さて、この日本語ブログを、実際にクリスチャンの人とか、「クリスチャンミュージック」「ゴスペルミュージック」「クリスチャンアーティスト」みたいなのに興味のある人が、果たして見てくれているかどうかわからないんですが、
ひとつ、仲間のためのPRを掲載しておこうかと思います。
もうちょっと早く記事を書けたらよかったんですが(汗)
Calling Recordsで過去に活動を共にしていた仲間の一人である「石川ヨナ」さんが、来年行うワンマンライブのためにクラウドファンディングを行っているようです。
これかな。
https://camp-fire.jp/projects/view/299649
この文章を書いている時点で、あと26日、となっていますね。
まだ間に合う(笑)
自分の記憶によれば、僕ら、というか、僕と、当時CLODというバンドをやっていた三木くんと、これも当時Soul Of Faith (通称ソルフェイ)というバンドをやっていたオオハラシンイチ氏の三人が、クリスチャンロックのレーベルを皆で立ち上げよう、と言って”Calling Records”を立ち上げたのは、2015年のこと。
Calling Recordsについては、これもなんだか、「日本で初めてのクリスチャンロック専門レーベル」みたいなことを謳っていたので、それはそれで名誉なことなので、僕もプロフィールに入れていたりしますが、
過去にも何度も言ったり書いたりしていますが、僕はあまり立ち上げには乗り気じゃなかった。
なぜかというと、僕は人とつるむのが苦手だから。(そして、それに伴う色々なものをあまり信じていないから。)
2015年の初頭に、その立ち上げメンバーであるところの、僕と、三木くんと、オオハラくんの三人でミーティング(という名の飲み会)をして、その場でも僕は、「僕は正直、こういうのあまり乗り気じゃないんだけど、でも神様がやれと言うんだったらやる」みたいなことを言っていたと記憶しています。
で、だいたいそんな感じの偽らざる気持ちです。
The Extreme Tourを日本でやりたい、とアメリカの人たちに言われた時も、
「できるわけないじゃん、そんなこと。面倒くさいし、やりたくないよ。でも、神様がやれと言うんだったら、やってみるか」と。
このCalling Recordsについても、二人から話をもちかけられた時に、
「気が進まないなあ。僕はそういうの無くても音楽はやれるし、皆で集まることにはデメリットもある。でも神様がやれって言うんだったら、あまり期待はせずに、やれるだけお手伝いしてみよう」みたいな感じ。
そう思ってみれば、「本当に心からやりたいと思ってやっていた」ことでは無いかもしれないので、いかに「信仰」とか「神様」とか理由をつけてみても、それはやるべきではなかったのかもしれない。お人好しというか、流されるのが悪い癖、というか。
でも、物事は損得で考えてはいけないし、やっていて、良かったこともあった。The Extreme Tour Japanも、Calling Recordsも。
人生は寄り道、なのだとしたら、これらは結構良い感じの寄り道だったということは言える。
Calling Recordsの立ち上げにあたっては、うちのバンドの人たちは、クリスチャンバンドではあるけれど、クリスチャン、キリスト教徒の人々に対して、シニカルに眺めているところがあったので、(それは、普通のバンドマンが、キリスト教を裏側から眺めてしまった結果だと思う)、
Calling Recordsについても、ベーシストのHassyとかは、(彼は真面目なので、余計に)、
「どうせすぐに意見の相違とかが出てきて、駄目になるだろう」
と言っていた。
で、正直に言うと、僕もそうなるだろう、と思っていた(笑)
一年も続かないんじゃないかな、って。
でも、思ったよりも長く続いてくれたね。
だから、よかったと思っている。
本当のところ、Calling Recordsは現在も名義上は存続していると思うけれど、レーベルとして皆で行った活動は、2018年が最後で、それ以来、ストップしてしまっているのが現状だ。
それは、参加していたバンド/アーティスト/個人のそれぞれが、状況が変わってしまったり、バンドが解散したり、時間が取れなくなったり、などなどの背景がある。(と思う)
でも、少なくとも2015年から2018年まではちゃんと続いて、いい感じで皆で集まって、ミーティングとかイベントとかやって、それなりに発信して(主に国内の狭いクリスチャン層向けだったと思うが)、その中でいろんな人に出会えたことは、間違いなく財産だったと思っている。
で、『石川ヨナ』は、そんなCalling Recordsの活動を通じて出会ったクリスチャンアーティスト。
