Timeline 2016

2016年1月
Toneは、2015年より続けていた「異能レース」及び「無責任なメシア」のリミックス、再構築作業を完了させる。
バンドは、コンセプトアルバム「Jesus Wind」(仮)のレコーディングに向けてリハーサルを繰り返す。

 

2016年2月
バンドは、コンセプトアルバム「Jesus Wind」(仮)のためのドラム録音を行う。

 

2016年3月
3月上旬、リミックス再構築(ReBuilt)した”Heterogeneous Species”(異能レース)”Reluctant Savior”(無責任なメシア)の2枚のアルバムをデジタル配信にてリリースする。
バンドは、コンセプトアルバム「Jesus Wind」(仮)のためのベース録音を行う。

 

2016年4月
この月、クリスチャンヘヴィメタルの元祖といえる存在であるStryperが来日し、日本において27年ぶりの単独コンサートツアーを行う。Toneの妻でありバンドのサポーターでもあるMarieはStryper Street Team Japanを運営している関係上、Toneもコンサートの裏側を少なからず覗くこととなった。クリスチャンメタルバンドとして幾ばくかの「ビジネストーク」も行われたが、キリスト教メディアであるクリスチャントゥデイの記事において、ToneはImari Tonesナカミネタカヒロの名前でMichael Sweetを相手にインタビュアーを務めることとなった。
4月19日、Toneは新橋ZZにてアコースティックソロ演奏を行う。
4月30日、バンドは町田Nutty’sにてライヴ演奏を行う。盟友ソルフェイによる企画ライヴで、ソルフェイをはじめ、GeeBars、三木ヒロキ、Peter’s Chicken Partyといったクリスチャン系のアーティストが集まり熱いライヴを行った。

 

2016年5月
5月3日、バンドは新橋ZZにてライヴ演奏を行う。比較的冷静ながらも着実な演奏を行う。
5月19日、Toneはソルフェイのオオハラ氏企画イベント”Song of Songs”に参加し、町田Nutty’sにてアコースティックソロ演奏を行う。楽器のトラブルに見舞われながらも熱演で好評を得る。
また、バンドはコンセプトアルバム”Jesus Wind”(仮)のレコーディング作業を続行、ギタートラックの録音を行う。
また小さなことではあるが、5月27日、Toneはbloodthirsty butchers吉村秀樹氏の追悼イベントに参加し、新代田Feverにて「パラレルなユニゾン」と「ファウスト」のエレクトリックギター弾き語りを行った。

 

2016年6月
バンドはコンセプトアルバム「Jesus Wind」(仮)の録音作業を続行。ヴォーカルトラックの録音を行う。

 

2016年7月
7月5日、Toneは横浜が誇るクリスチャンブルースシンガー石川ヨナのサポートとしてエレクトリックギターを担当、横浜寿町音小屋にてライヴ演奏を行う。
7月10日、Imari Tonesは横浜Bay Jungleにてライヴを行う。これは女子高生クリスチャンバンドEIMSの企画”Box of Praise”への参加であった。若いオーディエンス相手に気合いが空回りしたのかミスも多かったが大人が体を張って笑いを取りにいくような表現を大いに見せつける。
また7月初頭、Toneはコンセプトアルバム”Jesus Wind”の仮ミックス(Version0)を完成させる。
7月30日、Imari Tonesは福生チキンシャックにてライヴ。その場に居合わせたオーディエンスは少なかったが、アメリカっぽい環境との相性が良かったのか、本領を発揮する演奏を披露し、居合わせた観客を熱狂させる。
またこの時期、Toneは”Jesus Wind”の仮ミックスを仕上げるとすぐに、その次回作とも言えるImari Tones (伊万里音色)としての究極であり最後とも言える作品、「鍋島」のデモ制作に取り掛かる。

 

2016年8月
8月初頭、ToneはImari Tonesにとっての究極の到達点となる作品である「鍋島」のデモ、およびその前置きの意味合いを持ちいろいろな成り行きで作ることになってしまった通称「しましまデモ」を完成させる。「鍋島デモ」は22曲、「しましまデモ」は過去のボツ曲のリサイクルを含むものの14曲と、かなりのボリュームとなった。そしてバンドはこの「鍋島」とどのように向き合っていくべきか思案することになる。
8月後半、Toneはコンセプトアルバム”Jesus Wind”の修正ミックス(Version0.1TB)を完成させる。これを以てImari Tonesにとって「預言書」とも言うべき内容を持つ一世一代のアルバムが完成となった。

 

2016年9月
9月某日、バンドは”Jesus Wind”の完成や「鍋島デモ」の完成を踏まえて、今後の活動についてシリアスに会議する場を久々に設ける。
また9月初旬、Toneは「鍋島デモ」の歌詞を早々にすべて書き上げてしまい、ここに”12曲を二枚組、合計24曲”という鍋島の青写真が浮かび上がることになった。
9月15日、Toneはソルフェイのオオハラ氏の企画であるSong of Songsに出演、町田Nutty’sにてアコースティックソロ演奏を行う。「しましまデモ」収録の楽曲”Born Again”を早くもアコースティックで披露した他、10代の頃に書いた楽曲である「3コードで行こう!」などを演奏、テンションの高いステージとなり好評を得る。
9月25日、Toneはオオハラシンイチのソロ名義ライヴのサポートプレイヤーとしてベースを担当し新橋ZZにてライヴ演奏を行う。

 

