こちら
そんなわけで、
たくさんミュージックビデオを作るよ、という計画どおり、
今度は”Unknown Road”という曲のビデオを作ってアップしました。
今年、発表というのかリリースする予定の、昨年録音した作品ちゅーのかアルバム、”Revive The World”から、はやくも3曲目のビデオになります。
リリースもしてないアルバムから、何曲もビデオを公開するのも、
あまり一般的ではないかもしれませんが、
まあなんか、無名のバンドゆえに勝手にやらせてもらってる感じですよね。
実際のところ、あと2曲ぶんのビデオの素材も、すでに撮影済みなので、
順番に、その2曲のビデオも制作し、発表する予定ではいます。
そしてまた、5月末には、あと1、2曲ぶんの素材の撮影をする計画になっています。
まあでも、6月以降は、いろいろとライヴとかXTJのどうするこうするとかたてこんでくるから、現実的にはそこまでで、その後はどこまで隙を見て撮影ができるか、かなあ。
そして実際のアルバム発表はいつになるのか、とか。
いろいろやってると2015年ちゅうにリリースできず、
2016年にずれこみそうな気が、今からひしひしと(苦笑)
だって、ひとくちにリリースといっても、
ほい、っとiTunesとかにのせて発表すればいいわけではなく、
実際にはそれに伴っていろいろやらなきゃいけないじゃん、
いくら無名のインディバンドとはいってもさ。
それらを年内のスケジュールで果たしてできるかどうか。
もしそれができずに2016年にずれこんだとして、
そしたら、次の作品”Jesus Wind”のれこーでんぐはいつになるんだ?
いやあ、なにせ無名のインディバンドを、生活に必死な中で無理矢理やってるんで、
いろいろなアクションとか計画も生活のリズムに制約されてしまうんよね。
どうなるんだ、俺たちのバンド活動。
海外ツアーもまだまだやりたいのに、いつやれるんだ。
ていうかそうこう言っているうちに、
自分の中での「鳴らさなければいけない音」の追求も、どんどん進んでいってしまっているし。
そうした追求というか音の突き詰めが終わらないうちにツアーに出ても、それはどちらかというと、「お仕事」というか「義務」のようなニュアンス。今出せる音で、皆さんに楽しんでいただこう、という趣旨の。
これこそが世界に向けて鳴らす俺たちの完成されたジャパニーズロックだ、
と言って大々的に鳴らすことができるのはいつの日なのか!?
それまでバンドは存続するのか。
それまで俺たちは生きていられるのか。
やってみんとわからん。
で、話それましたが”Unknown Road”のビデオです。
まあ、珍しく、というか、僕らにしては珍しくメッセージ性のあるビデオになりまして、
メッセージ性なんて言ってしまえば、僕らの楽曲にはぜんぶ、ジーザス、とか、希望とかポジティヴなメッセージがあるんだけれども、
めずらしく、元気の良いだけではなく、多少なりとも深みのある楽曲ができたなー、というのがこの”Unknown Road”。
多少は、大人っぽい曲が書けた、というところでしょうか。
アルバム”Revive The World”の他の曲と同様に、2012年の秋から冬にかけて書いたものですが、
なんでこんな曲が書けてしまったかというのは、それはもう察してください、としか言えないですよね。
それくらい、激動の世の中に僕たちは生きていますんで。
そうした気持ちが、この”Unknown Road” (未知の道)というタイトルにも表れているわけなんですが。
数年前からいつも言っている気がしますが、
僕は神さんが、この世界とか、人類を滅ぼさずに、
僕らがこうして一日を生きていられることに、いつだって信じられない思いでいます。
毎朝、起きるたびに、うわ、まだ世界は滅びてないよ、
まだあと一日生きられるんか、
と、驚いているわけです(笑)
もちろん、神は人の罪をすべて許し、
そのためにイエス・キリストが人類の罪をすべてかぶった、
とされてるんですけれど、
現実には人の罪っていうのはヒマラヤ山脈よりも高く積もってるように思えるし、
イエスさんが再臨したらそれって終了の合図、って感じじゃん。
いつ終わってもおかしくない的な。
だから、こうして僕らが次の新しい一日を与えられているというのは、
ひょっとして世界のどこかの誰かが、何か尊い行いとか、自己犠牲的な事をしたりしたからなのかもしれない、
と、そんな想像から、この歌詞を書いてみたんですね。
僕らにこの一日が与えられているのは、
神の慈悲と許し故なんだろうな、という。
で、このビデオの良いところは、
その歌詞の日本語訳を手書きの文字で表現できているところですね。
タイトルがUnknown Roadだから、道の映像を使いたかったんだけれど、
それと合わせて、小説家が文章を書いているシーンみたいのを撮りたかったのよ。
で、昭和の文豪みたいなさ、太宰治的なイメージで。
世界の広がりを出すのに、実際にいろんな道をドライブして広大な景色を撮影する、という方法もあるんだけれど、
物理的な広がりじゃなくて、イマジネーションの広がりを表現するのに、作家が文章を書いている、というのは、創作世界の無限の広がりを表現できるので、良い組み合わせかなと。
