リハ4th、問い続ける

英語で書いたブログのさっくり訳です。

「新しいラインナップ」で4度目のリハーサルでした。

今までのところ、既存の曲を3つと、カバー曲を2つやってみた。
良いサウンドだし、良い感じにやっているけれど、バンドリーダーとしては、これからの活動を考えて、いくつか考慮すべきことがある。

この「新しいラインナップ」は手応えのあるサウンドだし、もし聞かれるのであれば、以前の10年間一緒にやってきたラインナップよりも良いサウンドになっていると言える。(バンドというのはやはりドラマーが大事なのだ)

ただ問題は、作業の進み方が少し遅いことである。おそらくは、バンドとして十分にライブ活動が出来る準備が出来るまでには、あと半年はかかるだろう。

これは、彼らの技術の問題ではなくて、楽曲に取り組むスタイル、つまりアプローチの仕方に起因する。

 

けれどこのペースで取り組むのであれば、「鍋島」のアルバムを作るためには、文字通り10年がかかってしまうだろう。
つまり、僕がこれから1、2年のうちに「鍋島」アルバムを作りたいのであれば、それはすべて自分でやらなくてはいけないということだ。ドラム等の演奏も含めて。

もしそれが神の意志であるならば、僕はそれをやる。準備や練習は必要だが、ドラムやベース、すべての楽器を演奏することは出来ると思う。しかし本当にそれでいいのか問わなくてはいけない。自分に、ファンに、そして神に。

(振り返ってみれば、過去10年の間に6枚のアルバムをきちんとバンドで作り上げることが出来たというのは、幸運なことだった。HassyとJakeに感謝である。)

この「新しいラインナップ」は良い音を出しているが、ちょっと違うサウンドである。既存の曲を演奏してみても、前のラインナップの時と違うサウンドになる。たとえばアレンジがちょっと違ってくる。それは「良い意味で違う」と言える。けれど、このラインナップのサウンドは、純粋にライヴパフォーマンスのためと考えて、レコーディングは別に考えるべきなのだろうか? (もちろん、ライヴアルバムを作ることは出来る)

 

また、僕はこのラインナップが日本国内(主に東京)でのライブ活動について上手く機能することを確信しているが、けれど近い将来に海外にツアーに行けるかと言うと、それはわからない。
(たぶん3年後には、状況を改善して、行けるようになるかもしれない)

(けれどインターネットでライブストリーミングで演奏することは出来る。そういう時代だし。僕らはこれまでそれはやってこなかったから、挑戦すべきかもしれない。)

 

さて、このラインナップでこのまま進んでいって良いだろうか?

あるいは、別の方法を考えるべきだろうか?

たとえばニューヨークに行って、そこで腕のいいミュージシャンたちに会い、「鍋島」を一年で完成させるとか。
(それはヒットになるのか? この時代に音楽産業などというものはそもそも存在するのか?)

 

どちらを選んだ方が、君はハッピーだろうか?
そして、どちらを選んだら、神様をよりハッピーに出来るだろうか?

とりあえず、問い続けている。

 

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