桜とジーザスと私

 

おすすめのクリスチャンアーティストの作品を紹介したいと思います。

知り合い、という言い方で合っているのかわかりません。
けれども、お友達と呼ばせていただこうと思います。

 

日本人のクリスチャンアーティストですが、アメリカのテネシー州に住んでおられる方です。

“Ko and Saori”というアーティスト名/グループ名にて、「桜とジーザスと私」というアルバムを発表されています。

発表されたのは、昨年2020年のことですが、最近ようやくデジタル配信の形が整ったということで、記事として紹介させていただきます。

 

 

昨年、僕が思い立って作った、Spotifyの「日本のクリスチャンアーティスト」のプレイリスト。(また折を見て更新しなきゃ)
結構好評なようで、気に入ってくれている方もいるみたいですが、「ああ、日本のクリスチャンミュージックっていうのもいいものだな」って思って、このプレイリストを作ってみたきっかけのひとつが、この”Ko and Saori”さんのアルバムでありました。

 

シンガーのSaoriさんは、ロックやブルースをルーツに持つ、非常に個性的でパワフルなアーティスト。
また、その相方であるギタリストのKoさんは、”Ko Ito”名義で、インストゥルメンタルのアルバムを発表しておられます。

 

僕が(僕らが)、Saoriさんにお会いしたのは、僕らがバンドでアメリカに演奏しに行った時。正確にいつだったか記憶が定かではないのですが、2010年前後のことであったと思います。

その際に、Saoriさんは僕らの音楽に感銘を受けていただけたようです。イエス・キリストへの「信仰」という意味でも、あるいは少しは背中を押すことが出来たのかもしれません。

いずれにしても、その後もインターネットを経由して交流は続き、音楽や信仰に対して励まし合う友人として、また僕らのバンドのことも応援していただきました。

 

そんなSaoriさんが、念願であったイエス・キリストの愛のメッセージを込めた、日本の人たちに向けたアルバムを完成させたということで、僕も喜ばずにはいられませんでした。

 

以前にも書いたことがあるかと思いますが、僕らが音楽活動をしているのは、成功するため、というよりは、人に影響を与えて、世の中をより良い方向に変えていくため、みたいな意識があります。

僕らの音楽を聴いて、ファンになってくれたり、気に入ってくれたらそれで嬉しいのですが、
そこをさらに通り越して、
「よおし、俺もイエス・キリストについて、自分のやり方で歌うぜ」とか、「俺もやるぞ」みたいに、
人をインスパイアして新しいことを始めるきっかけになれたのなら、それはもっと嬉しいのです。

(また、他のミュージシャンに「俺たちも負けないぜ」みたいに刺激を与えたりできたら、そういうのも嬉しいです。)

その意味で、この”Ko and Saori”のアルバムには、まるで情熱と信仰のバトンのリレーのような、「そう、これだよ、俺が伝えたかったのはこれと同じなんだよ!」みたいな、手応えと共感を覚えます。

 

 

Saoriさんは、確か九州の宮崎県の出身であったと記憶していますが、ロックを愛し、ブルースを愛し、おそらくは若い頃はかなりヤンチャな方だったのではないかと思います。
結婚を機にアメリカに移住されたと伺っていますが、ブルースやカントリーの盛んなアメリカ南部、そして音楽業界の中心であるナッシュビルからほど近い場所に住んでおられ、そこで日々頑張っておられます。

そんな場所から、日本人アーティストの、日本の人々に向けた、キリスト教のメッセージを持ったロックミュージックが発信されているというのは、すごく不思議というか、興味深いことのように思います。

しかも、その音楽に込められたメッセージは、いかにも海外アーティストのような高飛車なものではなく、真心のこもった、手作りの、そして庶民的と言っていいほどに等身大の、飾り気のないメッセージです。(ある意味ブルースですね)

 

そして、そこには間違いなく「日本」が感じられるんですね。

このアルバムは、聴く人によって、感じるものは様々なものがあるかと思いますが、
その中でひとつ、僕が音楽の中に込められているメッセージとして感じ取ったのは、望郷の思いでした。

日本を離れて暮らす日本人ならば、誰もが持つであろう故郷への思い。
そして、そこに住む人々への思い。

その思いが、「桜」というテーマに象徴されて、けれどもそれは決して湿っぽくはならず、かろやかに、はつらつと、あくまで元気に鳴らされ、伝わってきます。
このあたりが、Saoriさんの個性なのでしょう。

そして、そんな日本に住む人々、そこにいる家族をはじめとする大切な人たち。
そんな大切な人たちに、大切な愛を届けたいという思いが、この作品のもっとも重大なテーマであろうと思います。

 

とても不思議な立ち位置のアルバムだと思います。
とてもユニークな成り立ちを持つ表現ではないかと思います。

Saoriさん、およびKoさんが、これまでどのよう経緯を経て、どのような物語をくぐり抜け、どのようにしてこの音を紡ぐことになったのか。
これほどの天衣無縫とも言える等身大の表現が、なぜだかアメリカはテネシーの地から、しかも非常に日本的な響きを持って為されたということが、とても素敵です。

 

目を閉じれば、きっと見えるはずです。
元気と心意気が取り柄の、ちょっとヤンチャな、だけれどどこにでもいる普通の日本の「姉貴」と言えそうな女性が。
夢と憧れを持って海を渡り、けれどもそこで様々なことを経験し、失意や挫折もきっとあったであろう、そんな中で、本当に大切なもの、他の何よりも大きなものに出会う。
そして、それによって彼女は変えられた。生まれ変わったんです。

生まれ変わった、というのは、本当の自分を見つけた、という意味でもある。
それは、成功や自己実現といったことではなく、魂の中にあることでした。

そんな生まれ変わった彼女が、どうしてもしたかったこと。それは、その大切なものを、故郷の大切な人々に伝えることだったんです。

 

そんな彼女の大切な思いが込められたアルバム、どうか体験してみて下さい。

音楽的にどう、とか、サウンドがどう、とか、そういう話ではなく。
また、アメリカ在住、であるとか、クリスチャン/ゴスペルミュージック、とか、そういう枠組みの話でもなく。

ただ一人の日本人が、世界の中で大きなものを受け止めて、それをこれほどまっすぐに表現した、という意味で。

文化的に、音楽的に、またキリスト教の歴史の中で。
そういった意味で、結構貴重なアルバムなんじゃないかと思っています。

僕は心から祝福したいと思います。

 

アルバムのリンクです。
https://spinnup.link/377232-

 

曲目の解説はしませんが、僕はタイトルトラックの「桜とジーザスと私」が特にお気に入りです。

ぜひ聴いてみて下さい。

コロナウイルスの影響で、世の中の状況は、帰国どころか、日本国内の帰省もままならない状態ですが、そんな中だからこそ、このアルバムに込められた祖国への思いは、きっと伝わるはずです。

Jesus Loves Japan.

 

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