2016年10月
この月、4年目となるXTJ (The Extreme Tour Japan)が行われた。
アメリカおよびカナダからのバンドを迎えて開催していたこれまでと違い、この4度目のXTJは南米はチリより、日本語で歌うJ-RockバンドであるVictoriano (ビクトリアノ)を迎えて行われた。
ToneおよびImari Tonesは今回も中心となって運営および演奏に携わったが、Calling Recordsの仲間の協力を得て、Calling Recordsのアーティストたちと共に各地のイベントを企画する形となった。
ToneはImari Tonesだけでなく、他アーティストのサポートとしても演奏し、また正規ベーシスト不在で来日したビクトリアノのサポートベースとして、ほぼ全公演に出演した。

XTJの企画として開催されたイベントは以下の通りである。
(ビクトリアノは下記以外にも非公式の演奏をいくつか行っている)

10月1日、愛知県 瀬戸神召教会 (出演: Imari Tones、Victoriano)

10月2日、愛知県蒲郡 国際クリスチャバプテスト教会
(礼拝のワーシップ演奏。出演: Imari Tones、Victoriano)

10月4日、渋谷チェルシーホテル (Victorianoブッキングライブ)

10月8日、下北沢Cave Be
Calling Records主催 Busking Series 2016 Final
(出演: Victoriano、Xie、Imari Tones、Soul of Faith、三木ヒロキ、石川ヨナ)

10月11日、横浜寿町音小屋
(出演: Victoriano、オオハライチ、サルーキ=、石川ヨナ、三木ヒロキ)

10月12日、大山SonRise Cafe
(Victorianoが急遽アコースティック演奏を行った)

10月14日、西横浜El Puente
(出演: Imari Tones、B.D.Badge、儀太郎、Victoriano)

10月15日、福島県 いわきR3
(出演: Feiz、Victoriano、akiyoshida、オオハラシンイチ、三木ヒロキ)

10月16日、福島県 勿来キリスト福音教会
(出演: Victoriano、オオハラシンイチ、三木ヒロキ)

10月18日、上野公園ホームレス伝道 上野よみがえり会
(Victorianoが参加して賛美演奏および炊き出しのお手伝い)

10月22日、福生チキンシャック XTJ x GRB
(出演: Victoriano、Volume-8、Shacks、asan、Imari Tones、Impureblood)

XTJの主催側として把握しているのは以上11公演である。

ツアー全体としては、慢性的な予算の不足および人員の不足、The Extreme Tourのアメリカ本国側とのコミュニケーションの不足および事実上の断絶状態、加えてこの時期顕著であったImari Tonesの内部事情の不安定さ、過去に二度お世話になっているいわきのライブハウス「パラダイスブルー」のオーナー氏の急逝など、例年以上の困難、トラブルとドラマを抱え込んでツアーは進行した。
しかし、地球の裏側から来たビクトリアノという仲間、Calling Recordsの仲間たちによる協力、そして行く先、各地でのあたたかい歓迎と熱狂に助けられ、終わってみれば、奇跡的に祝福された初年度である2013年と比較できるほどによろこびと祝福にあふれたXTJとなった。

またXTJとは別件で、この10月にToneは、某クリスチャン音楽業界の大物の好意により、来日していたハードロックバンドExtremeの東京公演の楽屋に招待され、志を同じくするクリスチャンアーティストとして、ExtremeのヴォーカリストであるGary Cherone氏と重要な会話をする機会を持った。ここに奇しくも「エクストリームツアージャパンの期間中にジャパンツアー中のエクストリームに会う」というダジャレを成し遂げることとなった。

またそれとは別に10月29日、ToneはCalling Recordsの仲間であるオオハラシンイチのユニット、「オオハライチ」のサポートでベーシストとして高円寺ROOTSにてライブを行う。

 

2016年11月
ToneおよびImari Tonesは、4度目のXTJ成功を受けてのCalling Recordsの次へのミーティング、また来年以降へ向けてのリハーサルなどを静かにスタートさせる。
Calling Recordsにおいては、Toneが「自分がやるのは今年で最後」と公言していたXTJについて、積極的に引き継ぐ方向の意見が出なかったことから、ここへきて事実上、翌年以降のXTJは行われない可能性が非常に高くなる。
またToneは、現在の状態のImari Tonesで究極の到達点たる「鍋島」を鳴らすのには無理があると判断し、半ば現在の形のImari Tonesとして最後の作品とする覚悟で、その前奏曲たる「Overture」の制作を決意する。当初”Overture EP”と呼ばれていたその計画は、8月に完成させた「しましまデモ」から数曲を選び、そこにさらに新たに書き上げた数曲を加え、さらにそこにアコースティックや打ち込みの楽曲を加えることで、全10曲というもはやEPとは言えない規模のものとなった。そしてこれはImari Tonesとしては久々の全曲日本語のアルバムとして制作されることとなった。
それに伴いバンドはこの「Overture」の楽曲に取り組み始める。
また11月某日、バンドは横浜市某所にある能楽堂にて、”Heaven’s Gate”のミュージックビデオの撮影を行う。二人のカメラマンを伴って行われた撮影は、動画だけでなくアー写の撮影も行われるなど実り多いものとなり、この日の素材からは”Heaven’s Gate”だけでなく、何曲もの楽曲のビデオが生まれることとなる。

 

2016年12月
バンドは水面下で”Overture”の楽曲のリハーサルを進める。
またこの時期Toneは長年使ってきた楽器やエフェクターを次々と手放して整理するなど、バンドの創作の最終局面へと向かう準備を、心の面と道具の面の両方で着々と進める。
またこの時期、YouTubeにおいて”Heaven’s Gate”のビデオを公開する。

 

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