“God Anthem”のミュージックビデオが公開されました。
これは”Nabeshima”アルバムの中でも重要な曲のひとつです。
昨年、僕らはこの曲を”デュオバージョン”で演奏したことを覚えている人もいるかもしれません。
けれども、ついに完成形であるバンドバージョンを発表することが出来ました。
このMVの撮影はとても楽しいものでした。すべてが奇跡のように上手くいきました。ギターソロの最後のシーンで完璧な波しぶきが起きたのは、純粋に偶然でしたが、最高のタイミングでした。その興奮が伝わればいいなと思っています。
注意して聞けばわかるかもしれませんが、この曲は、日本の国歌である「君が代」を元にしています。
「君が代」を、より攻撃的な形にしたヘヴィメタルバージョンと言えるかもしれません。
そして、そこには強いメッセージ性があります。
なぜならそれは、日本の国においてイエス・キリストを宣言することに他ならないからです。
“Japan belongs to Jesus”(イエスが日本の主なのだ)と高らかに宣言することだからです。
ですから、この曲を演奏するのは勇気が必要です。
命がけで演奏する曲と言えるかもしれません。
いずれにしても、軽い気持ちでは演奏できない曲です。
この曲を説明するために、ちょっとしたビデオを作りました。
このビデオの中で僕が言っている内容は以下のようなものです。
以下は翻訳になります。
日本の人たちにキリスト教について伝えようとする時、人々の典型的な反応はこんな感じです。
「え、クリスチャン? それは西洋の宗教でしょう? 僕たちには関係ないね。ここは仏教の国だから」
僕たちは、そうじゃないっていうことを証明したかった。
なぜなら僕たちは、キリスト教を必ずしも西洋の宗教だとは考えていない。
なので僕らは、キリスト教のメッセージを、とある古い日本の歌と組み合わせることにしました。
それは、日本人にとってとても大切な歌。
それは「君が代」、日本の国歌です。
多くの日本人が、この国歌について複雑な感情を持っています。
それが嫌いだという人もいるし、とても好きだという人もいる。
けれども、これがすべての日本人にとって大きな意味を持つ歌であることは間違いない。
ある人はナショナリズムを持ってこの歌を歌う。
ある人は保守主義を持ってこの歌を歌う。
ある人は平和主義を持ってこの歌を歌う。
けれども僕らは、この曲をキリスト教の信仰をもって歌うことにしました。
君が代には、隠された意味があるような気がしていました。
それはまるで暗号のように感じられた。
音楽的に言えば、僕はそれはまるで、眠っている状態のように思えた。
まるで冷凍された、封印された状態のように。
僕らはそれを解凍しようと試みた。
音楽的にもっとアクティブに、もっと生き生きとした状態に変えた。
そして曲に隠された意味を掘り起こそうと試みた。音楽的にも、そして霊的な意味においても。
その結果がこの”God Anthem”です。全身全霊で神を讃える歌です。
それらは日本の文化に基づき、日本人の魂によって歌われる。
僕らはこの曲を”God Anthem”と呼ぶことに決めた。なぜならそれは神の国の国歌と言えるようなものだったから。
この曲には強いメッセージがある。
音楽的にも、霊的にも、そして政治的な意味さえ持っている。
これを聞いて怒り出す人もいるかもしれない。
けれども僕らは恐れない。
僕らはこの曲によって、この日本の地にイエス・キリストを宣言する。
このメッセージによって、日本を、そして世界を変えていけたらいいと願っている。
この曲には僕らのすべてを込めました。
そして、それはぶっとんだものになったと思います。
これが日本のクリスチャンメタルです。
どうかチェックしてみて下さい。