Imari Tonesよりアナウンスメント
2021年2月20日、横浜、日本
(英語記事原文)
日本のクリスチャンメタルバンドであるImari Tones (伊万里音色、イマリトーンズ)は、ヨーロッパ(ラトビア、イタリア)を拠点とするメタルレーベルSliptrick Recordsと契約したことを発表します。
最新アルバム”Nabeshima”のリリースのため、彼らと協力してやっていくことになりました。
僕たちは長い間、インディペンデントに音楽を作ってきました。けれども、これは重要な作品である”Nabeshima”アルバムをベストな形で発表するための決断です。
Sliptrick Recordsは、近年勢いのある、比較的新しいメタルレーベルと言えます。契約バンドの中には成功したバンドもいくつかありますが、僕たちが彼らと契約した大きな理由のひとつは、彼らが日本と強いつながりを持っているからです。彼らはいくつもの日本の人気バンドを扱っており、僕たちの音楽を、日本の音楽を愛する世界のオーディエンスに届けることが出来ます。日本から世界に向けて発信する僕たちのようなバンドにとっては、これは理に適った選択と言えます。
(たとえば彼らのAsiaのRosterを見てみて下さい。サーベルタイガーのような日本のヘヴィメタルのレジェンドと共に掲載されているのは名誉であり、身が引き締まる思いです。またMary’s BloodやLOVEBITESといった人気バンドの名前もあります。)
https://sliptrickrecords.com/roster/asia/
また同時にこれは僕たちにとっては、ヨーロッパのオーディエンスに自分たちの音を届けるまたとない機会となります。
これまで僕たちはアメリカでの演奏経験や、南米でも一定のファン層を獲得してきましたが、ヨーロッパに本格的に進出する機会はありませんでした。メタルが盛んな場所であるヨーロッパのオーディエンスに自分たちの音楽を届けることが出来ることを期待しています。
インディペンデントな精神を持ったバンドというだけでなく、クリスチャンバンドである僕たちにとっては、レコード会社と契約するというのは難しい判断でした。
音楽ビジネスとは大なり小なり偶像崇拝という要素を含みます。それは僕たちがインディであり続けようとした大きな理由でもあります。僕たちは自分たちの音楽に忠実であろうとし、また純粋でいようとしたからです。
けれども、聖書にある神の言葉を誰にも変えることが出来ないように、我々ミュージシャンが音楽の中に込めるメッセージを変えることは誰にも出来ません。僕たちにとっては、それこそが本来の戦いの場所です。大切なことはすべて音楽の中にあるからです。
僕たちは神に祈り、音楽ビジネスの世界に飛び込んで、ひとつのメタルバンドとしてベストを尽くして戦うことにしました。これは僕たちの、音楽業界というシステムに対しての新たな挑戦でもあります。
僕たちは、ファンの皆さんに、Sliptrickは共に仕事をするにふさわしい人々であることを理解して欲しいと願っています。そのことについて、僕たちは時間をかけて考え、祈りました。
ヘヴィメタルのレーベルですから、彼らは少しは悪魔的なイメージを持っているかもしれない。僕たちのファンの中には、それが気に入らない人もいるかもしれません。
けれども、僕たちは、彼らは僕たち同様に、インディペンデントな精神を持った人たちであると感じました。彼らのフォーカスは、お金よりも音楽の上にあると感じました。
(彼らのrosterのバンドをチェックしてみて下さい。そのすべてがビッグなバンドというわけではないけれど、彼らは皆、素晴らしいサウンドを持っている。それは彼らが、お金ではなく音楽に基づいてビジネスをしているということだと思います。)
彼らのrosterは、かなり多様性があり、その中にはいくつかのクリスチャンバンドも含まれています。僕たちは、そんな中に混じって、僕たちのクリスチャンメタルを演奏出来ることを嬉しく思います。
(そしてまた、日本のクリスチャンバンドであり、日本の伝統的な要素を持ったクリスチャンメタルを演奏する僕たちも、そういった「多様性」の一部であると言えるかもしれません。)
また、写真を見てお分かりの通り、この契約に前後して、僕たちのバンドにはラインナップの変更、メンバーチェジがあったことをお知らせしなければなりません。
御存知のとおり、2018年からメンバーとして演奏してきたドラマーのKoji(摩耶こうじ)氏は、昨年からしばらくの間、肩の負傷などの理由によって演奏活動が出来ない状況にありました。
僕たちは彼の復帰の可能性について話し合いましたが、残念ながら、今後の活動を進めるために、僕たちは難しい決断をせざるを得ませんでした。
良いニュースは、僕たちはすでに新しいドラマーと出会い、共に活動を始めているということです。彼の名はShinryuといい、彼は素晴らしいドラマーであると同時に、優れた武術家でもあります。
(新しいラインナップについての詳細なアナウンスは、別途いたします。)
繰り返しになりますが、この決断は、僕たちが今後も音楽を作り続けていくための判断であるということをご理解ください。
僕たちは前に進み、成長していかなくてはならない。そして僕たちは、ファンの皆さんと共に成長していきたいと思っています。
皆さんのお祈りを感謝します。お祈りをぜひお願いいたします。
たとえ僕たちが不完全であろうとも、そこに神様の導きがあるようお祈り下さい。
そして僕たちは、この旅路を皆さんと一緒に体験できることを願っています。
これから僕たちは、この”Nabeshima”アルバムをなるべくベストな形で皆さんにお届け出来るよう全力を尽くします。
これはImari Tonesからの、最高の贈り物であると、お約束出来ます。
24曲入りのダブルアルバムであり、その中には「ヒットソング」がいくつもあります。
それらを文字通りの意味でヒットにすることが出来るよう、お力添えをいただけたら幸いです。
In Jesus’ mighty name we rock! (僕たちはイエスの偉大な名のもとにロックする)
Tak “Tone” Nakamine / Imari Tones (伊万里音色)
(Photo by Shinichi Ohara – photoshin.com)