
無理矢理に自分なりのやり方で
形にしようと試み

板挟みに合いながら
難しい現実に向き合って

自分一人の限界をひしひしと感じながら
計画したこのThe Extreme Tour Japan。

きっとバンドの人たちが来日したら、
さらにいろんなギャップや板挟みが
あるような気もしますが

それでも
やる価値があると信じています

だから神さんマジお願い

あなたに栄光と賛美を
このツアーで捧げることができるよう

No(912)

■…2013年 9月12日 (Fri)…….東京オリンピック決定について
気が付けば9月11日になっており、
アメリカでは2001年のニューヨークのときから12年。
日本では、3月11日のあのときから2年半が経ったということで。

そして日本では2020年の東京でのオリンピックの開催が決定したということで。

今に始まったことではなく、
それはずっと前からそうなんだけれど、
(そもそもロックとかやってるでしょそれだから)
(でなければこんな生き方していないでしょ最初から)

あの3月11日以降、
すごく日本の社会というものに対して
違和感というか、
これは間違っているのではないかという思いが、
日に日に増してきて。

それはそれでまた違う話になってしまうので
割愛したいと思うのだけれど

2020年の東京でのオリンピック開催が決定したことについては
なるべくポジティヴに受け止めたいと思っているんです

やはり、経済効果であるとか
社会的な意味とか、
文化的な意味とか
国際的な世界の中での意味とか

プラスのことはたくさんあると思うんです

東京が選ばれたということよりも
むしろマドリードやイスタンブールにならなかったことに
僕は驚いたんですが

オリンピックが一番、必要とされる場所として
選ばれたんだろうかと
神の運命によって

思うにたとえば北朝鮮で
オリンピックが開催されることになったら
それはすごく大きな事件だと思うんです

でもね今、この時に
東京でオリンピックが行われるというのは
ひょっとしてそれと同じくらいの
意味のことなのかなと
思ったわけです

少なくとも
福島のこととか
世界の目が
日本に注がれるわけで
政府としても
対応しなければいけないだろうわけで

だから神の運命というのか
日本の上に神の計画と
導きがあることを
ポジティヴに信じたい

政治というのはきれいごとではない
というのは
少しはわかっているつもりだし
国益というのか
結局、国の、一億人の人たちを
食わせていくことを考えたら
国益というものを
持ってくること
もぎとってくることは
それはやはり国のリーダーとしては正しい

それに政治というのは
巨大な車輪のようなもので
どっちに転がっても
どのみち誰かを轢き殺すことになる

その上でなるべく正しい判断をするのが
リーダーの役目であるわけで

でもね2年前の3月11日以降、
すごくはっきりとわかったのは
やはりこの国の社会の成り立ちというのは、
一部の人たちを犠牲にした上で
多数の人たちの平和とか安定とか便利とかが
成り立っているのだと

その社会に対してYESというかNOというか
といえば
僕ははっきりNOと言いたいのです

まあ自分たちだって
その上でその恩恵で生活してきたわけだから
何が言えるわけでないことも
わかっていても

一部の人たちや少数の人たちを犠牲にした上で
いろいろな嘘をついた上で
成り立つ繁栄というものは

昨年以来言われている
このあべのみくすという現象に関しても
そういうことなわけでしょう

今回オリンピックが日本に来るとして
そこにもやはり
少数の人たちや、忘れ去られた人たち、
かえりみられない人たち
それらの上に
利益とか繁栄がもたらされるのかもしれない

それに対して全部否定するつもりはない
だって人間の社会ってそういうものだから
それでも人間は食っていかなくてはいけないし
社会は動いていかなければいけないから

その意味ではオリンピックを持ってくるのは
たぶん間違いではないです

また、自国でのオリンピック開催が決定しても
単純に喜ぶのではなく
冷静に見つめ、
課題や批判とともに
受け止めている日本の多くの人たちの反応を見ても
やはり日本というのは
世界の中でも成熟した
レベルの高い国なのだと
思わされました