で、そんな昭和の文豪かよ、みたいな雰囲気が撮影できる場所、ないよね、とか前々から思っていたんだけれど、
ありました。
自分の住んでいるアパートから、徒歩10分くらいの場所に(笑)
これ、あれね、昨年11月に、The Extreme Tour Japanでアンジェロが来て、
うちの近所を一緒に歩いたときに、見つけたんだよね。
というか、それまで気が付かなかったことがそもそもにぶいというべきか。
ほんと、ディープな街なんだよね、ここ。
アンジェロのアーティスト名はGallery Catだから、
このGallery Moon Catというのはほとんど同じだね、
と言ってそこの前で写真を撮ったんだけれど。
まあそういうわけで、
横浜は、白楽にある、六角橋商店街の中にあります、ギャラリームーンキャット、屋根裏劇場、というところで映像の撮影をさせていただきました。
結果、雰囲気ばっちりでしたね。狙いどおり。
で、作家のまねごとして、文章を書くんだけれど、
じゃあ、当然日本語で書くことになるので、
曲の歌詞の日本語訳を書けばいいや、って。
僕らはいつも大抵、手作りミュージックビデオを作るときに、
歌詞の字幕をつけるんですが、
それは、自分の英語の発音とか文法とか必ずしも完璧ではないので、
内容がなるべく伝わるように、という意味ですが、
今回は、英語の歌詞字幕に加えて、
日本語訳が映像の中で表現される、ということになって、
なかなか面白いんじゃないかと。
で、細かいディテールに多少はこだわるので、
わざわざ、購入しましたよ、
三千円くらいする、安物の万年筆を(笑)
でも、用途は普通の文章を書くことではなく、
ビデオの中で言葉を表現することだから、
「楽譜を書くためのミュージックペン」なるものがあって、
文字が太いらしいんだけれど、
それでちょうどばっちりでした。
ビデオの映像でちょうど映える文字になった。
と、ともに、それで歌詞の言葉を書く、という作業をしていたら、
言葉の力、というものに、
あらためて思い当たった。
現代では文字というのは、パソコンや携帯デバイスでタイプするものだけれど、
手書きで文字を書く、ということの意味や、
そのことによって生み出される言葉の力、
ということについて、考えさせられた。
そんなこんなで、最近、何度か、
Instagramに手書きの文字の写真をアップしてたのは、
そういう経緯だったんだけれど、
やっぱぜんぜん”Like”つかないね(笑)
この「手書きの文字」と「言葉の力」
ということに関しては、
次のビデオとか、次以降のビデオの中でも、
素材として使っていくことになると思う。
まあ、それほどどうってことのない
よくあるアイディアなんだけどね。
で、道の撮影ですが、
急造パンクバンドPeter’s Chiken Party(活動開始に向け準備中?)のシンガー?でもある?(ハテナばっかだが)Nobu氏と、ご存知ソルフェイのリーダーであるオオハラ氏と一緒に、「9月に予定しているバイクとクリスチャンミュージックのフェスティバル」の打合せのために長野県にある「松原湖バイブルキャンプ」に行ったときに、車の中から撮影しました。
ビデオの最後には、その「松原湖バイブルキャンプ」の看板も映っています。
結果、当初このビデオのことを考えていたときには、道の映像を使えたらいいな、としか思っていなかったんだけれど、
結果的にまだ雪の残る長野県の山の中まで行った結果、
見事な雪景色のビデオになった!
これは予想外のラッキーでした。
そんで、僕は車の運転ってしないし、
そうした道の映像を撮る機会もなかなかなく、
あるいは数年前にアメリカツアーの際に撮った車窓の映像とか
使おうかとも考えていたんだけれど、
その時の映像って、古いカメラを使ってるから、画質よくないしね。
どうしようかと思っていたところ、
日本の!長野の!雪の!
情緒あふれる映像を撮ることができた。
なんという幸運。
かかわってくれたみなさんどうもありがとう!
見てくれる方も、なにもかもぜんぶみんな、
どうもありがとう!
さて、こうして地道に、地味に、
映像を作ってアップしてはいるものの、
しょせんはコミュニケーションや営業の致命的に下手な、
半分ひきこもりの無名のインディバンド。
しかもやたらニッチな分野とジャンル。
なかなかたくさんの人に見てもらうというわけにもいかず、
再生回数も増えません。
けれども、
まあ工夫してみるよ。
そろそろまた費用かけて宣伝も打ってみようかな。
そして、そうはいっても、
まったく芽が出ないわけではない。
うちのバンドのYouTubeチャンネルも、
もうすぐチャンネル全体の再生回数が、10万回に届きます。
まあ、いちばん再生回数の多い動画は、スケートボードのやつだとはいっても。
本当は、もう一桁、増やしたいところ。
全体の再生回数が、100万いったら、けっこう、それなりだよね。
オリジナルの音楽やってる、バンドのチャンネルなら、なおさら。
ひとまずの目標は、その倍の20万、ということになるんだろうけれど。
ここまで来るのにも何年もかかってるからなあ。
長生きできれば(笑)
神様よろしく。
サンキュージーザス!