真、Patreonはじめました。

 

さきほどのポストが、Twitterに書いたそのままだったので、もう少し丁寧に。

何年も前から考えてはいたことだったのですが、ようやくPatreonを始めました。
Patreonとは、御存知の方も多いと思いますが、ファンが毎月継続的に定額を支払うことによって、お気に入りのアーティストを応援、支援するサービスというかウェブサイトです。

こちらになります。
https://www.patreon.com/imaritones

 

Patreonは英語とか海外のサービスだと思いますが、日本でもすでにこのような形のクリエイターとファンとをつなぐ定額制のサービスはある程度定着しているのではないかと思います。
通常のクラウドファンディングが、特定のゴールを目指す一回きりのものであるのに対して、Patreonは継続的に支援を募っていく感じですね。

ネットを見てると、YouTuberとか、ウェブコミックのアーティストとかがやってるのをよく見かけると思います。

僕らは基本的に海外のオーディエンスをターゲットにしているバンドであり、様々な理由で、どうしても日本国内のオーディエンスが顧客というかターゲットになりにくいので、過去に行った小規模なクラウドファンディングでKickstarterやIndieGoGoを使ったように、今回こうしてPatreonを利用してチャレンジしようと決断しました。

 

音楽をお金に変える、商売にする、というのは決して簡単なことではなく、インターネット時代、さらにコロナ時代となり、状況は厳しいと思います。
しかし、これまで僕らが、Patreonとかやらなきゃ、と思っても出来なかったのは、タイミングの問題。
“Nabeshima”を作るにあたり、それで精一杯だったため、営業とか商売とかPRのことを考える余裕なんてなかった、というのが正直なところです。個人でやってるインディバンドですから。

なので、今年の上半期についに長年の目標であった”Nabeshima”を完成させ。
(具体的には、昨年9月に録り始め、今年2月で録り終え、3月でミックスして、4月は別のことやって、5月でマスタリングして、6月で手直しした。)
それが完成したことで、やっと数年来、「かかりきり」で必死にやってきたことから解放され、PRやビジネスについて考えることが出来るようになった、という状態です。

 

Patreonも、これを立ち上げるのも結構面倒くさくて、初めてだし、仕組みとかわかんないし、やっぱり準備に時間がかかりました。
やっと立ち上げて、これからガンガン、コンテンツを上げていけるようになると思います。

そしてそれはPatreonだけでなく、他のソーシャルメディアや、YouTube等も含めて、積極的にコンテンツを発信し、PRしていけるようになるはずです。そうならないといけない。

 

 

ご支援をいただく対価として、ここでミュージシャンとして自分に課したのが、「よし、毎月1曲、必ず新曲を書いてレコーディングし、それをPatronの皆さんに提供しよう」ということ。

自分は、優れたミュージシャンとか、優れたソングライターと言えるかどうかはわかりませんが、クリエイティビティというのか、曲をたくさん書く、その量だけはこなす能力はあります。(多分)

なので、クリエイティビティが無尽蔵にあるのであれば、それを生かして、毎月新曲を提供し、それでPatronの皆さんの生活を少しでも明るくしよう。そう考えたわけです。

そして、せっかくだから、Imari Tonesでやってるようなヘヴィメタルやハードロックではなく、もっと違ったものにしようと考えた。

 

毎月新曲を書いて、それを提供する。
それがソングライターとして、損になるかと言えば、まったく損ではなく、得にしかならないんですね。

はっきりいって、僕は自分のこの”Imari Tones”(伊万里音色)というバンドについては、自分の寿命とか考えた時、もう十分なマテリアルは書いています。長年の目標であった”Nabeshima”アルバムを完成させたけど、ここからさらに、アルバム3、4枚くらいの曲はすでに書いてしまっているからね。もっともほとんどはギターパート等の骨組みだけで、歌詞はまだ書いてないけれど。(歌詞はその時の年齢にふさわしいものをじっくり書かせてください)

なので、毎月新曲をPatreon用に書いたとして、Imari Tonesの創作を妨げるかというと、全然そんなことはない。
むしろ、作れば作るほど、さらにもっと新しい領域が開けていくので、そんでもって「よしPatreon用に毎月新曲書こう」と決意してから、ジャンルや曲のタイプにこだわらず、どんどんいろんな可能性の曲が書けているので、新しい可能性の扉を開いていく、という意味では、得することしかありません。

