マンスリーソング2020年11月

 

毎月、Patreonの企画として作っているマンスリーソング。
今年2020年の7月に始めて、これで5曲目となります。

これらの楽曲は、必ずしもImari Tonesの正式な作品ではなく、スタイルや演奏内容もImari Tonesとは違ったものになるので、これらの楽曲のティーザー動画などをネットにのっけることには若干、複雑な思いがあることは先月書いた通りです。

また同時に、それなりに頑張って毎月作っていると、「これをPatreonオンリーにするのは惜しい。ちゃんとシングルにして発表すれば色々可能性があるのに」という気持ちにもなります。これはまた別の話。

けれども、逆に、それほどスタイルに縛られずに楽曲を制作して、形にできることはとても嬉しい。また大いに勉強と訓練の機会にもなっています。
なので、それらの機会をいただけることには、とても感謝しています。
Patronになってくれた方々には感謝の思いでいっぱいです。

 

僕は楽曲自体は、普段から特段に書こうとして書いているタイプではなく、生活の中でふとギターを弾いたりしている時に、あるいはシャワーを浴びている時とか、朝起きた時とか、勝手に出来てしまうタイプです。

曲を書くようになったのは16歳頃からですが、自分は商売とか商用で曲を書いているわけではありませんが、自分のバンド、自分の音楽に関しては、「書かなきゃ」と思ったことは無く、また頑張って書いたり、努力して書いたりということはありません。悪く言えば特に何も考えずに出て来るまま、という感じです。また逆に言えば、曲を書くようになった16歳以降、この「勝手に曲がどんどん出て来る」という症状に苦しめられていた、ということでもあります。まじでこれは気が狂います。

なので、Patreonのマンスリーソングに関しても、普段から勝手にコンスタントに書き溜めているそれらの曲の中から、適当にピックアップして形にする、という作業になります。

うん来月はこれでいこうかな、とか、そういうのは、その時の気分で決めていましたが、今月、11月のマンスリーソングに関しては、ふと思い立って、最近書いた曲ではなくて、とても古い曲。自分が高校時代に書いた曲を引っ張り出してくることにしました。

 

16歳で曲を初めて書いて以来、人間の青春時代というものは多感で、感性も純粋ですから、僕は高校時代を通じて、あまり正確に数えたことはありませんが、100曲以上の楽曲を書きました。
それが自分の音楽人生というかバンド人生の基礎になっています。

それらの楽曲は、シンプルなものが多く、未熟なものも多いですが、やはり感性やメッセージの純粋さ、といった面では歳を取ってからでは作れないものがあり、自分にとっては特別な楽曲たちです。

僕はこのImari Tonesというバンドをやってくる中で、それらの「高校時代の曲」を、ちょくちょく使ってきました。たくさん自主制作で作ってきたアルバム、作品の中で、それらの「純粋なメッセージ」である「高校時代の曲」を、機会を見ては曲目の中に折り込んできました。

 

今までにどれくらい録音作品として形にしたのか。
数えてみると。

それらの「高校時代に書いた楽曲」の中から、今までに38曲、Imari Tonesの作品として録音制作し、アルバムに収録していると思います。(今数えてみました)

ただし、それらはほとんどが、1998年から2005年までの間に作った日本語の作品です。
英語でやるようになってから、アルバムの中に採用された「高校時代の曲」は、”Iron Hammer”ただ1曲ですね。でもその”Iron Hammer”は、例のドイツで某有名プロデューサーに録ってもらった曲でもあり、ライヴでも定番で結構人気のあった曲なんですが。

(というわりにはYouTubeのviewが無くてすみません、苦笑)

 

「クリスチャンバンド」「クリスチャンメタル」を名乗るようになってから、それらの高校時代の楽曲を引っ張り出して、クリスチャンぽい歌詞をのっける、ということは、そういえばやってませんね。まあ、新たに書いた方が早いですしね。
(と思ったけれど、下記の”Spiritual Seeker”がありましたね。日本語の曲ですが。)

と、思ったけれど、サイドプロジェクトの”Atsuki Ryo with Jesus Mode”の2nd EPに入っている”Light In The Night”という曲は、そういえばあれは高校時代の楽曲ですね。一応、あれはクリスチャンメタルだから、サイドプロジェクトでは1曲、やってた、ということで。

ちなみに、どうでもいいことかもしれませんが、10代の頃の曲という意味では、高校を出て大学に入って間もない頃という意味で、19歳の時に書いた曲も当然あり、それらはこれまでに5曲、Imari Tonesの楽曲として録音制作されていますね。これもさっき、数えてみて気が付いたことです。

僕がImari Tones(という名前はまだありませんでしたが)の録音制作を一人で始めたのは20歳の時だったので、そこからは、順次、その時に書き下ろしたものを大体、その時その時で録音制作していた、ということになるかと思います。

 

 

話は逸れたんですが、
そんなわけで、今回、マンスリーソングとして、思い立って取り上げてみた楽曲。
17歳、というか、高校3年の春に書いた曲だと記憶しています。詳しい時期はもちろん覚えていない。5月頃だったかもしれないし、高2から高3になる春休みだったかもしれない。どっちでもいいですね。