これが他の国であれば
もっと単純に喜ぶ反応が多いのだろうから

けれども僕がひとつだけどうしても気になったこと

世界を前にした誘致のプレゼンテーションで
私たちの国の首相は、
演説をして、
その中で、いくつかの嘘をついたでしょう。

しかも、かなり深刻な嘘を。

僕はそれがどうしても気になって仕方がないのです。

一国の首相ともあろう人が
世界の前で、大きな嘘をついて
その上でもたらされる国益なんて
果たして本当にあるだろうかと

一国の首相ともあろう人が
あれほど明確な嘘をついて
その上で繁栄する社会に
意味なんてあるだろうかと

子供たちに
正直に生きなさいと
嘘をついてはいけませんと
それでも言えるだろうかと

国のリーダーが
あんなに堂々と
嘘をついたのに

これも今に始まった話ではない
どちらかというと
社会は、
暗黙のうちに
子供たちに
嘘をついて生きていくことを
教えているから

おれは
そんな国に生きていたいとは
思わないです

自分はいいよ
自分はまだいい

だけれども
自分の子供に
そんな国で
生きていきなさいと
言える自信は
おれにはありません

これが僕たちが今にいたるまで
子供を作れないでいる理由だって
冗談で軽く言えるような話ではないです

No(913)

■…2013年 9月16日 (Tue)…….Japan Civil War 2070
日本やばす。このままいくと2070頃に日本に革命が起こり内戦になって世界に飛び火しそうなんですけど……「西暦2070年、政府と支配層は日本国民に対し、厳しい統制と締め付けを強めていた。漏れ続ける放射能により汚染された海は世界の生態系を崩壊させ、世界は食料危機に陥っていた。国家の秩序のためという理由で人々は権利を剥奪され、なんら真実を知らされない状況に、おとなしく従っていた国民はついに蜂起した。各地に散らばるレジスタンスは国境を超えて独自のネットワークを作り、革命はやがて海を超え、旧来の資本主義社会と形骸化した民主主義の支配層である「持てる1%」と「困窮した99%」との戦いが世界規模で繰り広げられる。真に民衆の意志を繁栄した新しい社会の形と、人類本来が持つ無限の可能性、そして地球人類すべての未来をかけて、決戦が今、はじまる。」って何のSFですか。ジョークで済まなかったりするから勘弁してください。
その時のために何をしたらいいんですかー。ターミネーターですかー
決戦はやっぱり函館あたりで。

藤原紀香が「秘密保全法」憂慮、パブリックコメントへ参加呼びかけ。
こちら

No(915)

■…2013年 9月29日 (Mon)…….Imari流パンク
それはそれとして、
先日、9月27日に、
われらImari Tonesは、大塚Deepaというライヴハウスにて
演奏をしたんですが、
それは、The Extreme Tour Japan前の最後の調整の意味でのライヴだったんですが、
予想外の事件が起き、いろいろな意味で大変なライヴになってしまいました。

僕らとしても何度目かの参加となる「飲み放題ライブ」だったんですが、
なんと、出番を前にして、演奏前にうちのドラマー、ジェイクが酔いつぶれてしまうという(笑)
まさかのアクシデントが発生。

彼を弁護するわけではないですが、
ここのところのスケジュール過密、
ツアー準備もあるし、ジェイクには来月のジーザスモードのヘルプもお願いしていたし、
仕事も忙しいに違いない中、
いろいろとストレスがたまっていたであろう結果だと思うんですが。

この結果、
演奏はとても……画期的な演奏になり(汗)

今回のライヴの目的であった、
「人前で初演奏する2曲の新曲、それらの曲の経験値を積むこと」
という目的は達成することはあまりできなかったんですが、

しかし、違った意味で、バンドとしてユニークな経験値を積むライヴになりました。

演奏は、パンク。
なんともまったくパンクな演奏になりました。

僕は実はパンクは結構好きなんですが、
自分でパンクを演奏することはできないんです。
パンクというのは、それなりに、いろんな条件や、資質があってこそ鳴らせるものなので。

しかし、ジェイクが演奏前に酔いつぶれる、というアクシデントにより、
この日のImari Tonesは、不可抗力とはいえ偶然に、最高のパンクバンドとしての条件を満たしてしまいました。

パンクは演奏が上手くてはいけないんですね。
あくまで演奏は下手でなくてはいけない。
けれどもこの日のImari Tonesは、意識が朦朧としたジェイクによる、天然の乱調リズム。
BPMが70まで下がったかと思えば、急に260まで加速しだす(笑)

そして、途中でもう演奏することをそもそもあきらめたはっしーは、演奏を投げ出してステージ上で酒を飲み出すという。

で、俺はもうなんだか投げやりなハイテンションで、がたがたのリズムの上で皮肉なくらい調子のよいリードギターを弾きまくる。

非常にカオスなステージが展開されたわけです。

これは、バンドとしてのプロフェッショナルな態度としても、
それからもちろん真面目なクリスチャンバンドとしても
(僕らはまったく真面目なクリスチャンバンドではありませんが。真面目で模範的なバンドであろうとしたこともありません。)
まったく誉められたことではなく、
言語道断なことですが、

