さて、インディバンドながら、プレスリリースというものを出しましたので、記録しておきます。
インディバンドにとって「プレスリリース」は、堅苦しいものではなく、在野のインディー海賊による「犯行声明」のようなものだと考えております。(意味不明かもしれませんが)
もともとニッチなバンドなので、送るべきメディアのあてもそれほどあるわけではなく、一部のソーシャルメディアにも掲載したりしておりますが、自分たちのバンドのウェブサイトにものっけておきます。
今はAIツールで半分くらい書くの手伝ってもらったり、英語も添削してもらえるので便利になりました。しかし今回のアルバムは伝えたい事が多く、色々のエピソードもあるので、結果的にかなり長いプレスリリースになってしまいました。
日本語に訳したものをここに置いておきたいと思います。
For Immediate Release
Date: January 28th, 2025
Imari Tonesがニューアルバム”Coming Back Alive”を発表
火事の後にファンのサポートを得て作られたパワフルなカムバックアルバム
[Yokohama, Japan] – [January 28th, 2025] – 日本初のクリスチャンヘヴィメタルバンドとして知られているImari Tonesは、(数え方にもよりますが)通算で19枚目のアルバムとなる”Coming Back Alive”を2025年2月7日にリリースします。このアルバムは、バンドの自主レーベルであるKitchen Knife Recordsからリリースされ、信仰、不屈の精神、そして音楽の持つ力を信じるバンドの精神的なルーツがそこに表現されています。
前作にあたるアルバム”Nabeshima”はヨーロッパのレーベルからリリースされ、日本の伝統音楽に影響を受けたプログレッシブかつ多様性のある音楽性をフィーチャーしていました。しかし今回の”Coming Back Alive”では、Imari Tonesはそれとは違ったアプローチで制作に臨み、1980年台のハードロックを大きなテーマとして掲げながらも、キリスト教のメッセージを含んだアルバムを作りました。
[逆境を乗り越えて]
このアルバムを作るためには大きな困難がありました。2023年6月、バンドメンバーであるTakとMarieの住んでいたアパートが火事になりました。それによって彼らのバンド活動は一時停止し、生活を立て直さなければなりませんでした。しかし、友人や仲間、そして世界中のファンの支えによって彼らは立ち直り、麻生キリスト教会に一時滞在して、住む場所が見つかるまでそこで過ごしただけでなく、アルバムのレコーディングも行いました。
“Coming Back Alive”というタイトルは火事の前から決定されていたものでした。しかし、この経験によりこのタイトルは文字通りの深い意味を持つものとなりました。このアルバムは、災厄から生還したという証、神への信仰、そして死を乗り越えて愛は永遠に続くのだというテーマを伝えるものになりました。
この火事での唯一の犠牲者はアパートに住んでいた一匹の猫でした。この猫はユニークな声で「ハレルヤ」と鳴くのです。バンドはこの猫の声を録音して曲の中で使い、思い出の記念とすると共に、その猫が今は天国で神を賛美していることの象徴としました。
[ストレートなロックへの回帰]
音楽的には”Coming Back Alive”は、Imari Tonesが初期に演奏していたようなストレートでエナジーに満ちたスタイルへの回帰となります。これは、前作にあたるアルバム”Nabeshima”において、プログレッシブや日本の伝統音楽などの幅広い実験的な音楽性を追求していた事と好対照です。
バンドのリーダーであるTakはこの変化について説明しています。
「前のアルバム’Nabeshima’は、音楽性の幅が広かった。プログレッシブな内容で、ヘヴィメタルと、日本の伝統音楽を融合したり、歌詞も日本語と英語の両方を使っていた。それはユニークだったし、今でも誇りに思っているけれど、リスナーの中にはわかりにくいという人もいた。だから今回は、もっとストレートでわかりやすいものを目指したんだ。火事から立ち直るというテーマも、明るくて希望に満ちた1980年代スタイルの音楽性とぴったり合っていた」。
このアルバムは1980年代のハードロックから強い影響を受けていて、生きている事と、新しい人生を始める事の喜びに満ちている。そこにはバンドの初期にあったような若いエナジーと楽観主義があって、なおかつ精神的、霊的な深みが感じられる。
[シングルとミュージックビデオ]
アルバムのリリースに先駆けて、Imari Tonesは5曲ものシングルをリリースし、そのすべてにミュージックビデオが作られている。それらのミュージックビデオはYouTubeで見る事が出来るが、創造性と魅力的なビジュアルにおいてファンから評価を得ている。いくつかのハイライトとしては、AIによって作られたイメージを使用した”Love Wars”や、日本食の食べ歩きツアーをフィーチャーした”Message From Above”などが挙げられる。
[LAの火災のための支援]
このアルバムのリリースに先立って、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスにおいて大規模の山火事の被害が発生した。彼ら自身が火事の後にファンの支援を得てアルバムを作ったという経緯があるため、Imari Tonesは感謝の印として、アルバムの売り上げの50%をCalifornia Community Foundationに寄付する事とした。この寄付は継続的に行われ、音楽が象徴する希望いというだけでなく、同じように火災によって被害を受けた人たちを助ける役割を果たす。
彼らがこの寄付をするのは、自らも火災から立ち直ったという個人的な理由から来るものだ。Takはこう語っている。「僕らは皆さんからいただいたご支援に本当に感謝している。だからこそ、このアルバムの売り上げを少しでも火災にあった人たちの役に立てたいんだ」。
アルバム詳細
タイトル: Coming Back Alive
リリース日: 2025年2月7日
レーベル: Kitchen Knife Records
ジャンル: Christian Metal / Hard Rock
Spotify、Apple Music、等の大手ストリーミングサービスの他、Bandcampや国内店頭でCDを販売
トラックリスト
1. Above & Below
2. Love Resurrection
3. Love Wars
4. Small Flame
5. Message From Above
6. How To Save The Multiverse
7. Co-In
8. What The Devil Hates
9. This Cat Says Hallelujah
10. Open The Door
11. Coming Back Alive
12. Rock In Heaven
ミュージックビデオ
“Above & Below”
https://www.youtube.com/watch?v=PyQ1cYs42Ps
“Love Resurrection”
https://www.youtube.com/watch?v=_84lsRZgCvQ
“Message From Above”
https://www.youtube.com/watch?v=b_dVGYxX4dM
“Love Wars”
https://www.youtube.com/watch?v=glH43TeYiy8
Spotifyプレイリスト (アルバムからの先行シングル5曲)
https://open.spotify.com/playlist/5aVVMvhhNkMSpFCDklEO8Y?si=9483d1d618134f32
About Imari Tones
Imari Tonesは日本のクリスチャンメタルバンドである。日本でクリスチャンヘヴィメタルというジャンルの先駆けとして知られる。多くのアルバムのインディペンデントに制作し、国内や海外で多数のツアーをこなし、世界中のファンに信仰のメッセージを伝えている。
Website: www.imaritones.net
YouTube: youtube.com/imaritones
Instagram: @imaritones
X: @imaritones