To Rome アニメMV公開

 

さて、今月半ばに新しいMV、”To Rome”のミュージックビデオをリリースしました。

これは、子供向けの聖書アニメ”Bearly Biblical”のテーマソングに使われた曲です。

またもインディバンドのチープなビデオではありますが、盟友であるカメラマンphotoshin氏に撮影していただき、「ちゃんと作った」MVとしては、久しぶりのものになります。

撮影場所は、昨年からすっかりお世話になっている麻生キリスト教会(川崎市)。
礼拝堂でざっくり撮影したバンド映像に、Bearly Biblicalの作者のTim Ingleさんに作っていただいた「テディベア版Imari Tones」の絵を組み合わせて作られたビデオです。
アニメとのコラボと言うような内容になるかと思います。

 

楽曲、”To Rome”は、2022年の夏にリリースした4曲入りEP”To Rome”のタイトルトラックにあたる作品です。
もともと、2020年から2021年にかけてやっていたPatreonのページで、購読者の皆さんに毎月提供していたマンスリーソングとして作られた曲です。
そのマンスリーソングの中から、これはImari Tonesの楽曲として発表しても違和感がないと思われるものを4曲ピックアップしてリリースしたのが、”To Rome”のEP。

2022年夏に行ったアメリカ遠征(The Extreme Tour West Coast)の前に、資金集めのご協力をいただく口実としてリリースした側面もある作品で、ミックスなんかもぱっとやってしまったので、振り返るとほんの少しだけ手直ししたい部分もあったりします。しかし内容的にはなかなか興味深い作品だったと思います。4曲入りのコンパクトな内容ながら、バラエティがあって、示唆に富んでいて、小粒でもぴりりと辛いというやつですね。

楽曲”To Rome”は、その中でもストレートな作風の、1980年代風の色が濃いハードロックソングです。

 

この曲はギターサウンドが気に入っています。
もともとPatreon用に制作した曲なので、こだわって(意地を張って)本物のアンプとキャビネットを鳴らして録音する、ということをせず、自宅で録音したギターサウンドです。ただ、アンプ自体は本物を使い、それをロードボックスを経由してパソコンに取り込み、パソコンのDAWの中でキャビネットのIRを使って録音しています。

しかし、結構生々しいサウンドになったんですね。
古臭い音、と言いますか。
往年のハードロックの、たとえるならば、1981年にRandy Rhoadsが弾いて録音したような往年のロックの生々しさが出せたのではないかと思っています。ギターソロのニュアンスとかね。

 

録音に使ったギターは、2017年頃からなんだかんだ録音に多用している、Bacchusのマンゴーボディの青いスーパーストラト。Global Seriesのフィリピン製のやつ。結構音がウォームなんですよ。そして、使ったODペダルは・・・
続きはまたの機会にしましょう。あまりにGeekyな内容になっても本題から逸れてしまう。

僕としてはいつも、録音に使ったギターと、MVに使うギターが違ってしまうのが違和感があって、出来ればレコーディングに使ったギターを持ってMVを撮影したいと思っているんですが、今回のビデオではフライングVを持っています。これは、Timさんに描いていただいたテディベアの私が、フライングVを持っているので、それに合わせる必要があったからです。まあ、この58年スタイルのフライングVも、僕のシグネチャールックのひとつではあります。色々ギターは取っ替え引っ替えしてますが、なんだかんだ、この58年スタイルのフライングVを持った姿がいちばんおなじみかもしれない。

 

この曲のミックスに関しては、実はビデオ(アニメのオープニング)で使われているものは、2022年夏にEPとしてリリースしたものから、少しミックスを変えてあります。もともとかなり素朴で生々しさを押し出したサウンドでしたが、アニメの主題歌として使うっていうんで、その際に、もうちょっと耳あたりの良い音にしようと思って、若干変えました。サビのヴォーカルの一部にも簡単なピッチ修正プラグインを当てたりしました。あまり音圧も出していない。YouTubeも含めたインターネットのストリーミングだと、その方が良い音に聴こえるみたいですね。

マスタリング処理で音圧をどれだけ出すか、出さないかは、なかなか深いトピックで難しいところだと思います。Spotify等のストリーミングサービスが普及してからは、音圧競争(いわゆるLoudness War)は落ち着いたと言われていますが、それでも2010年代、2020年代に作られたレコードでも、これはどうよってくらいにぶっ潰してある音源はいっぱい見かけます。僕は、ハードロック、ヘヴィメタル、そして自分の音楽には、やはりある程度、音圧を上げてぶっ潰す必要があると感じていますが、それでもさすがに、これはどうよ、これじゃ聞きづらいよ、良い作品なのに残念だな、って思うアルバムは結構あるので、難しいところです。結局は音、音楽の内容によるので、単純にLUFSなどの数字では測れないものだと思います。

 

おっと、またGeekyな話になってしまった。

どちらにしても、EPの時とは少し違うサウンドのミックスで、ポップ感が増しているので、このバージョンも別途リリースした方がいいかな、と思っていたりします。(でも、不器用だし、とろいので、いつになるかわからないけど。)

