先行シングル5曲目(!!)
光陰矢の如しという曲です。
ビデオでは過去3年間の旅路を振り返っています。(写真たくさん使っていますが、含めることのできなかった方すみません💦)
たとえ離れていても、違う時代、違う場所であっても、信じるものを通じて僕たちはつながっている、というテーマの曲です。
結構エモーショナル〜です😀
ミュージックビデオ
ストリーミング
https://distrokid.com/hyperfollow/imaritones/co-in
さて、”Co-In”という曲をリリースしました。
Co-Inというのは、「光陰矢の如し」という言葉と「共にいる」という意味合いをかけたタイトルです。
2月に発表予定の新しいアルバム”Coming Back Alive”からの5th singleとなります。
アルバム前にシングル5曲って・・・よく頑張ったなと思います。いっぺんこういう事やってみたかったんですよね。
今回のアルバムはキャッチーな曲が多く、全曲シングルでもいけるんじゃないかと思っていたので、先行シングルをストリーミングでリリースしよう、と決めたんです。5曲も。そういうことやるのが、ストリーミングで多くの人に聴いてもらうきっかけになるかな、と思って。実際よくわかんないですが。
シングル5曲の選曲はかなり迷ったんです。
アルバムの12曲の中には、もっとキャッチーな曲や、完成度の高い曲もあったと思います。
でも、メッセージ性の面と、いっこくらいバラードっぽい曲(バラードじゃないですけど)があってもいいかな、と思って、最後の5曲目としてこの”Co-In”を選びました。
この曲の歌詞は、2022年に久しぶりに参加したThe Extreme Tour (アメリカ西海岸の部)から帰ってきた後に書きました。旅を通じて出会った仲間たちへのメッセージみたいな側面があります。
海を隔てた国に住んでいても、時や場所は離れていても、同じものを信じている。愛を、キリストを、救済を、そして永遠を信じている。たとえ離れていてもキリストを通じて、僕たちはいつでもつながっているんだ、といったメッセージです。
確か歌詞を書くきっかけとして、戦国時代や江戸時代の日本のキリシタンについての本を読んだことがあったと思います。そこにあった当時の信徒たちのやりとりした手紙。その内容が、何百年も昔のものにも関わらず、まったく時を隔てている感じがしなかった。まるでそれがほんの昨日書かれたもののように、書かれている内容や書いた人物が、すぐ近くにいるかのように感じました。
それは、それらの手紙に書かれた信じる気持ちが、現代を生きる僕たちのそれと、まったく同じものだったからでしょう。
たとえ時を隔てていても、時間や空間を隔てていても、キリストという愛によってつながれ、僕たちは同じ場所にいるんだ、という事に気づいたんです。
そして、それは実はアルバムのテーマとして、アルバム全体の根底に流れているメッセージでもあります。
同じように、音楽の旅を通じて出会った仲間、友人、ファンの皆さん、そういった方々に捧げるメッセージとして、この曲をレコーディングし、そしてミュージックビデオを作りました。
ミュージックビデオは、僕たちの過去3年間のバンド活動を振り返るような内容になっています。ファンの皆さんや仲間たちと撮った写真をたくさん使っています。もちろん、ビデオの構成や曲の長さの関係で、実際に使用することのできた写真はほんの一部です。あの人や、この人、あの時の写真や、この時の写真も、使いたかったけど、含めることができなかった、そういったこともいっぱいあります。なので、もし、写真が使われなかった、この中に映っていなかった、という皆さんがいたら、大変すみません。なんとかベストを尽くして良いビデオ作品を形にしようとしたのでご理解いただけたらと思います。
しかし、ここに含まれていなかったとしても、皆さんのことを覚えています。そして皆さんのことを愛しています。Shinryu加入後の3年半だけでなく、その前も、これまでの音楽活動と旅路で出会った皆さんに、このメッセージを捧げます。
音楽的には、7拍子をところどころに使ったインディロックスタイルのバラードだということができます。繊細な感じが出ているのではないかと思います。僕らのバラード系の代表曲に”Love Is To Do Something No One Dares To Do” (ベストアルバムの時には短縮して”Love Is”とした)というのがありますが、それと同じ系統の、もう少し成熟したバージョン、続編ともいうべき曲になるかと思います。
正味な話ですが、いよいよ発表となった”Coming Back Alive”、もちろん内容には自信を持っていますが、完璧ではない部分もあります。
インディバンドで個人で音楽制作をしている中での限界は大いにあります。完璧に仕上げられたいまどきのメジャーバンドの作品とは違い、手垢のついた手作りの音だと思います。また、敢えてそのようにしている部分も大いにあります。特に今回の”Coming Back Alive”は僕の1980年代趣味を前面に押し出した作品であり、当時のチープなアナログ機材で作ったかのような音を目指し、意図してあります。(高級なアナログ機材ではなく、チープなアナログ機材、というのがポイントです)。
ですので、現代の基準で、現代のバンドの音と比較したら、かなり「なまった音」に聞こえるはず。そして、敢えてトラックも重ねていない。”Overture”以降はずっとそうなんですが、ギターは左側に一本だけ、という「すっぴん」の録音を意地になって貫いています。初期Van Halenのスタイルと言うこともできますが、そのぶん音は薄い。でも、その方が正直に自分のやっていることが伝わると思っているから、敢えてそのようにしています。
ですが、レコーディングを、火事の後の大変な時期に駆け足で行った事もあり、振り返ってみると、あれがだめだった、ここがだめだった、と思う箇所がいくつも出てきます。これが個人でやっている制作の限界です。ヴォーカルの音程の修正とか、人並みにやっておけばよかったかな、と思います。しかし僕は、そもそもヴォーカル修正のプラグインほとんど所持していないんですね。そういう編集を行うマンパワーも無い。
今まで、特に問題にならなかったけど、今回は、年を食ったせいなのか、アルバム全体の中で、いくつか、ああ、ここはラフだったかな、って思う箇所があります。
この”Co-In”にも、個人的には、もっとここをこうしたらよかった、と思う箇所がいくつかあります。
それでも敢えて5曲目のシングルに選びました。
多少、荒いところのある、手垢のついた手作りの音ではあっても、それでもメッセージが伝わればと思い、伝わることを祈っています。
そして、そのように多少荒い部分があったとしても、それ以上に良いパフォーマンス、良い曲、良いメッセージが満載された、とってもエンターテイメントしている自信作のアルバムだという事は、自信を持って記しておきたいと思います。
感謝。
アルバム “Coming Back Alive” 2025年2月7日リリース
ストリーミング、プリセーブのリンク
https://distrokid.com/hyperfollow/imaritones/coming-back-alive
Bandcampや、国内メタルショップでCDも販売します。