だから、もうひとつふたつ、あるいはみっつかよっつかもしれないけれど、僕は新しいプロジェクトを始めるつもり。(あまり手間のかからない形で、だけど)

 

 

ええ、毎度、話が逸れましたが、毎月3ドルぽっきりで、これら、僕が毎月新曲を書いて録るという、そのチャレンジの楽曲を、聴くことが出来ます。

そんでもって、これは実は目玉商品なのだけれども、毎月10ドルのコースで”Everything Club”を選ぶと、全アルバムのダウンロードが出来るとともに、とても貴重な”Nabeshima Demo”を提供しようと思っています。

これは、僕が”Nabeshima”を作るにあたり、本番のレコーディングの前に作り上げた「デモバージョン」。
デモバージョンなんだけれども、僕はその時、この”Nabeshima”を果たして生きて完成させられるかわからない、作れないかもしれない、と思っていたので、デモとはいえ、これをひとつの作品として発表してもいいように、(未完に終わっても形が残るように)、本気で作り上げた。

ヴォーカルはリードヴォーカルのみで、バックグラウンドヴォーカル(いわゆるコーラス)が入っておらず、ドラムは打ち込み音源、ギターはアンプシミュレーター(ほぼ全部brainworx)だけれども、ひとつの作品として成立している。

もちろん、本物のアルバムの発表前に公開してしまうわけだから、ちょっと「ネタバレ」になってしまうわけだけれども。

でも、狙い通りのサウンドを作ることが出来た、と確信している完成版と、このデモバージョンと、両方あわせて体験するくらいの価値が、この”Nabeshima”にはあると思う。それくらい自信を持っている。

 

 

また、近いうちにYouTubeムービーとかブログ等の形で自分の気持ちを声明みたいにしてポストしたいと思っているけれど、”Nabeshima”を作り上げた今、僕はもう「死んだも同然」だと考えている。

なので、それを前提に、これからのバンド活動、音楽活動、創作活動、そしてPR活動を考えていきたい。
そして新しいことを始めたい。

このPatreonをやる、っていうのも、その一環なんだけれど、これはもちろん、創作活動を続けていくためにお金を得る、ということが目的のひとつなんだけれども。

だけれども同時に、そのかわり、というわけではないけれども、僕はBandcampで販売しているアルバムの値段を下げようと思っている。ぐっと下げようと思っている。本当は無料にしたいのだけれど、完全に無料にするのは多少問題があるので、限りなく安価にしようと考えている。

 

前のポストでも書いたけれど、いい感じのプレッシャーを感じている。
これを書いている時点、ローンチしてから一日半、ってところかな。やっと3人、プレッジしてくれた。

小さい数からのスタートでいいんだよ。そういうものだから。
ゆっくり着実に、育てていけばいいんだ。
Perseveranceが、tenacityが、persistencyが、必要なんだよ。
日本語で言うと、継続、粘り強く、ってところだけれど、
やっぱり、もっとしっくりくる言葉は、ジョークっぽく「根性」って言うことかな。

 

あ、それで、これも小さなことなんですが、最初のスタートダッシュでspecial offerを設定するといいですよ、みたいに、Patreonの設定画面で出て来たからさ(この手のサイトは余計なおせっかい多い)、
それに釣られて、7月31日までに、この10ドルのEverything Clubってのにプレッジしてくれた人には、お礼のハガキを送ることにした。

コロナで郵便事情も悪いんだけど、ハガキくらいなら送れると思うから・・・

本当はCDをサインして送りたかったんだけど、アメリカに航空便でCD送れるようになるの、いつになるかわかんないし。コスト面でもハガキなら、負担にならない。(ただ、ブラジルは全部止まってるんだよなあ、確か)

それに、お世話になってる方々に挨拶の絵葉書を送る、みたいなの、ちょっと風流だし、あと、なんかいかにも出来るビジネスマンみたいじゃん。笑。

柄にもなくそういうのやってみたくなった。
非常に遅ればせながら、少しずつ大人の階段をのぼっています。
本当に発達が遅くてごめんなさい。

 

ああそうだ、一番大事なこと。
もしよろしければ、これを読んでいる皆さんも、ぜひご支援ください。
額は小さくても、いいからさ。

こちらです。
https://www.patreon.com/imaritones

 

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