さて、アルバムのリリースに伴ってなんとなく続けてきたvlog seriesとでも言いましょうか解説動画のようなもの。何のギミックもなくただしゃべってるだけの映像なんですが、アルバムのリリース記念に、第4弾を作ってみました。
今回はTakとMarieの2人で、たどたどしい英語でしゃべってみました。
そもそも二人ともおしゃべりは苦手な方だし、英語も全然あやしいもので、不器用きわまりないものになっていますが、「そうにゃん」のぬいぐるみを持っていたせいなのか、二人でほのぼのやっている緩い感じがウケたのか、Facebookページに上げたものはたくさんシェアされてわりと反応がよかったですね。
以下に、話した内容を直訳で記しておきます。
Tak: ついに僕らのニューアルバム「Coming Back Alive」をリリースする時がやってきました。
Marie: ここまで長かったね。
Tak: 前作のアルバム「Nabeshima」リリースしたのが2021年だったから、4年近くかかっていることになるね。
Marie: 前のアルバムからこんなに間が開いたのは初めてかもしれないね。
Tak: たぶん歳を取ったせいかも。でも知っていて欲しいのは、僕たちはNabeshimaの後にもたくさん音楽を作ってきたっていうこと。Nabeshimaを完成させた後に、僕たちは「Bloody Acoustics」EPを作ったし、「To Rome」EPも作った。そしてPatreonのために15曲レコーディングして、なおかつサイドプロジェクトであるDakeno Kakariで2枚のEPを作ったね。
Marie: だから実際には、Nabeshimaの後にもたくさん音楽を作ってきたんだよね。
Tak: ところが2023年に、これから次のアルバムを作り始めようという時に、あの火事が起きた。
Marie: 私たちが住んでいたアパートで火事が起きたんだよね。それは人生を変えるような出来事だった。
Tak: とても大変な時期だった。けれども僕たちはファンの皆さんからたくさんのご支援をいただいたんだ。とても愛を感じた。その経験は人生を変えるものだったよ。僕たちは永遠に感謝し続けるだろう。
Marie: 私たちは住む場所を失ったけど、麻生キリスト教会に導かれて、そこで6ヶ月間生活した。そこで私たちはたくさんの人々に出会った。それは新しい旅の始まりだった。神様は私たちに、もっと神に仕えるように言ったのだと思う。もっとたくさん神のために働けと。私たちは今もその教会に通っています。それは素晴らしい祝福です。
Tak: 面白いのは、僕たちは火事が起きる前から「Coming Back Alive」というタイトルを考えていたということ。ひとつ前のアルバムNabeshimaは、音楽的に複雑でプログレッシブなところがあったから、次はシンプルなスタイルに戻ろうと思っていたんだ。けれど、あの火事を経験したことで、そのタイトルはまったく違った意味を持つことになった。僕たちは文字通り火事から生還(came back alive)したんだ。
Marie: Nabeshimaをリリースしてからの4年間を振り返ると、それは素晴らしい旅路だったと言える。ドラマーShinryu、ベーシストのMarie、そしてギタリスト兼シンガーのTak。この3人はとてもパワフルなチームだった。
Tak: 僕たちは国内遠征を何度も行って、色々なショウをプレイした。大阪、京都、名古屋、静岡、そしてもちろん東京も。アメリカも2度ツアーした。2022と2024年だね。それは素晴らしい旅だった。まさにロックンロールと信仰の旅だった。たくさんの人々に会い、たくさんの友達を作った。
Marie: 見てください。CDにサインしました。
Tak: 厳密に言えば、Shinryuはもうバンドのメンバーではないけれど、それでも僕たちは未だに友達だ。だから僕たちはShinryuにCDを送ってサインしてもらった。来週、久しぶりに会うことになっているから、一緒に写真を撮れるかも。
Marie: 残念ながらShinryuは昨年の10月でバンドを脱退した。けれど私たちは、もう次の活動のステップにわくわくしています。TakとMarieの二人で新しい事に挑戦できると思う。2025の上半期に、すでに3本のライブが決まっています。私たちは演奏活動を続けます。
Tak: そして時期が来たら、新しいドラマーを探すことになるだろう。そう、こんな事を言うと5回を招くかもしれないけど、このアルバム「Coming Back Alive」は、僕たちにとってふさわしいハッピーエンドのアルバムだと言える。
Marie: 知らない人も多いと思うけれど、私たちはずいぶん長い間音楽を作っている。これまでとてもたくさんの音楽を作ってきた。それは商業的な大きなものではなかった。いつでも小さくて個人的なものだった。けれど私たちはそれを神様のためにやってきた。
Tak: このニューアルバム「Coming Back Alive」はとてもハッピーなアルバムだ。もしこれが僕たちの最後のアルバムになったとしても、まったく悔いは無い。なぜならこのアルバムは非常にポジティブな、愛と信仰のメッセージを持っているから。これはまさに、僕たちがティーンエイジャーだった頃に夢見ていた音楽だと言える。
Marie: 前作のアルバムNabeshimaで、私たちは素晴らしい事を達成したと思う。それはとても多様性があってプログレッシブなアルバムだった。まるで異次元を旅するようなアルバムだった。けれど今回は、異次元の旅から地球に帰ってきて、そしてまたシンプルな音楽を演奏するというのが意図だった。まるで死の世界からあなたに会いに戻ってきた、というような。そこには愛、復活、そして永遠についてのメッセージが込められています。
Tak: 僕たちは音楽を作り続けます。将来的には、また「Nabeshima」の方向性をさらに追求して、日本の伝統音楽に影響を受けたサムライ・クリスチャンメタルを演るだろうと思う。けれど、今回の「Coming Back Alive」については、僕たちにとってシンプルな事をやるチャンスだったんだ。歳を取りすぎる前にね。ティーンエイジスピリットを持った、ストレートな作品を作る事が出来てよかったと思うし、誇りに思っています。
Marie: このアルバムは1980年代のハードロックへのオマージュの意味が強い作品だから、オールドスクールなサウンドです。今時の音楽とは違って聴こえるかもしれないけれど、楽しんでもらえたなら嬉しいです。
ありがとうございます!