「鍋島への道」パート3。
録画の時にめっちゃ風強かったから、どうやって風の音を抑えるか、EQとかノイズリダクションとか色々やった。
なんかねこうやって自分1人でいろいろ語ってる映像をアップするのはつらいんだけど(笑) でもこのタイミングでちゃんと記録して伝えておいた方がいいかなって。
今、ちょっと過去について振り返ってますが、そのうちまた未来について語れるようになると思います!
日本語訳みたいなの
ハロー、Imari TonesのTakです。
前回に引き続き、10年間バンドのメンバーとして一緒に演奏してきたはっしーとジェイクが何故バンドを去ったのかということについてお話したい。
これはとても長い話なんだ。
けれども、その前に、この10年間、僕たちが何をしてきたのか。特に、その後半の5年間がどのようなものだったのか、お話しておきたい。
前回お話したように、僕たちは2009年から2012年まで、4回アメリカをツアーしたけれども、バンドメンバーが音楽活動に対して情熱的(真剣)ではなかったので、それ以上のチャンスを海外でつかむことが出来なくなってしまった。僕がそうしたいと思っても、彼らはもう海外をツアーしたくなかったんだ。
けれども、僕は海外をツアーする代わりに、他のことに情熱を注ぐことにした。
それは、日本の人たちに神の愛を伝える、ということだ。
そして、日本のクリスチャンロッカーたちと力を合わせ、共にプレイする、ということだった。
2012年、僕たちはアメリカ西海岸において、The Extreme Tourに参加した。それは、アメリカで20年以上続いているグラスルーツスタイルのクリスチャンミュージックのツアーだった。
その時、彼らは僕たちに言った。「これを日本でやれないか」と。
僕たちは、即座に「ノー。無理だ。」と言った。
なぜなら、日本はアメリカと全然違うからだ。音楽を巡る状況も、教会をめぐる状況も、キリスト教をめぐる状況も、ぜんぜん違うからだ。日本は、クリスチャンバンドがツアーをするにはとても難しい国なんだ。特に、The Extreme Tourのような、メッセージ性の強いものは無理だった。
けれども、僕たちは結局、それをやることにした。
なぜならそれが神様からの使命だと思ったから。
海外をツアーすることを止めて、その代わりに、XTJ (The Extreme Tour Japan)を始めたんだ。
僕はたくさんの牧師さんや、キリスト教オルガニゼーションの人たちに相談をした。けれども、彼らはみんな、「ノー、それは無理だ」と言った。あるいは「とてもたくさんのお金が必要だ」と言ったんだ。
ほとんどの牧師さんは、助けてくれなかった。Not helpfulだった。
けれども、僕は、このクリスチャンミュージックツアーを、インディーズスタイルでやることに決めたんだ。
その結果、助けてくれたのは、教会や牧師さんではなく、ミュージシャンたちだった。
僕たちは、アメリカや、カナダや、南米チリのクリスチャンバンドを招き、彼らと一緒に日本をツアーした。
僕たちは日本のいろいろな場所で、小さなコンサートをたくさん行った。
僕たちはそれを、2013年から2016年まで、4年連続で行った。
それは素晴らしい体験で、僕たちはたくさんの友達を作った。
そして、その中でalong the way、日本のクリスチャンミュージシャン、クリスチャンロッカーたちとも出会っていった。
僕たちは、意気投合し、情熱と志を共に分かち合い、そして僕たちは一緒にレコードレーベルを立ち上げることにした。
そして僕たちは他のいくつかのバンドたちと一緒に、2015年に、Calling Recordsを立ち上げた。それは日本で初めての、クリスチャンロック専門の、dedicated to Christian Rockなインディーズレーベルだった。
それは小さなレーベルで、たぶんおそらくは小さな出来事かもしれない。けれども、それは僕たちにとっては、ものすごく重要で大きなことだった。
日本においては、クリスチャンロック、なんてものは実質、ほとんど存在しない。けれども、僕たちがそれを始め、立ち上げ、そして育てていくことになったんだ。それがどれだけAwesomeなことか、わかるだろうか。
Calling Recordsはまだ小さくて、今の時点では、日本のクリスチャンコミュニティの中で知られているに過ぎない。けれども、定期的にイベントを行って、一緒に演奏し、一緒に祈り、お互いに励ましあっている。
そして、僕たちにとって、音楽的に良かったことは、こうして日本でクリスチャンミュージックツアーを行い、
日本の人たちの魂の救済のために音楽を演奏するうちに、僕たちはミュージシャンとして、自分たちの日本人としてのアイデンティティを深め、自分たちの魂を深く掘り下げることが出来たということだ。
日本人にとってのキリスト教がどういうことなのか、学ぶと同時に、僕たちは日本人にとってのクリスチャンミュージックがどうあるべきなのか、考えた。そして僕たちは、自分たちの魂の中にある、日本人ならではのクリスチャンヘヴィメタルを見つけたんだ。
その結果、僕たちは、”Jesus Wind”を作り上げることが出来た。
それは、日本の歴史についてのコンセプトアルバムで、日本の隠されたスピリチュアルな歴史を、キリスト教の視点から描き出したアルバムなんだ。
僕たちは、そのアルバムで達成したことについて、とても誇りに思っている。
もし僕たちがアメリカをツアーし続けていたら、たぶんJesus Windは作れなかっただろう。
もちろん、成功のチャンスをつかむことは出来たかもしれない。
だけれども、僕たちは、アメリカで成功をつかむことよりも、日本の人々の魂の救済のために、日本人にとってのクリスチャンロックを追求することを選んだんだ。
そして、その結果、僕は、「鍋島」を見つけた。
「鍋島」とは、イマリトーンズにとっての究極のサウンドであり、イマリトーンズがプレイすることの出来る究極のJapanese Christian Metalでもある。
その「鍋島」がどんなものなのか、それはまた別の機会にお話しよう。
けれども、この「鍋島」と呼ばれる音楽のために、僕たちは別れることを決意したんだ。「鍋島」 is the very reason we went apart.
「鍋島」と呼ばれる音楽が、僕たちを別れさせたんだ。
僕たちは音楽のために集まった。
音楽が僕らを一緒にした。
そして、音楽が僕らを離れさせた。
はっしーとジェイクの脱退は、amicable、お互いに理解しあった上でのものだった。
僕らは話し合って、この「鍋島」を鳴らす(演奏する、作る)ために、そしてバンドが次のステップに進むために、新しい形を取ることが必要だと、お互いに同意したんだ。そして、だからこそ、彼らはバンドを去ることにしたんだ。
彼らは人生の中で、すでに音楽を演奏するには限界に達していて、また技術的にも「鍋島」を演奏することが難しいことを知っていた。
だからこそ、僕がたとえ1人でも先へ進み、「鍋島」を作り上げることが出来るように、彼らはステージを去ったんだ。
だから、みんな、彼らに拍手を送ってほしい。
でも、過去について話すのはこれくらいにしておこう。
なぜなら、脱退する前に、俺たちは最後にもう一枚、日本語のアルバムを作ったんだぜ。
それは”Overture”という名前のアルバムなんだ。
それは序曲という意味で、なぜならこれは始まりに過ぎない、これから、もっとグレイトなものがやって来る。
だからこそ、新しいスタートのために、俺たちはこれを”Overture”と名付けたんだ。
これから、次に、その「Overture」がどんなアルバムなのか、お話させて欲しい。
じゃあ、どうもありがとう。
Keep on rocking for Jesus
God bless you all.