「今日の戯言」
最近さあ、やっと髪伸びてきたんだけど、鏡見たら、ちょっとそれっぽいじゃん。ほら、前は前髪だけ妙に長かったんだけど、去年ばさっと短くして、そのまま放っておいたら、全体に長くなってきて。
そしたら、あ、いけるなって思って。
僕はさ、北斗の拳とかで言ったら、ケンシロウとかラオウのコスプレは無理なのよ。でも、トキのコスプレだったらなんとかなるんじゃないかなって思ってね。
クリスチャンメタルやってて、やっぱ究極としては、イエス・キリストのコスプレだと思うのよ。でもそれはあんまりハードル高いんだけど、トキのコスプレでも近いとこ行くのよね。年取ってもやれるしね。
ちょっと古代の宗教家みたいな雰囲気出るから、そういうので新しいビジュアル開拓しようかな〜、って。
言っておいて、普通のメタル兄ちゃんと違わんかもだけどね。
ちなみにこれは春に散歩した時の自撮りだから、まだ短い時ね。
「これは預言でも何でもないシリーズ」
現代では、科学技術が発展し、テクノロジーが発達した時代となっており、それに伴って、人間社会に古代から続く「宗教」や「信仰」といったものは衰退する流れにある。
多くの人はそう考えていると思う。
だが21世紀の高度にデジタル化された情報化社会を見るにつけ、実際には逆のことが起きる可能性があるように思う。
古代においても、一部の特権階級が宗教的な権威を独占していた。
彼らの宗教の秘儀、秘密は一般の人々には公開されていなかった。
たとえば、現代の情報テクノロジーを持って古代社会にタイムスリップしたらどうなるか。
我々は彼らに、古代の大衆に「魔法」を見せることができる。
それは科学的な知識のない時代において、「何が本当で、何が嘘なのかわからない」状態のため、一部の者が独占するテクノロジーは「魔法」となるのだ。
現代のソーシャルメディア社会、そして来るべきAI社会では、すでにこのような「何が本当で、何が嘘なのかわからない」状態が起きている。
ソーシャルメディア社会を経た現代においてはすでに、人類が築き上げてきた「普遍的な価値観」「あらゆる常識やモラル」は破壊されている。よって人々は「何が正しくて、何が間違っているのか」「何が真実なのか」わからない状態にある。これは、人間の意識としては、ある意味で科学技術が発達していなかった古代社会、中世以前の社会への逆戻りである。
人間は何かを信じなければ生きていけない生き物だ。
この情報化によってもたらされた「虚構」という空白を埋めるために、人々は信仰を求める。つまりスピリチュアルな物事が台頭してくる。それは世界各所でもう現実になっているかと思う。
そこには多くの虚構、出鱈目、嘘と情報操作が含まれる。多くのカルト宗教がこれから勢力を伸ばしていくことになるだろう。
僕は以前曲の歌詞に、「オンラインを覗くとまるで世界は嘘つきたちの天国になったようだ」と書いたが、その状況は悪化の一途にあるのだから。(曲はNabeshimaに収録の”Who Are You”)
AI、プラットフォーム、アルゴリズム、メディア、こういったものは神のごとく人類社会を支配するようになる。そして、それを一部の特権階級が独占するだろう。
音楽、映像、そういった表現媒体は、それらの「カルト」の権威を誇示喧伝し、広めるために使われることになるだろう。
そして残念ながらロックミュージック、ポップミュージックも、そのような「偶像崇拝」の道具に過ぎないものになるだろう。
かつては自由を愛する人々によって作られ、鳴らされた芸術形態は、テクノロジー崇拝の添え物に過ぎなくなる。
(僕が悲しく思うのはこの一点だ。本当に自由な心で鳴らされた音楽でなければ、本当の意味で神を賛美することは出来ないからだ。)
デジタル原始時代、デジタル中世に突入した人類は、これから新たな宗教戦争の時代に備えなければならない。
そのためには本物を知ることだ。歴史を振り返った上で、本物の信仰を知る事だ。
言葉では言い表すことの出来ない霊的な戦いがそこにある。
虚構で覆われた世界の中で、どうすれば正気を保っていられるか。
それを一言で表す言葉がある。
ロックンロール。
迷ったら、自分にそう呟けばいい。
これから世界は権力欲に取り憑かれた詐欺師たちの天国となる。
人間らしさを、物事の本質を、本物の信仰を、見つけることができなければ、今度こそ間違いなく世界は破壊されていくだろう。
預言者は予言が実現することを願って言葉を書き記すわけではない。
それが現実にならないために、全力で祈りながら言霊を放つのだ。
古来そうであるように、予言が外れることこそが、預言者にとっての本当の勝利だ。