幸いにはこのライヴは、
こう言ってはなんですが、
あまり集客に力を入れていなかったため、
おなじみのお客さんたちを落胆させることは避けることができましたが、

しかし、その場で演奏を見てくれた方々や、共演のバンドの皆さんは、
「すごく楽しかった」
「はっきりいって、今まで見た中でいちばん楽しかった」
というまさかの好評。

なんていうんでしょうかね。
こういうありえないようなトラブルを前にして、
自分のMCやメッセージも、
逆にこう、
クリスチャンロックとしてのメッセージを
冗談ではなくて目の前の現実として
投げることができたような。

こんなになっても、
バンドはいっしょうけんめいに演奏し、
そこで伝えられることがあるという
ことでしょうか。

MCで私は
日本には仏の顔は三度までということわざがあるけれど
聖書ではこんなとき
7の70倍だけ許さなきゃいけないということになっているんだ

そう言うことができました。

そしてそれをただの言葉でなく
自分たちの姿を通じて表現できたという
ことです

そんな中で「愛してるぜ」って叫ぶのは
いつもよりも少しだけ説得力があったとう
ことでしょうか

バンドとしての経験値、
それから、結束っていうんでしょうかね
そういったものを

言葉にすると陳腐ですが

なんというかしかし
僕らが体現したい
身を以て伝えるメッセージ
The Extremeな伝道

そのひとつの答えは
案外こういうところにあるんじゃないかと

ふと思わされる夜でした

パンクというものの本質もそうですが
愛を伝えるには
自分たちの体を張ってというか
自分たちを無にしなくてはいけない
ということか

新曲の初演こそ
不発に終わりましたが、

しかし演奏にあたって
ギターサウンドの確認や
ヴォーカルのウォームアップなど
集中力を高めることができたのは確かです

それは10月からのツアーの準備としては
悪くない成果です

きっとバンドとしても
また一皮剥けたでしょう

どこまでやれるか
これからまた
楽しみです

少なくとも、バンドの歴史上、
ちょっと忘れられないライヴになったことは
確かですね(笑)

でも、この日の演奏のビデオとか録音をチェックするのは
ちょっとやっぱり怖い気がします(汗)

No(918)

■…2013年 9月29日 (Mon)…….TheExtremeTour日本ツアーいよいよ
さて、ついに10月、
The Extreme Tour Japanが始まります。
最初に言われたときは、「無理でしょ」と思いながらも、やるしかないのでこの一年間、なんとか試行錯誤しつつ取り組んだこのちょっと変わった「日本ツアー」、ついに実行する時がきました。

なんというか、これを準備する中で、本当に僕は自分の限界にも突き当たったと思うし、なにがどうというよりも、とにかくいろんな意味で消耗しきってしまったので、やっと実行するということで、とにもかくにも無事に終わってほしいという思いがあるばかりですが、
しかしどんなツアーであれ、そこにあるのはロックンロールするということなので、
そこには全力で手を抜かずに取り組むつもりです。
というわけでツアーはもう走り出した!

あとは細かいことは考えずにロックするのみです!

以下、英語ブログ直訳

——

まもなく10月。
僕らImari Tonesは、The Extreme Tour Japanに旅立ちます。
この一年間、このために取り組んできました。
これを実現させるために、がんばってきました。

僕らはアメリカやカナダのバンドと一緒に日本ツアーをします。
一緒にツアーをするのは、カリフォルニアのバンドでありThe Extreme Tourの西海岸のツアーリーダーでもあるThe Lacks、
カナダのブリティッシュコロンビアのThe Burn Ins、
そしてカリフォルニアのシンガーソングライターのC.J. Lassiterです。

このツアーを計画することは簡単ではありませんでした。
そして実際のツアーもおそらく簡単にはいかないでしょう。
なぜなら日本はアメリカとはかなり違うからです。
クリスチャンの状況もまったく違います。
日本ではクリスチャンの人口は1%だけ。
教会の数は少なく、規模も小さいです。
アメリカのように、教会の支援を受けることはできません。

そして音楽をめぐる状況も違います。
アメリカでは、The Extreme Tourは公園やスケートパークなどの野外でのコンサートを主に行っていますが、しかし日本ではそうした野外のライヴをブッキングするのは難しいことです。
また、日本ではライヴを行うのに費用がかかることがとても多く、こうしたツアーを計画するのには多くのお金がかかります。

なので僕たちは、どのような計画だったらうまくいくのか、それを見極めるためにがんばる必要がありました。
そのような計画がベストなのか、それを考えて試行錯誤しました。