もちろん当時、高校の頃とか、大学1年の頃にカセットテープのデモの形にした際には、日本語の歌詞が載っていたわけです。ものすごい青臭い、恥ずかしいやつが。笑。

で、今回、それに英語の歌詞をあらたに書いて、のっけてみた次第です。
タイトルは、”Stars On The Horizon”というふうになりました。
(すみません、マンスリーソングの歌詞とかタイトル、わりといつも適当です、汗)

 

ひとつ思うのは、「おいおい、高校時代に書いた曲、まだ残ってたのかよ」ということ。

さきほど、高校時代に100曲以上の曲を書いた、と言いましたが、もちろん、それらはすべてが「使える曲」というわけではない。
どちらかといえば、もちろんのこと、出来の悪い、あるいは青臭くて実用に耐えない曲の方が多いわけです。

自分にとって「大切なメッセージ」である曲の方から、今まで優先して制作してきたので、まだ残っているやつは、文字通りの「残り物」。

そんな残り物が、まだあって、しかも形にしてみたら、思いのほかいい曲に仕上がった、というのが、自分でも結構驚きです。

 

数えたことは無いんだけれども、高校時代の曲。高校3年とか、2年の冬とかに「デモテープ」みたいのを作って、大学1年の時とかもやってたと思う。
それで70曲くらいはそういった「デモテープ」の形にしていたはず。

それらの「デモテープ」は、あるいはひょっとすると、今でも実家のどこかにあるかもしれない。けれど、もう処分されてしまっている可能性も高い。

たとえあったとしても、保管状態や年月を考えると、再生できないかもしれないし、そもそも、カセットテープや、MTRのテープを再生する機器が手元に無い、みたいな話になる。

 

だから、忘れてしまった曲も多い。

それでも、自分の中で印象に残っている曲というのは、10代の頃、若い頃の記憶というのは凄いもので、不思議と今でも、自分の頭の中にちゃんと記憶していたりする。

昨日作った曲は一晩で忘れてしまったりするのにね、笑。(なので歳を取ってからはちゃんと録音してメモを残すのです)

 

今回のマンスリーソング、”Stars On The Horizon”も、そうやって記憶の中からサルベージされた楽曲です。

ちなみに、2018-2019年に仕上げた、「作り直しファーストアルバム」に収録した「仏教メタルソング」である”Spiritual Seeker”も、同じように記憶の中からサルベージした高校時代の楽曲になりますね。
これ、当時から歌詞あんまり変わってないんだよな、汗。ちょっとキリスト教を暗示する内容に変えただけで。

 

頭の中にぱっと思い出せて、わりと使えそうな高校時代の曲、まだたぶん20曲くらいはリストアップしてあるけれど、果たして今後、使う機会があるかどうか。もう、それほど大した曲は残ってないと思う。めっちゃ青臭いドラマティックな曲とか、ベーシックなハードロックのリフで面白いのが無いでは無い、という程度。

 

 

で、やたらと長々と書いたけれど、思い出話みたいなものだから。

これは、当時の90年代ヒップホップ的な、まだ当時はトリップホップというジャンルもあったか無かったか、くらいだと思うけれど、そういった90年代的なリズムにインスパイアされて、ファンクぽくしたかったんだと思う。でも結果的に全然違うものになっている。
あとはやっぱり大ファンであったSuedeの名曲であるThe Wild Onesにちょっと似ている気もするなあ(笑)

確かこの頃、古い友人にヒップホップのテープをたくさんもらって、それの影響を受けて、そういうリズムの曲をいくつか書いたんだと記憶している。

 

10代の頃には日本語で歌を乗せたけれど、あまりしっくり来なかった。
歌詞も青臭かったし。
けれども今回、数十年(?)の年月を経て、英語の歌詞を乗せたら、なんだかしっくりきた。
ああ、これがあるべき形だったのか、と、なんだか感慨深い気持ちになりました。

 

歌唱、録音などは、レトロな方向性を狙ったつもりです。
なんというか、1940年代とか、1950年代とか、そういう古臭いシンガーのレトロな曲みたいなイメージで歌ってみた、つもり。

全然そうなっていないかもしれないけれど。
でも、こういう歌唱も、若い頃は出来なかった事だから。

古い曲だけれども、こうしてあらためて形にして、命を吹き込む、その機会をいただけて、本当に感謝しています。

 

今回、ティーザー動画に、「Patreonでぜひご支援をお願いします」のトークをくっつけて、実際の楽曲は(ティーザーなので)2番のサビがちょっと聴けるだけなんだけれども。

よかったら、どんな感じか聴いてやってくださいまし。

そして、Patreonは、英語のウェブサイトで、現段階でまだ日本語は無いと思うけれども、日本の皆様も、ぜひ、ご支援いただけたら幸いです。
毎月3ドルから、マンスリーソングをお届けしております。

結構いい曲、一生懸命お届けしておりますので、
ぜひよろしくお願いいたします。

Patreonのページ、こちらです。
https://www.patreon.com/imaritones

 

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