Timeline 2004

2004年1月
ナカミネ(Vo)、ヒッチー(G)、ヲイちゃん(B)、はらっち(Dr)の4人編成で、池袋手刀にてライヴを行う。このライヴを最後にヒッチーが早くもバンドから離脱。天才ヒッチー、自身の音楽にストイックゆえの選択だったと思われる。とはいえ特にケンカしたわけではなく、House Juku-Shikiでの奇妙な共同生活は続いていた。

 

2004年2月
ナカミネ(Vo,G)、ヲイちゃん(B)、はらっち(Dr)、の3人編成となり、2度ほど小規模なライヴに参加、ナカミネのギターヴォーカルも落ち着かず、また、ヲイちゃんの鬱状態や精神的な不安定さがバンド活動の障害になってくる。
2月某日、池袋手刀にて ナカミネ(Vo,G)、ヲイちゃん(B)、はらっち(Dr)、の3人編成にて演奏。奇跡的に比較的出来の良い演奏となる。デリケートではあったが優れた素養を持つヲイちゃんであったが、このライヴを最後に心身の不調によりバンド活動を離れざるを得なくなる。

 

2004年3月
ヲイの後任のベーシストを探す中、奇跡的にベーシスト、みねっち、と出会う。みねっち、は、ナカミネと同じ年で、音楽の趣味も含め様々な点でナカミネと波長の合う稀有な人物だった。ここに、[Tone – みねっち – はらっち]の、黄金のトライアングルが完成し、熱い2004年度が始まることとなる。また、Toneは後にImari Tonesのバンドとしての公式なスタートはこの時からであると定義していた。
時を同じくして、ナカミネはヴォーカリストの募集も行う。3月~4月にかけて述べ15人のヴォーカリストと面接を行うも、結局採用となるヴォーカリストには出会えず、ナカミネはやはり自分で歌うことを選択する。
3月某日、原宿RUIDOにて、ナカミネ(Vo,G)、みねっち(B)、はらっち(Dr)、の3人編成にてライヴ演奏を行う。出演したイベントは中途半端であったが、演奏の手応えは良く、黄金の三角形、理想のスリーピースの予感を得る。
本番前に、桜が満開の代々木公園にて花見。桃園の誓いよろしく、義兄弟の盃を交わす。

 

2004年4月
大塚CAVEにてライヴ。 身内ノリで妙に盛り上がる。

 

2004年5月
池袋手刀にてライヴ。少しはまともな演奏をする。
下北沢GARAGEにて昼間のライヴというものをやってみる。冷静に考えると、当時の状況下ではハードロック系のバンドが下北沢に進出するのは稀であり、少し無謀といえるが、これがこの時期のImari Tonesの不器用かつ志の高い 無茶な活動を象徴している。

 

2004年6月
下北沢ERAにて昼間のライヴというものをやってみる。
下北沢のレコード屋さんの企画ライヴにお呼ばれして新宿Red Clothにてライヴ。だんだん音にパワーが宿ってくる。
また6月中に、バンドとしての初めての音源を制作。録音はドラム以外はStudio Juku-Shikiにて行う。5曲を録音し、EP「虚数少年2」と銘打って、CD-Rの形でライヴ会場などで配布した。内容は、バンドの勢いを理想的に伝える充実したものになる。

 

2004年7月
この頃、活動方針を模索していたヒッチーがHouse Juku-Shikiから離脱、引越。
池袋手刀にてライヴ。アンサンブルはかなり固まってくる。
下北沢GARAGEにてライヴ。3人とも夏風邪という奇跡的にひどい内容。

 

2004年9月
埼玉県の某事務所の企画ライヴに初参加で、新宿Head Powerにて演奏。
池袋手刀にてライヴ。演奏内容が充実してくる。

 

2004年10月
相変わらず難しい状況の下北沢GARAGEにてライヴ。演奏内容は良かったが、空気は冷めており、よく空き缶が飛んでこなかったものだ。

 

2004年11月
池袋手刀にて、ナカミネの妹ミヅキをキーボード/コーラスに加え、試験的に4人編成でライヴ演奏を行う。4人は完璧なポップ戦闘集団となり、充実した演奏となる。そのメッセージ性のアクの強さゆえ、必ずしも娯楽性は高くなかったが、演奏のレベルは充実していた。
埼玉県の某事務所の企画ライヴにて、神楽坂DIMENSIONにてライヴ。
総じて結論づけるなら、この時期のImari Tonesの演奏は、自身の内面を掘り下げるストイックな苦悩の演奏であり、決して、観客が親しみやすいものではなかった。
高田馬場の某レーベルさんの企画ライヴで新宿Club Doctorにて演奏。非常にヴォルテージの高い演奏をする。

 

2004年12月
埼玉県の某事務所の企画ライヴにて、渋谷Gig Anticにてライヴ。
12月某日、Woodscock、飛蹴の2バンドが主催する、チャリティーライヴイベント、Heart Rock Vol.1に参加し、みねっちの参加するもうひとつのバンドであり、Imari Tonesにとっては兄弟バンドといえる盟友Poor Midnight Grandmaと共に、原宿REKIOにて演奏する。
企画そのものの盛り上がりにも助けられ、初のアンコールをもらってしまうなど、2004年の集大成といえる充実の演奏となる。
池袋手刀にてライヴ。
ナカミネ、2004年のライヴを記録したライヴアルバムを自主制作する。
これは、各ライヴハウスで普通に記録に使われるMDの内容をもとに、マスタリング処理を施しただけのもので、メジャーアーティストの”作られた”ライヴアルバムとは一線を画した、演奏の事実が生々しく記録された内容となる。タイトルも、そのまま、”2004年の演奏活動の記録”とした。

 

 

 

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