バンドのウェブサイト作り直す?

今更なんだけれど、バンドのウェブサイトをWordPressにして1から作り直そうか、と思っている。
実行するかどうかはわからない。
でも、たぶんするだろう、そんな気持ちになっている。
最近ね、ちょっとウェブ上で副収入と得ることが出来ないかと思って、いろんなアフィリエイトのやり方とか自分なりに少しずつ調べてた。
で、勉強のついでにwordpressなんかも実際にさわってみたら、すごい今更なんだけどね。
ちょっと勝手がわかってきて。
けれど、そういうアフィリエイト的なこととか、ウェブ上で商売とかも、実際はそんなに簡単じゃないらしく。
そう思っていたところ、うちのバンド、3月いっぱいで一度バラしたから、現在休止中じゃん。
もっとも、昨年もOvertureの制作とかJesus Windのリリースとかやってたけれど、ライヴは少なかったから、バンドとしてはスローダウンしてたし。
で、活動休止ってことは、スタジオにも入らないし、レコーディングの費用とかもかからない。
で、ふと見ると、うちのバンド、一応は国際的に認知があるバンドなので、99%海外からだけど、毎月少しは売り上げがあるじゃない。
で、うわ、これって収益じゃん、って思って()
やばい、音楽が黒字になっている、って。
(もちろん、微々たるものだけどね)

そこで、長年かけて作り上げたオリジナルコンテンツの強みってやつを実感した。
オリジナルコンテンツって凄いんだな、って。
あとは、それをどう提示するか、それにかかっている、って、そんなことは昔っからわかっちゃいるんだけれど、
今までなかなか難しかった。
もっと言うと、コンテンツの質や量、そしてメッセージ性が、あまりにアレなので、そもそも上手く伝える、なんてことすら難しいコンテンツだった。
そんな「自分」というコンテンツをどう扱っていったらいいのか、
それがわからず、若い頃から苦労してきた。
そして年齢と共に少しずつ上手くやれるようになってきた。
歳を取るにつれて、少しずつ、世間との距離の置き方とか、向き合い方を学んできた、と言っていい。
そして、言ってしまえば、時代が追いついてこなかった()
でも、そろそろ追いついてきてくれるんじゃないかな。
感じているよ、未来から吹いてくるこの風を。
楽器や機材ひとつとってもそうだったし。
インターネットだってそうだろう。
やっと必要な機能が、少しずつそろってくる。
楽器であれなんであれ、自分が必要としていたものは、ごくごく最近まで世の中に存在していなかった。
また、これからきっと、自分が必要としていたものが、開発されたり、世の中に出てくるのだろう。
で、これまで、バンドのウェブサイトについては、昔ながらの形で、エディター的なソフトを使ってhtmlのサイトを作ってきて、その形でいいと思っていた。
その形にこだわっていたところもある。
なにしろ、いまどき、というか、2010年代に入ってからの、バンドのウェブサイトといえば、ブログ形式っぽく、最新の情報がトップに掲載されているだけで、その他のバンドの詳しいプロフィールや歴史、背景とか、ぜんぜんわからないものばっかりだったから。
それはつまり、音楽というコンテンツを、売る側としては、わかりやすく最低限のカレントの情報だけぱっと提示して、短期間のプレゼンのことしか考えていない、ということでもある。音楽っていうのは、本当はそれくらい、「売る」のが難しい、「扱う」のが難しいコンテンツだ。だからこそ、いわゆる「レコード会社」みたいな人たちは、「既に売り方がわかっている音楽」をアーティストに求める。「売り方のわからない新しい音楽」は、敬遠されるんだね。それは、昔から繰り返されてきた話である。
ともあれ、いまどきのバンドのサイトってそんなふうに情報をきちんと伝えることを最初っから放棄しているものが多い。有名なバンドならそれでもいいけど、無名のインディーとしてはそれじゃいけない。
だから、いちインディーバンドとして、バンドの情報、作品、歴史、メッセージをアーカイブして提示するためには、htmlのページを作る方がいいな、と思っていた。
でも、wordpressみたいなのを使うと、もっと色々な機能性を、ウェブサイトに持たせることが出来るじゃない。
そして、ちゃんと作れば、ちゃんと情報を網羅、アーカイブすることも出来るじゃない。
なおかつ、最新の情報や、自分のバンドの情報に限らず、いろんな企画を打っていける。もっとどんどん攻めていけるサイトになる。そして、それを軸として、演奏活動や、制作活動も企画して行ける。
そのことに気が付いた。
今はバンドをバラしたところで、次のバンドの形がどうなるのか、どうするのか、それはゆっくり見極めようと思っているところだから、
それもあって、今、うちは、じゃあ2ヶ月後に海外ツアーに行きましょうね、という感じじゃあない。
海外ツアーもしたいけれど、今、ライヴっていうのは、世界的に見てもさらに難しいんじゃないか。昔よりもさらに難しくなっていると思う。
だったら、日本発、東京発、横浜発でいいから、やっぱりウェブ上でうまく攻めて、伝えるべきだ。
その上でないと、きっとツアーも企画できないだろう。
正直なところ、ちょこっとwordpressをいじってみて、その後で自分のバンドのサイトの、とあるドキュメントを、htmlエディターで作ってみたら、うわ、不便だ、って思っちゃったんだよね()
これは、ちょっと戻れないな、って。
ただ、これをやるとなると、また作業が必要になる。
ドメインから、サーバーから、デザイン選んだり、構築から、作り直さないといけない。
はっきりいってめんどくさい。
そして、時間もかかる。
だから、ちょっと迷っている。
たぶんドメインは、もうひとつ取って、日本語のドメインと英語のドメインを完全に分けて、英語版と日本語版の両方を作ることになると思う。
やってみないとわかんないけれど。
話は変わるけれど、昔から、僕が音楽というものに向き合おうとしたかなり最初の頃から、神さんに繰り返し言われてきたことがあった。
それは「最後に武器になるのは君自身の言葉だ」というようなことだ。
神さんの言葉を日本語に翻訳するの難しいけど。
最後に残るのは言葉だ、最後に武器になるのは言葉だ、みたいなこと。
神の言うことは、いつだって、ダブルミーニング、トリプルミーニング、どころじゃなく、様々な意味合いを持っているから、
それがどういうことなのか、まだ完全にはわからないけれども、
今、自分の言葉でウェブサイトを構築し直そうかなあー、と考えている、これも、ひょっとしたら、その一環なのかもしれない。
「僕たちは、言葉を取り戻す」
そういう曲、作ったんだよね。
Overture」アルバムに収録されてる。
そのうち発表します。
待ってて。
ありがとう。

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