会いに行くUSA南部遠征

 

今年の遠征計画を発表した。
自分の言葉で綴ってみよう。

 

2024年7月、僕たちのバンドはまたアメリカ遠征に出かける。そういう予定になっている。そういう計画を立てている。

こんなふうにインディツアーを計画するのは随分久しぶりのことだ。
今ここであらためて僕たちのバンドの歴史を振り返ることはしないでおくけど、一昨年、2022年に僕たちImari Tonesは、バンドとして久しぶりにアメリカをツアーした。だけどそれは、The Extreme Tourというクリスチャンミュージックのツアーに乗っかったものだった。

 

けれども今度は、自分たちで企画する、自主ツアーだ。
こんなことをするのには、なかなか勇気が要る。
そして、こんなふうに自主ツアーを海外(まあゆってもアメリカなんだけど)で行うこと自体が、ものすごく久しぶりのことなのだ。

それはもう、10年以上前のことになる。
それから、随分時代が変わった。状況も変わった。
ロックミュージックをめぐる状況自体が、とっくに変わってしまっている。
政治的な変化、社会的な変化、音楽ビジネスの変化、生活スタイルの変化、そしてパンデミック以降の時代の流れもある。

 

ロックは衰退した。
バンドというものも衰退した。
アメリカの音楽シーンは相当に衰退した。
もっと言うと、アメリカという国そのものが随分変わった。
そのことは、一昨年訪れた際にも確かに強く感じた。

普通のローカルバンドが、あるいは、これから頑張っていこうとする若いバンドが(注:僕らは若くない)、普通に「ロック」を演奏出来るような場所は、もはや少ない。昔にくらべて、バンドで演奏出来る場所みたいなのは、ずいぶん減ったように思う。

また、レコード(音源)で稼げなくなり、ミュージシャンがツアーで稼ぐものと言われて久しいが、状況の変化やコストの増加により、もはや中堅どころの著名なバンドであっても、ツアーすることは採算が合わないと言われている時代だ。

 

そんな中で、無名のインディバンドである僕らが、このようにしてツアーを計画するのは、とても大変なことだ。それは確かだ。

でも僕らはこれをやることにした。

それは、それが僕らにとっての一歩だからだろう。
僕らはその一歩を淡々と踏み出す。
これは僕たちにとっての宿題だ。
長年の宿題だ。

 

僕らは約束を果たしに行くのだ。
必ずまた、ここに来る。
いつか、何かを成し遂げて、またここに来る。
そして、大切な人たちに会いに行く。

ひとつには、間違いなく、お世話になった人々にご挨拶に行くのだ。
ずっと待っていてくれる友人やファンの皆様に会いに行くのだ。
そしてたぶん、神様に会いに行くのだ。

もちろん、神様にはいつでも、どこでも会える。
けれど、僕たち(Tone&Marie)が洗礼を受けた場所であるテキサスに行くこと、そこで「日本のクリスチャンバンド」として、もう一度音を鳴らすことは、確かに信仰の上での大切な旅路の帰結だ。

ひとつのフルサークルと言えることでもあるだろう。
僕たちは何かを成し遂げただろうか。それは神様が知っている。
もしそうだとすれば、成し遂げた事を、僕たちは皆と分かち合いたいのだ。

 

約束はなるべく果たす。
何年かかってもいい。
そして、やっぱり大切な事を為すには何年、何十年という時間がかかるものだ。

ささやかな旅路でいい。
盛り上がらなくてもいい。
でも、たぶんきっと歩く道は祝福で溢れているだろうと思う。

 

ブッキングはまだまだ進行中だが、やっぱり、過去にくらべると、難しいと感じている。けれども、これだけの本数、なんとなく決まっているだけでも感謝です。

 

 

Imari Tones indie tour South USA
“Sensei Tour 2024” (わざわざタイトル付ける必要もないのだけど)

July 5 Fri – Houston TX – Super Happy Fun Land
July 7 Sun – Dallas TX – ICC Dallas (Japanese church) -Testimony and worship
July 12 Fri – San Antonio – Fitzsgerald’s
July 14 Sun – Chattanooga TN – Revive Church – Church event
July 17/18 – Bowling Green OH [AND/OR] Erie PA (To be confirmed)

 

もっと演奏したいと思っている。だから、演奏できる場所を知っていたら、ぜひ教えてください。

そして、テキサスに住んでいる人が居たら、もし僕たちを泊めてくれる親切な人がいたらぜひ教えてください。なんとなく宿泊できそうな場所はあるんだけど、それでもやはり、ホテルは高いし、皆さんのご協力が少しでも得られると助かるから。

 

今回、南部に行くんです。

この選択は不思議なもので、一昨年、西海岸の方に行って、そこで友人、つながりを結構作ったのだから、またそっちの方に行ってもいいと思うところ、でも南部の方に行くんだ。

それは、さっきも書いたように、昔、行った南部、テキサス。洗礼を受けた場所、会いにいくべき人々、ミッションみたいなもの、そういった理由だ。
世界は広いし、アメリカもやたら広いので、ひとつひとつ順番にやるしかないんだ。
(そんなこと言ったら、日本だって広いのだ)

けれど、色々の関係で、なぜか中西部を通ることになるので、オハイオ州の近辺でも、演奏出来ないかと思って、画策しています。7月17日、18日で画策してるのがそれです。その辺りのエリアでも、もしブッキングを手助けしてもらえるようだったら、ぜひ声をかけてほしい。

 

準備の段階でも、何人もの人とやりとりをして、様々な手助けをしてもらっている。それだけでも、本当にありがたいことだ。

だけど、今回、Funky Sunday Partyことスコット氏に、とてもお世話になっている。
彼の発案というか、彼の協力があって、今回のツアーは可能となった。

スコット(・エドワード・ジョーンズ)は、Funky Sunday Partyという名前で活動しているけれど、一昨年のThe Extreme Tourの際に良い友達になり、特にうちのバンドのドラマーのShinryu師範と親友になり、昨年の夏にはShinさん単身でアメリカに乗り込んで一緒にツアーしたばかりでなく、10月には彼は日本にやってきて一緒にツアーした。(うちのバンドはだいたいレコーディングに集中してた時期だけど)

 

そのスコットがツアーマネージャーの役割を買って出てくれて、一緒にツアーを計画している。

どんな道中になるか、楽しみではある。

たぶん色々な困難はつきまとうと思う。

乗り越えるられるかどうか。
乗り越えられると信じているけれど、それには神様の助けが必要だ。

どうか祈っていてほしい。
この旅路を最後まで歩き通せるように。
In Jesus’ name.

 

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