バンドのソーシャルネットワークのページにポストしたように、今ちょっと、Brinsonっていうフロリダのクリスチャンラッパー、クリスチャンヒップホップのアーティストとコラボレーションの企画に取り組んでいます。
もともと、彼とは、何年も前にアメリカに演奏に行った際に、とある音楽カンファレンスで出会って友達になった。
すごく真面目な人で、盛んに音楽活動をしていて、自分でレーベルも経営するなど、インディペンデントに音楽ビジネスをやることに長けている。
クリスチャンとしても信仰がぶれてない人だと思うし、ordained ministerっていうのか、要するに牧師さんでもある。
僕も時々彼のアルバムを聞いていて、クリスチャンラッパーの中でも、とても安定したクオリティで作品を作り続けている人だとリスペクトしていた。
そんな彼が、日本に遊びに来るっていうんで、ちょっと会ってセッションをすることになった。
最初にメールとか来た時に、僕の偏見かもしれないが、ラッパーってオンライン上で「Yo yo!」みたいなのと、実際に会った時の感じに落差があったりするので、(実際にBrinsonも、あらためて会ってみると、すごく真面目で地に足の着いた人)、やりとりが面倒だったし(笑)
セッションも半分くらい、面倒だなあ、って思ってたんだけど、当日、出かけようと思ったら、頭の中でぱっと曲が鳴って、こりゃ大変だ、って、急いでメモ程度の録音をして、大急ぎでラップトップとギターだけひっつかんで出かけて、友人と一緒にBrinson連れてリハスタに入ったんだけど、Brinsonに曲を聴かせたら、あっという間にその場でラップしてくれて、ひととおり曲が出来てしまった。
その後、Brinsonとはまたゆっくり話をすることが出来て、それもとても良い経験だったんだけれど、曲については、彼はリハスタで即席でやったラップに満足していないので、後日、ちゃんとラップしてネットで送る、ってことになった。
ラップ、っていうのかヒップホップに関しては、僕は世代的に90年代のHipHopのファンであったし(最近のは全然知らないけれど)、過去にもそれっぽい曲を書いたことは何度もあった。
“Oveture”アルバムに収録された「Revive The Nation」って曲は、ずっと誰かにラップしてもらおうと思ってあっためていた曲だったけれど、何人かに声をかけて話が進まなかったので、自分でラップして、メロディ部分を石川ヨナさんに歌ってもらった「HipHop風」の曲だったけれど、自分のラップは歌詞の面でもパフォーマンスの面でも難しいものになってしまったし、どこかのレビューでは「これはヒップホップではない」って書かれたしね(笑)
なんかね、Led Zeppelin風のサウンドそのままに、ラップをのっけたいのよ、僕としては。(本家も、なんかゴジラの映画の時だったか、その昔、そういうコラボをしていたと思うが)
今回もそんな感じの「ハードロック」なトラックだけれど、全編、Brinsonにラップしてもらったので、ちゃんとした”Hiphop”の曲になるはず。たぶん。
いつ、どこで、どんな形でリリースするのかは、まだわかんないし、曲自体もちゃんとフィニッシュするかわかんないけれど、
うまくいったら、面白いものになると思う。
ちなみにBronsonの曲こんな感じね。