ブルース色が強いので、クリスチャンブルースシンガー、とか、呼ばれていたと思う。
(本人は単に「クリスチャンロックシンガー」と言っているように思われる。)
同世代で、背格好も似ていて、表現にあたっての立ち位置が近かったことから(表現がいろいろと痛いところ、、、でも僕の方がもっと何倍も痛いが、笑)、
たぶん互いにそれなりに共感があったと思う。
Calling Recordsで共に活動していたアーティストたちは、みんなレベルが高く、それぞれに、どこに出しても恥ずかしくない、仲間として自慢できるミュージシャンばかりであるが、
石川ヨナさんはその中でも「霊的な意味でのメッセージ性」に高いものを持っていて、(言葉の意味は不明だと思うが)、僕は「ほう、なかなかやるではないか」と思っていたものだった。そして僕らは、Calling Recordsの活動を通じて、彼女がクリスチャンミュージシャンとして、霊的な領域での表現を進化させていくのを目撃したはずだと思う。
で、いってみれば、それだけでも僕は、このCalling Recordsというものに携わった価値があったなあ、と思っている。
Calling Recordsの運営状況がごたごたしていたこともあり、彼女は2019年以降は、Calling Recordsからは離れて、独自に活動をしている。
そして、Calling Recordsの活動は実質的にストップしてしまっているものの、
そこで共に活動していた仲間たちのうちに、石川ヨナさんは、その中で今でも一番がんばってらっしゃるアーティストであると思う。(みんながんばってるけどね)
彼女はこの数年、神戸を拠点にしていて、ライヴ活動を非常に盛んにおこなってきた。
横浜にいた頃からライヴが命、という感じの人だった。
Calling Recordsの皆で、彼女の壮行会ライブなどやった際など、ヨナさんは「神戸に引っ越すのは不安だ。私は一年くらいは、ライブが出来ないかもしれない」などと言っていたのだが、実際に神戸に引っ越した後、わずか一週間くらいで、もうライブをやっていたことを記憶している(笑)
そんなライヴが命であるヨナさんが、今年、コロナウイルスの影響下で、どのような思いで過ごしていたかは想像に難くない。
ヨナさんはいわゆる「クリスチャンアーティスト」の中でも、教会関係だけでなく、どちらかといえば普通のライヴハウスやライヴバーを中心に活動をしている人だが、そういったキリスト教とかゴスペルといった線引きに関係なく音を鳴らせる人だけに、
クリスチャンアーティストとしての使命感(神の愛を伝えるとか、そういうの)とともに、アンダーグラウンドで活動するミュージシャンたちのために、ライヴシーンを守りたい、という使命感が、きっとあるのだろうと思う。
そんな感じで、もしこれを読んでいる人で、クリスチャンの人であってもそうでなくても、お志のある方は、ぜひ支援してあげてほしい。
もういっぺん、これですね。
https://camp-fire.jp/projects/view/299649
Calling Recordsでは、数年間の活動の間にも、レギュラーで運営に携わっていたバンド、アーティスト以外にも、案外結構、たくさんのアーティストが関わっていた。
それらはみんな、実力があったり、メッセージがあったり、ユニークだったり、純粋にアーティストとして、ロックバンドとして、骨のある、どこに出しても恥ずかしくない優れた人々ばかりだったと思う。
たとえば三木裕季くんは、CLODの解散後にもソロで活動を続け、こんな素晴らしい楽曲を生み出した。
長い活動歴を誇るXie (サイ)(現在はブラスバンド「彩」として発展的に活動)はこんなキャッチーな演奏をしていたし。
そして僕のお気に入りのバンドであるソルフェイ(Soul of Faith)は実に気持ちのいいロックを叩き付けてくれた。
あと、あれね、僕がサイドプロジェクトとしてやっていたAtsuki Ryo with Jesus Modeも、その仲間に入れておいてくださいね(笑)
もうひとつ、Calling Recordsのいろいろを共にやってきて、今では写真家として活動しているオオハラシンイチ君も、ぜひ注目してください。
https://www.photoshin.com/
2020年現在、Calling Recordsはほぼ休止状態になっているけれども、
またタイミングや状況が揃えば、皆で集まって動き出すかもしれない。
ウェブサイトはまだ残っているし、通販も受け付けていると思うから、
ぜひのぞいて見てください。
https://callingrecordsjapa.wixsite.com/callingrecords