虹は人々の上に

本日は、日本という国の大切な儀式が行われた日だった。
その事くらいは僕も知っている。

そして、その儀式が行われた際に、それまで降っていた雨が止み、非常に美しい虹が東京の街の上にかかったらしい。

その事を、なにか神話めいたファンタジーのように解釈するほど、僕は迷信深くはないが(まあ、本気で神を信じてクリスチャンやってるから、その時点で迷信深いと言われればそれまでである)、

かといって、その事に素直に感動し、そしてこの日本という国に、これからより多くの幸せが降り注ぎ、より大きな祝福がもたらされるよう、祈り、祝う気持ちになるのは事実だ。
僕は政治的立場は比較的リベラルだと自認しているが、それくらいの愛国心というやつは、僕も持ち合わせているつもりだ。

日本という国を世界の中でも特別だと思い、自らの国として誇りに思い、愛している。だからこそ、僕はこれ「日本発クリスチャンメタル」なんてものをやっている。

日本とキリスト教の関わりをテーマに作品を作り、また、小さな事だが、ギターひとつとっても、GibsonやFender命ではなく、日本製のものが好きで使っている、みたいな小さなことからも察してほしい(笑)

バーボンも好きだし、ドイツやベルギーのビールも好きだが、一番素晴らしく美味しいお酒だと思っているのはやはり日本酒だ。(もちろん日本酒にもいろいろあるけれど)

西欧諸国だとキリスト教徒ってのは大抵、保守派になることが多いが、どういうわけか、日本においては状況は必ずしもそうではなく、どちらかというと組織としては「左側」な団体が多かったり、リベラルな人が多かったりする。(理由は、説明するまでもないだろう)

その中には、天皇制に反対する人もいるけれど、案外とクリスチャンの中には皇室の熱心なファンも結構いるのを知っている。(理由は知らん)

僕はどうかって?
僕にそういう話を振るのは間違いで、そもそも僕は社会や政治に絶望するところから始まって音楽を始めた人間であり、芸術家の端くれであるならば、よくあることであるが、自分は「国家」という概念をそれほど強固に信じておらず、自分にとって大事なものの価値観の中では、「国家」というものはわりと後ろの方に来る。

ただ、「日本人」という人々を、日本の地に生きる人々を、愛し、信じているつもりであり、それは自分の一部として、なんというか当たり前のこととして、誇りに思うのだ。

それが理解できんと言われれば、それ以上話すことはあんまりない。(右、左、関係なく)

 

だから今日はきっとめでたい日であったろう。
天も祝福していることを、僕も信じている。

ただ、今、この日本という国は、
もっとも、今は世界中がそのような状況であるけれど、
今、この日本という国には、非常に多くの問題があり、
それらの問題に直面する時、
この本来であれば、祝福すべき一日を、
複雑な気持ちをもって迎えた人たちも、日本中にたくさんいるだろうと思う。

そのような人たちが、より笑顔で、この日本という国に生きることが出来るよう、
誰一人、取り残されることなく、皆があの「虹」を、幸せな気持ちで見上げることが出来るよう、
努力するのが、国家の運営に携わる人たちの使命であり、
そして民主主義国家である以上、それは僕たち一人一人のたゆまぬ努力によって実現されるべきものだろう。

だからあの「虹」が、特定の人々や、特定の国家の体制の上に、ではなく、
日本に生きる人たち、ひとりひとり、全員の上に、その将来を祝福して、かかったものだと信じたい。
そして、そうでなくてはいけない。

なんでこんなかたっくるしいこと書かなきゃいかんの、俺。
たかだかいちメタルバンドのブログに過ぎないのに。

しかし、日本でクリスチャンヘヴィメタルバンドをやる、っていうことは、そういうことのように、俺は考えている。
たぶん考え過ぎかもしれないが、良い音楽を作るためなら、それで構わない。

 

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