 

曲の歌詞、タイトルは「ローマへ行こう」みたいな感じですが、これは新約聖書の使徒行伝っていうのかActs、使徒の働きを見ていたら、パウロさんがなんだかやたらとローマへ行きたがっているので、うん、そんなにローマに行きたいのか、と思って、歌詞にしてみました。もうひとつ、裏テーマがあって、それは日本の戦国時代、江戸時代初期くらいの頃に、日本のキリシタンで実際にローマまで行った人が何人かいるらしく、その代表的な例はペトロ岐部という人物らしいのですが、当時の日本人が信仰ゆえにローマまで旅をするってすごいなと思って、そのへんもテーマにしています。EPのジャケットが、侍がローマに向かうという和風テイストのアートワークになっているのも、そういった理由からですね。

 

この曲が”Bearly Biblical”のオープニングテーマに採用されたのは、もともとさるお方の紹介が発端だったようです。(とてもお世話になっている、クリスチャンミュージック、ムービーの世界の大物ですが)

アニメーターのTimさんはぜひ僕らの曲を使いたいと言ってくれて、どの曲がいいか、と話してみたら、この”To Rome”が良いと。なるほど、と思いました。そして、あらためて聞いてみると、メッセージもあってキャッチーさのある良い曲だなと思ったのです。
Bearly Biblicalは、基本的に旧約聖書の内容をテディベアを使ってアニメ化したアニメだと思いますが、そこに敢えて新約聖書の内容を歌った曲をテーマソングに持ってくるのも、かえって全体像が見れて良いと思いました。

 

そして、なんと言ってもこのMVの見どころは、このTimさんが描いてくれた、テディベアになったアニメ版のImari Tonesでしょう。
Tak、Marie、Shinryu、3人とも、「似てる〜!!」と結構な評判です。笑。
もちろん、アニメのオープニングでも使われています。

 

この聖書アニメ “Bearly Biblical”は、
Loor.tv というウェブサイトで公開されています。

Loor.tvというのは、いわゆるNetflixみたいなサブスク型の映像配信サービスですが、その内容をクリスチャンの番組に焦点を当てた、いわばクリスチャン版のNetflixと言えると思います。

購読者のサポートを集めることによって、番組が作られ、公開されていく仕組みで、現在のところ、”Bearly Biblical”は第一話が公開され、もうすぐ第二話が公開されるかなという段階です。

ぜひチェックしてみてください。
こちらです。

https://www.loor.tv/project/bearly-biblical

アニメの内容は今のところ、英語なんだけど、そのうち大ヒットして、日本語化されるといいなと思っています。

 

 

ビデオの中で、言及が必要なシーンとして、最後の方で、テディベアのお尻についているタグをはさみで切るシーンがある。
これは何かって言うと、アニメ”Bearly Biblial”では、聖書の中に出てくるユダヤ人の「割礼」を、このタグの切り込みを使って表現しているので、それを再現したかった。つまり、テディベアに割礼を施すというシーンなのです。割礼って、現代のクリスチャンの間では、あまり一般的でない事柄だけど、洗礼みたいなものかな。

ビデオに出演しているテディベアのぬいぐるみ、とても可愛い子だけど、この子との出会いもなかなかドラマティックで。昨年の火事以来お世話になっている麻生キリスト教会のすぐ近所のお店で見つけた。値段はなんと1,300円でした。でも、ちょうど撮影のために大きなテディベアが必要だ、っていう時に、そこにちょうど居てくれた。まさに運命。神様の導き。
このテディベアのぬいぐるみは、今のところ、麻生キリスト教会にいて、礼拝に訪れる皆さんに可愛がられております。もしよかったら会いに来て。

 

そして、もうひとつ、ぬいぐるみと言えば、このビデオには、僕たちの個人所有のぬいぐるみもたくさん出演している。彼らは、昨年のアパート火事の際に被災して、煤で真っ黒となり、ひどい匂いが付いてしまった。家に居たぬいぐるみを、すべて救出できた訳ではなくて、それでも生き残った一部の子たちを、ビニール袋に入れて、とりあえず保管してあった。でも、匂いがひどいし、クリーニングをどうしたものか、手が出せずにいた。けれど、このMVに出演してもらおうと思って、使った。撮影して、画面の上では、結構きれいに見えるかもしれないけれど、実物を見ると、どれも煤で汚れている。

このぬいぐるみたちは、たぶん前にも、”One Sheep”のビデオに出演してもらったことがあると思う。

でも、最後にこの撮影に使って、記念に残すことができてよかった。
ずっと昔から僕とMarieが所有していたもので、大事なぬいぐるみもいくつもあったけど、この撮影の後に、教会に保管してあったのだけれど、手違いでどうやら捨てられてしまったようです。
たぶん、でも、僕たちは、彼らは自分たちの意志で選択して去っていったのだと信じています。
(ごめんね、ちょっとセンチメンタルに、変なこと書いて)

 