そして今、僕たちはなんとかツアーの計画を形にして、これから日本ツアーを開始します。
これらのThe Extreme Tourのバンドたちと一緒に。
出来る限りエクストリームなスタイルで。

これは普通の音楽ツアーではありません。
僕らは、コミュニティのもっともディープな場所を訪れ、そこに希望をもたらします。
僕たちは大きなコンサートはやりません。
僕たちは、もっとも暗く、汚れた、小さな会場や場所で演奏します。

そして私たちはそこで皆と友達になり、愛を運びます。
私たちは人々に、「何か違ったもの」を見せたいと思っています。
それこそがクリスチャニティというものです。
言葉ではなく、私たちは行動により、感情により、そして情熱によってそれを伝えます。

初めての日本でのThe Extreme Tourです。
そのツアーに携わることができて誇りに思います。
これを実現することができて誇りに思います。

このツアーが成功するようにどうかお祈りください。

これがツアーのスケジュールです。
横浜、川崎地域にて演奏をしたのち、東北地方(福島、宮城)に行きます。

The Extreme Tour Japan 2013
ライヴスケジュール一覧

また、各場所にて、MC、通訳など手伝ってくれる方、常に募集してます!
一緒にエクストリーム楽しみましょう!

10/4(金) 音小屋 (横浜関内)
こちら
共演: B.D.Badge(栄光号)
(The Lacks, The Burn Ins, C.J. Lassiter, Imari Tones, B.D.Badge)
Open 18:00 Start 18:30
Fee: 1500yen (1drink付)

10/6(日) El Puente (西横浜)
こちら
共演: 儀太郎
(The Lacks, The Burn Ins, C.J. Lassiter, Imari Tones, 儀太郎)
Open 18:00 Start 18:30
Fee: 1000yen

10/8(火) 中原平和公園 (元住吉)にてアコースティックライブ
こちら
14:00–17:00
(The Lacks, The Burn Ins, C.J. Lassiter)
Fee: 無料

10/9(水) 横浜公園 (横浜スタジアム隣)にてライブ
こちら
(The Lacks, The Burn Ins, C.J. Lassiter, Imari Tones)
14:00–17:30
Fee: 無料

10/12(土) YUC (Yokohama Union Church)
こちら
共演: 萩原ゆたか
(The Lacks, The Burn Ins, Imari Tones, 萩原ゆたか)
Open 14:00 Start 14:30–17:30頃まで
Fee: 無料

10/14(月) 伊勢佐木町クロスストリート
こちら
共演: Yao Amoabeng (予定)
(The Lacks, The Burn Ins, Imari Tones, Yao Amoabeng)
14:30–17:30頃
Fee: 無料

10/18(金) Paradise Blue (福島県いわき市)
こちら
(The Lacks, The Burn Ins, Imari Tones, その他いわき市のバンドも参加予定)
19:00開始予定
Fee: 1000yen

10/20(日) 石巻復興マルシェ (宮城県石巻市)にてライブ
(The Lacks, The Burn Ins, Imari Tones)
こちら
14:30–17:00頃
Fee: 無料

10/21(月) Onepark (宮城県石巻市)にてミニライブ&スケートボードミニ大会 (変更の可能性あり)
こちら
(The Lacks, The Burn Ins, Imari Tones)
19:30頃より
Fee: 500yen (スケートボード利用は1000円)
(未成年は無料)

上記以外にも、カフェやストリートでの演奏がいくつかあるかもしれません。

過去において、私たちは何度かアメリカでのツアーを行ってきました。
それ以外には、いつも私たちは横浜、東京地域にてローカルなライヴを行ってきました。
それが私たちがいつもしていたことだったのです。
けれども不思議なことに、私たちにとってもこれは初めての日本ツアーになります。

私たちはそれをとても祝福だと感じています。
そして、これが日本の霊的な(精神的な、スピリチュアルな)状況を変えることを願ってやみません。
なぜなら、日本の霊的な(精神的な)状況は、とても危機的なものだと感じるからです。

これは大きなツアーではありません。
小さな一歩です。
しかし、私たちはこれが大きなことの始まりとなることを期待しています。

どうもありがとう。神様の祝福がありますよう。
Tak / Imari Tones

The Extreme Tourと、ツアーの情報については
以下を参照してください。

The Extreme Tour Japan Facebook Page
こちら

The Extreme Tour official website
こちら

The Lacks (California)
こちら

The Burn Ins (Elkford, BC, Canada)
こちら

C.J. Lassiter (Caliroania)
こちら

No(919)

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