ニューシングル、新曲、”Passion”がリリースされました。
各種のデジタルミュージックストアで配信されている他、ミュージックビデオも公開されました。
“Passion”は、これからリリースされる”Nabeshima”アルバムからのファーストシングルとなります。(アルバムの発売日は7月6日です)
これは”Japanese Traditional Christian Metal Song”(日本の伝統的なクリスチャンメタル)といえる曲です。
日本のクリスチャンミュージシャンとして、僕らはいつも、日本人にとってのクリスチャンミュージック、クリスチャンロックとはどのようなものだろうか、と問い続けてきました。
僕らがこれからリリースする”Nabeshima”は、僕らなりのその回答です。それは日本の伝統音楽に基づいてクリスチャンメタルを鳴らしたアルバムです。
この”Passion”は、そういった「和風クリスチャンメタル」のうちのひとつになります。
Official Video on YouTube
Spotify
https://open.spotify.com/track/5heNhtDzzik2BXWuKgG2sr?si=PCG4bo7RRQaqP9CHsCVcJQ
Apple Music
https://music.apple.com/jp/album/passion-single/1565361459
所感。
手元のメモによれば、この”Passion”を作曲したのは、2014年の10月となっています。
2013年以降、XTJ (The Extreme Tour Japan)をやるようになって、日本というテーマについてかなり深く考えるようになった。
なんだか和風っぽい曲が出来るようになってしまったのはその頃から。
実際に”Nabeshima”の収録曲を書いたのは2014年から2015年の前半頃。
そこから考えても、やっとここまでたどりつくことが出来た、やっと発表することが出来た、という感慨を覚えます。
能楽堂でミュージックビデオを撮影できたこと、新メンバーとなり良い形でアルバムの発表に向かっていけること、いろいろなことが形となり、本当に感謝しています。
もともとobscureでニッチなクリスチャンメタルをやっている身であり、またインディでやることの限界も感じますが、多くの人に伝わって欲しい、たくさんの人に見て、聴いてもらいたい、と願っています。
ビデオのdescriptionの直訳
伊万里音色は、ここにクリスチャンメタルと日本の伝統文化を融合します。
このビデオは日本の伝統的な能楽堂ならびに和室(茶室)を使って撮影されました。侍メタルの服装に身を包み、日本のスピリットを伝えます。
曲のタイトルである”Passion”は、情熱を表すと同時に、キリストの受難の意味でもあります。
この曲は、困難な状況にありながらも、本当の神と真実を求める人々のための曲です。
この曲の魂の戦い、内なる戦いについての曲です。日本古来の武士道にあるように、本当の敵は自らの内部にいるのです。偶像崇拝を避けるため、人は自分の中にある欲望や誘惑に打ち勝たなくてはいけません。
このビデオのテーマは自己を律すること。曲の中で「すべての偶像を破壊せよ」と歌っていますが、それは心の中にある偶像を壊すことを意味します。なぜなら本当の神を見つけるためには、心の中にある偶像を否定しなければならないからです。
イエス・キリストが主であることを宣言しつつ、この曲は伊万里音色の曲の中では最も攻撃的な部類に入る曲です。けれどもこれは魂の戦いについての曲であり、実際に彫像や建物などを破壊することを歌っているわけではないということをご理解ください。
とてもシリアスな曲ではありますが、伊万里音色はエンターテイメントを忘れません。ToneとShinryuは剣や杖術で武道の技術を披露し、Marieは扇子の舞いで日本の美を表現します。また伊万里音色のコミカルでフレンドリーな部分もきっと見てもらえるでしょう。
クールさ、美しさ、ソードアクション、武術、コミカルさと、ヘヴィメタル、そしてキリスト教の信仰。それらのものが全部一緒になって入っています。
きっと驚くことでしょう。
Video directed and edited by Shinichi Ohara (photoshin.com)
また、バンドメンバーによる解説(コメンタリー)のビデオも作りました。
Tone、Marie、Shinryuの3人でビデオの撮影を振り返り、またToneが日本人の伝統的な宗教や信仰心の在り方とキリスト教の関係についても真面目に語っています。
よろしければご覧になってみて下さい。