なにはともあれ。

僕はわりと趣味が古い人間なので、アニメ、ゲームなども含めた、21世紀の日本のオタク・ポップカルチャーには、あまり馴染めていないし、興味もない。(だから世間と接点がなく、売れない。苦笑。)

だけど、たぶんバンドやってたら、多くのバンドマンにとって、アニメのオープニングテーマをやるっていうのは、きっとひとつの夢とか目標だろうと思う。

このBearly Biblialは、今のところ決してメジャー作品ではなく、クリスチャン界隈における、ひとつの画期的な試みと言えるものだけど。

でも、他のどんなアニメでもなく、この作品に使ってもらえたことは、とても嬉しく、素晴らしく、そして神の導きを感じることです。

 

ハードな内容だけど、キュートでポップ、でも聖書のメッセージがある。
まさに僕たち伊万里音色にぴったり。
Bearly BiblicalとImari Tonesの組み合わせは、そんな相性ばっちりの組み合わせ、match made in heavenであると思います。

ありがとうございます!!!

 

 

 

せっかくだから、歌詞を掲載してみましょうか。

私、楽曲の歌詞はなるべくウェブサイトに掲載するようにしていて、英語であれ日本語であれ、対訳をなるべく載せるように心がけているんですが、”To Rome” EPに関しては、その対訳をまだ掲載していなかった。
なので、この機会に日本語訳を付けてみたいと思います。

 

英語の歌詞。

“To Rome”

This is the day
My journey starts here
I can’t wait anymore
I saw a sign
I saw an illusion
I heard an angel sing

Everything I learned
It was not in vain
My eyes are open
Now everything is new

To Rome
I have to go
Now that’s the purpose of my life
Cross the sea
Into a storm
It can do no harm to me
Because He is with me I won’t be afraid

Where is my Rome
That’s where you see my tombstone
I’m here to give you something
That’s a spirit of love

What are you waiting for
Get up and say His name
It’s time to wash away your sins
You saw the light
You heard the voice
Now come to the place you are led

Everything I did
I know it was all wrong
Once my eyes are open
Nothing is the same

To Rome
I have to go
Now that’s the mission of my life
Coast to coast
Breaking the chains
They can do no harm to me
Because He is with me I won’t be afraid

Where is my Rome
That’s where I bear my cross
I will be there to change the world

Hurry out, hurry out
Go out of Jerusalem
For they don’t accept your testimony about me
Hurry out, hurry out
Get out of Jerusalem
I will send you from here to the Gentiles

(Guitar Solo)

To Rome
I have to go
Now that’s the purpose of my life
Cross the sea
Into a storm
It can do no harm to me
Because He is with me I won’t be afraid

Where is my Rome
That’s where you see my tombstone
I’m here to give you something
That’s a spirit of love

Hurry out, hurry out
What are you waiting for
It’s time for you to wash away your sins
Hurry out, hurry out
What are you waiting for
It’s time for you to change the fate of the world

Ah ah
Oh Lord please guide us
So that we can be Your bride

 

 

日本語対訳

今日がその日だ
僕の旅はここから始まる
もう待つことなんて出来ない

徴(しるし)を見たんだ
幻のビジョンを見た
天使が歌うのを聞いたんだ

これまで学んできたこと
すべては無駄ではなかった
今僕の目は開かれ
すべてが新しく見える

ローマへ
行かなくてはならない
それが僕の人生の目的なんだ
海を渡り
嵐の中へ
どんな嵐も僕を傷付けることは出来ない
神様が一緒だから僕は恐れない

僕のローマはどこにある
それこそが僕の死に場所
僕は君に大切なものをあげよう
それは愛の精神だ

何を待っているんだ
立ち上がって神の名を唱えるんだ
罪を洗い落とす時だ
君は光を見た
そして神の声を聞いた
今こそ導かれた場所へと向かうんだ

これまでやってきたこと
すべて間違っていたとわかってる
僕の目は開かれ
すべてが変わって見えるんだ

ローマへ
行かなくてはならない
それが僕の人生の使命なんだ
世界を旅して
鎖を断ち切る
僕を縛り付けることは出来ない
神様が一緒だから僕は恐れない

僕のローマはどこにある
そこで僕は自分の十字架を背負うだろう
世界を変えるために僕はそこへ行く

急げ、急げ
エルサレムから出て行きなさい
彼らは私の証を受け入れないのだから
急げ、急げ
エルサレムから出ていくのだ
私はあなたを異邦人のもとへ遣わそう

(ギターソロ)

ローマへ
行かなくてはならない
それが僕の人生の目的なんだ
海を渡り
嵐の中へ
どんな嵐も僕を傷付けることは出来ない
神様が一緒だから僕は恐れない

僕のローマはどこにある
それこそが僕の死に場所
僕は君に大切なものをあげよう
それは愛の精神だ

急げ、急げ
何を待っているのだ
あなたの罪を洗い落とす時だ
急げ、急げ
何を待っているのだ
行って世界の運命を変えるのだ

おお主よ、導きたまえ
私たちがあなたの良き花嫁となれますよう

 

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